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COJIRI安曇野 3号店のブログ一覧

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(60件)
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“働く意味”を支える支援

こんにちは、保育士のさきです。 先日の就労B型事業所の見学に続き、今回は就労A型事業所を見学させていただきました。 今回お邪魔したのは、松本市の穏やかな地域に工場を構える「ハートフルワークス松本FVP」さんです。こちらでは、食品トレーやペットボトルの選別作業を行っています。 工場に入ると、2本の大きなコンベアが並び、その周りで職員さんたちが活き活きと働いていました。 食品トレーの選別では、1本のコンベアに複数の方が並び、流れてくるトレーをそれぞれが“やりやすい位置”で受け取りながら作業していました。 お話を伺う中で、「それぞれの得意を活かせる配置を考えている」という言葉が心に残りました。集中力が長く続かなくても、はじくべきトレーを見分けるのが得意な方には先頭をお願いするなど、苦手ではなく“得意”を軸に作業の流れを組み立てているそうです。先頭の方が見逃したものを、次の方が拾って仕分けることもあり、自然と流れに合わせて補い合うような配置になっているのが印象的でした。 私も食品トレーの選別を体験させていただきましたが、数分の体験でも緊張し、集中しすぎて疲れてしまいました。流れてくるスピードに合わせて瞬時に判断し続ける作業は、まさに熟練の技で、日々この作業を続けている皆さんのすごさを改めて感じました。今回見せていただいたのは、「苦手がある人が頑張っている姿」ではなく、「職人としての技術」そのものでした。 工場の目立つ場所には「飲み会に行こう!」と書かれた目標ボードがあり、1日の目標生産数をクリアすると1マス塗りつぶし、全部埋まるとみんなで飲み会に行くそうです。数字が得意な人も難しい人も、同じ楽しみを共有できる工夫がされていて、支援者と利用者という関係ではなく、「一緒に働く仲間」として尊重し合っている空気を感じました。 今回の見学では、働くうえで一番大切なのは「働きたい」「稼ぎたい」という本人の意思だというお話を聞きました。 支援者としては、つい「仕事をするためのスキルを身につけてもらわなければ」と考えてしまいがちですが、その前に必要なのは“働く意味”を見つけられること。その人が「やってみたい」と思える気持ちを育てることです。 これからの支援でも、その“根っこ”の部分を大切にしていきたいと思います。 放課後等デイサービスCOJIRI安曇野3号店

COJIRI安曇野 3号店/“働く意味”を支える支援
研修会・講演会
26/06/23 13:32 公開
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砂遊び道具のアップデート

こんにちは、保育士のさきです。 最近、だんだんと暑さが増し、お水や砂の感触が気持ちいい季節になりましたね。 コジリ3号店では、公園での活動がより楽しくなるように、砂遊びの道具を少し増やしました。 今日はその紹介と、子どもたちの様子をお伝えします。 用意したのは、大きめのバケツ、大きめのスコップ、ペットボトル、ジョウロ、柄杓です。どれも特別なものではありませんが、子どもたちの手にかかると立派な“探究の道具”になります。 今まで使っていた小さなバケツは型抜きにも使えて便利でしたが、大きなバケツには水を汲んでおき、必要なときに自由に使えるようにしています。興味を持った子が何度もひっくり返してしまうのもご愛嬌です。ジョウロに水を入れて草花にあげる子もいれば、砂を入れて感触を確かめる子もいて、同じ道具でも遊び方は本当にさまざまです。 100円ショップの砂場セットに入っていたスコップは、大きな穴を掘るには少し物足りなかったので、大人も使えるサイズのプラスチックスコップを仲間に入れました。ザクザク掘れて、たくさんすくえて、遊びが一気にダイナミックになります。中には、両手のひらで柄を挟んでドリルのように回しながら穴を掘る子もいて、発想の豊かさに思わず感心してしまいました。 ペットボトルは、調理活動で使ったジュースの空き容器です。実質0円ですが、子どもたちにとっては宝物のような存在で、取り合いになるほどの人気です。砂場の上に置いた小さなバケツへ水を移しながら、トプトプという音を聞いたり、あふれた水が砂にしみ込む様子をじっと観察したりする姿もあり、真剣な眼差しがとても印象的でした。 ジョウロは子ども用の小さなゾウさん型ですが、草花に水をあげるほほえましい姿が見られたり、土や砂に撒いて変化を確かめたりと、こちらも大活躍です。砂は乾いているときと濡れているときで手触りも重さもまったく違うので、その違いを一緒に感じる機会を今後も大切にしたいと思っています。 柄杓は、残念ながら初日に壊れてしまいました。構造的に弱かったのもありますが、興味を持って真っ先に手に取った子が、水を撒いてみて、砂をすくってみて、地面に叩きつけてみて…結果、柄が折れました。子どもたちはまだ「これをしたらどうなるんだろう」を手探りで確かめている最中です。「こうすると壊れるんだ」という気づきが少しでも残ったなら、あの柄杓もきっと報われることでしょう。 砂遊びは汚れる遊びです。そこに水が加わると、さらに汚れます。しかし、お洋服や靴が汚れる大変さ以上に、子どもたちが得ているものはたくさんあります。 *砂や土の性質を知ること *乾いた砂と濡れた砂の違いを体で感じること *「汚れて不快」という身体感覚を知ること *自分の体の状態を把握すること *そして思い切り遊ぶことで情緒が安定すること (保育や発達の視点だけでも、砂遊びには数え切れないほどのメリットが詰まっています!) こうした経験は、家庭ではなかなかできない“唯一無二の感覚体験”です。 保護者の皆様には、いつもお洗濯のご負担をお願いしてしまっていますが、そのおかげで子どもたちは大切な体験を積むことができています。 「家ではなかなかできないから、思い切りやってほしい」 そんな温かい言葉をかけてくださる保護者の皆様のご理解とご協力に、心から感謝しています。汚れたお洋服が、きれいになっているのを見るたびに、子どもたちの育ちを一緒に支えてくださっていることを実感します。 これからも、子どもたちの「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、私たち自身も一緒に楽しめる支援を続けていきたいと思います。 放課後等デイサービスCOJIRI安曇野3号店

