吃音とは?症状、原因、治療法を解説!

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吃音という言葉は一度は耳にしたことがあると思います。吃音は、言葉を流暢に発せない・スムーズに発話ができない・言葉そのものを発することができないといった様々な症状があります。この記事では吃音の症状や原因、そして様々な治療法について紹介します。

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吃音とは?

吃音とは、発音や言葉の明瞭さ、聞き取りに困難さがある状態のことをさします。英語でdysphemiaもしくはdysphemicといいます。吃音は、吃音症(英語でstutteringもしくはstammering)や、どもり症とも呼ばれています。吃音はその子の特性のひとつで、環境を整えたり、接し方を変えることで、逆に特性として活かすことができます。

この吃音は、男女比でいうと男4:女1になっており、男性の方が多いとされています。

男女比は4:1くらいで、男性に多いですが,幼児期は男女差はあまりありません

出典:http://www.rehab.go.jp/ri/kankaku/kituon/overview.html#sec-d
わかりやすいように、吃音の会話の一例を紹介します。

通常:「わたしは、リンゴが好きです。」
吃音:「わ、わ、わたしはぁーーーーー、りっ、りん、りんごが、す、すーーーーきで、す。」

と、話す時に言葉がうまく発音できないことが多いです。

しかし、環境を整えたり、工夫して接することで、症状をやわらげることはできます。また、本人の自己肯定感が下がることを防ぎ、二次障害などにつながることもなくなります。

吃音には難発型・伸発型・連発型の3つの型があり、次の項目で詳しく説明していきます。

吃音の種類別の症状

吃音の主な症状としては、言葉を発しようとする際に言葉がつまってしまうことです。これは、長い言葉でなくても、あいさつやお礼といった短い言葉でもなってしまいます。そして、瞬間的な返事をするときも、すぐにぱっと言葉が出てこないことが多いです。

吃音には主には3つの種類があります。3つの型にしたがい、吃音の症状について具体的な特徴を説明していきます。これらの種類は併発している場合もあります。

難発型の吃音

この難発型は,言葉そのものを発するときに詰まってしまう型のことを言います。

具体的な特徴としては、
・無理して言葉を発しようとすると、顔が歪み、体が硬直してしまう
・そもそも、言葉の最初の一音が出てこない
・知力や言語能力は十分にあるが、伝えたいことが伝えられない
などが挙げられます。

伸発型の吃音

この伸発型は,最初の一音が伸びてしまう状態です。
例:「あした」→「あーーあーした」

具体的な特徴としては、
・話していると言葉の語尾をよく伸ばす
・難発型をかくすために、伸発型の吃音になる
・「えー、あー」といった音を文章の間に挿入してしまう
などが挙げられます。

連発型の吃音

この連発型は,同じ単語や音を繰り返して発音してしまう型です。繰り返し言葉を発してしまうことから、「間発性吃音」とも呼ばれます。
例:「こんにちは」→「こ、こ、っこんにちは」

具体的な特徴としては、
・文章や言葉の1音目を繰り返し発してしまう
・連発型の吃音を隠すために、難発型・伸発型の吃音になる
・最初の1音以外は流暢にしゃべられるが、一息置くとまたどもってしまう
などが挙げられます。

その他の症状

吃音には以下のような症状もあります。

■随伴運動
不自然に体を動かしてしまいます。

■吃音回避
どもりやすい言葉や、苦手な行を話さないように、しゃべらないようにします。

■動悸息切れ
吃音に対する不安や緊張から、動悸が激しくなったり、呼吸が荒くなったりします。

■変動現象
どもりが起こっていない状態でも、突然吃音が起こってしまう状態です。

どういった場面で吃音は発現しやすいの?

苦手な行の言葉を発しなくてはいけない時

吃音をもっている人の中には、「サ行が苦手」や「タ行が苦手」など、その人特定の苦手な行がある人がいます。この行や苦手な言葉を発さなくてはいけないときに、吃音を発現してしまうことが多いです。

周りの目を気にしすぎたり、不安な状況

吃音を周りの人から笑われたりからかわれたりする経験があると、周りの目を気にしてしまうようになります。学校で音読しなければならない時や皆の前で挨拶をするときに緊張してしまい、吃音になってしまうことがあります。

どもらないようにしようと、吃音を意識しすぎた時

吃音の理解がない人に、吃音のことを注意されたり叱責されたりすることで、必要以上に吃音を意識してしまうことがあります。吃らないように気をつけると、逆に症状が悪化してしまうことが多いです。

吃音の原因

精神的な緊張が声帯や口唇(こうしん)などの発声器官の運動を阻害することによって、吃音が起こると考えられています。これが発生する要因として以下の心理的要因・先天的要因・脳の要因・環境要因の4つが考えられています。

1.心理的要因

きっかけになったトラウマ経験が心理的要因となり、吃音症の原因となると考えられています。このトラウマ経験にはストレス・いじめ・過度なしつけといったものが考えられます。

2.先天的要因(遺伝)

先天的要因によるものかは、諸説あり、吃音の親族がいる家系では子どもも吃音となりやすいという仮説もありますが、これは環境要因によるものだとの反論もあります。

3.脳の要因

海外では、脳の一部に問題があり吃音症になるといわれています。脳に問題があることで、トラウマ経験といった心理的要因も関係して症状をひどくする可能性があるとも言われています。

4.環境要因

子どもが言語を獲得していく段階で、パパやママとの会話や子どもを取り巻く言語獲得の環境を受けて吃音になることがあります。これは未就学児にかぎらず、ある程度大きくなってからも周りの環境により、吃音になることもあります。

吃音は自然となくなるの?治療は必要?

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吃音は自然と治るの?いつまで症状は