COJIRI安曇野 3号店/砂遊び道具のアップデート
教室の毎日
26/06/19 14:32 公開
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期待の心理学

こんにちは、保育士のさきです。 今日は、大人の「期待」が子どもの成長にどんな影響を与えるのかについて、心理学の視点からお話しします。 ■ 期待が子どもを変える 子どもたちは、大人の「まなざし」の中で行動が変わっていきます。 「この子はきっと大丈夫」と信じて見守るのか。 それとも「どうせダメだろう」と諦めてしまうのか。 子どもの今の姿だけで可能性を決めつけず、「きっと成長していける」と信じて関わる姿勢が、子どもの力を引き出す鍵になります。 ■ 【ピグマリオン効果】信じる力は伝染する 大人が「この子は伸びる!」と心から信じて関わると、自然と声のトーンや表情、接するタイミングが変わっていきます。 そのポジティブな変化はしっかりと子どもに伝わり、「自分ならできるかもしれない!」という自信(自己効力感)へとつながります。大人の前向きな期待は、関わり方を変え、子どもの意欲を育むきっかけになります。 例えば、子どもが靴を履くのに時間がかかっている時。 ついつい先回りして履かせてしまうことがあるかもしれません。 ”余裕があるなら”そこをぐっとこらえて、「この子ならできる」と信じ、あえて少しだけ待ってみてください。 ちょこっとだけお手伝いをするのもいいですね。 「あなたならできるよ!」と言葉にしなくても、その見守る姿勢が大人の最高の期待として、子どもにはちゃんと伝わります。 ■ 【ゴーレム効果】疑いは現実になる 反対に、「どうせ無理だろう」と思ってしまうと、その諦めの気持ちは、無意識のうちに態度や言葉の端々ににじみ出てしまいます。 関わりが冷たくなったり、挑戦させる前に止めてしまったり……。 すると子どもは「自分はやっぱりダメなんだ」と、自分を信じられなくなってしまいます。 否定的な期待が、否定的な結果を生んでしまう。これが「ゴーレム効果」です。 ■ あなたは、どんな大人でありたいですか? 子どもは、大人のまなざしを鏡のように映し出します。 完璧である必要はありません。 「きっと大丈夫」と信じて寄り添う姿勢そのものが、子どもの未来を支える力になります。 あなたは、どんな大人でありたいですか? 放課後等デイサービスCOJIRI安曇野3号店

COJIRI安曇野 3号店/期待の心理学
教室の毎日
26/06/17 14:28 公開

たのしい+おもしろい=たのしろい✨

こんにちは、保育士のさきです。 今日は、子どもたちからふっとこぼれる愛おしい言葉、「混合感情語」 についてお話しします。 私のCOJIRI3号店では、1日の締めくくりに「おわりの会」を行い、子どもたちに“今日の一言”を紹介してもらっています。 そこでは、子どもたちがその日を振り返って一言ずつ教えてくれます。 「おもちゃで遊んだ!」と元気に話してくれる子もいれば、 「おやつおいしかったです!」と満面の笑みで教えてくれる子もいます。「ポテト!」と好きな食べ物を紹介してくれる子もいるし、 言葉ではなくそっと職員の手にタッチして気持ちを伝えてくれる子もいます。 どの子の表現も、その子らしさがあふれていて、毎日がちいさな宝物のような時間です。 そんな中で、昨日ふっと出てきたのがこの言葉。 「たのしろかったです」 一瞬「ん?」と戸惑ったのですが、すぐに意味がすっと入ってきました。 「楽しかった」と「面白かった」が融合してしまったんだ。 それくらい気持ちが高ぶって、言葉が追いつかなかったんだ。 そう思った瞬間、お部屋全体がふわっと温かい空気に包まれました。 子どもたちは、感情がピークに達したとき、既存の語彙だけでは表現しきれず、自分の中の“感じたまま”をそのまま言葉にしてしまうことがあります。 それが 混合感情語(合成語)。 *「楽しい」+「面白い」 *「嬉しい」+「びっくり」 *「悲しい」+「悔しい」 こうした“混ざった気持ち”が、まだ整理される前に そのまま音になって出てくるのです。 これは、感情が豊かで、安心して表現できる環境にいる証拠。 子どもたちのふとしたつぶやきは、その子の世界が一瞬だけ開いたサイン。 だからこそ、聞き逃さず、否定せず、意味を汲み取ることが大切です。 そして、その言葉が私たち支援者の癒しにもなる。 「たのしろかったです」 この一言が、私の心まであたたかくしてくれました。 子どもたちの言葉は、辞書には載っていないけれど、その子の“今”が詰まった宝物です。 これからも、そんな小さなつぶやきを大切にしながら、日々の支援をたのしろんでいきたいと思います。 放課後等デイサービスCOJIRI安曇野3号店

COJIRI安曇野 3号店/たのしい+おもしろい=たのしろい✨
教室の毎日
26/06/15 13:28 公開

子どもの気持ちと共調(co regulation)

こんにちは、保育士のさきです。 今日は、支援していてなんとなく感じている現象(共調)についてお話します。 夕方、帰りの時間が近づくと、疲れや空腹、気持ちの切り替えの難しさが重なって、涙が出てしまうことがあります。 ある日も、「もう帰りたい」という気持ちが強くなり、カバンを背負ったまま泣けてしまう場面がありました。私はその子に近づいて、背中側から触れました。このときは、あえて声はかけません。泣いている最中の子にとって、言葉はときに刺激が強く、かえって気持ちが高ぶってしまうことがあるからです。 そっと頭に手を置き、ゆっくりと撫でながら、手のひらを視界にすべらせるように動かしました。そのとき私が心の中で考えていたのは、「早く泣きやんでほしい!」ではなく、“髪サラサラで気持ちいいなぁ…撫でてると癒やされるなぁ”という、とても穏やかな感覚でした。 不思議なことに、私が癒やされて幸せな気分でいると、その穏やかさがそのまま子どもにも伝わっていきます。 無理に泣き止ませようとしたわけではないのに、気づけば子どもの呼吸がゆっくりになり、自然と気持ちの切り替えができていました。(共調) ---別の日には、あるルールの扱いが少し曖昧で、「今日はどうするのがいいんだろう」と迷いが生まれたことがありました。その“ほんの少しの迷い”が、私の身体にじわっと出てしまっていたんだと思います。呼吸が浅くなったり、動きが速くなったり、声が揺れたり。すると、その揺れは子どもたちにも伝わり、いつもより不安が強く出てしまいました。(共調の逆:不共調mis attunement) ここで改めて感じるのは、大人と子どもは互いに影響し合う存在だということです。先ほどのように大人が穏やかでいると子どもも落ち着きやすく、逆に大人が揺れていると子どもも揺れやすくなる。どちらの場面も、共調という仕組みの中で自然に起きています。 --- 逆に、子どもの状態が大人に影響することももちろんあります。子どもの揺れに自分の身体が引っ張られる瞬間…焦りが出てきたり、呼吸が浅くなったり、子どもの反応に自分の感情が反応し始めたり。そんなときは、別の職員と交代することも大切な判断です。 「できなかった」ではなく、 “今の自分の状態では、子どもに安定を渡せない”と気づけたからこそできる選択。支援者も人間なので、子どもの感情に引っ張られることはあります。でも、だからこそ交代という仕組みがあり、子どもが安心できるようにチームで支えています。 --- 子どもが泣いたり怒ったりすると、お母さんやお父さんも気持ちが揺れること、ありませんか。それは当たり前で、むしろ自然なことです。 支援者でも同じように揺れることがあります。 だからこそ、「お母さんが悪いわけじゃない」「あなたのせいじゃない」と伝えたいです。大人の揺れは悪いことではなく、ただ“人としての反応”なんですよね。 *大人が揺れると子どもも揺れる。 *大人が落ち着くと子どもも落ち着く。 *揺れを感じたら交代するのも大切。 *保護者も支援者も、人として揺れることがある。 大人の落ち着きが子どもに伝わる瞬間は、支援者としての喜びそのもの。 これからも、自分の状態を意識しながら、子どもたちと向き合っていきたいと思います。 放課後等デイサービスCOJIRI安曇野3号店 ※ここで言う共調は、2人以上の神経系が互いに影響し合い、情動と身体の状態を安定させるプロセスのことを指しています。日本ではまだ発展途上の概念co‑regulationの定義です。

COJIRI安曇野 3号店/子どもの気持ちと共調(co regulation)
教室の毎日
26/06/12 13:47 公開
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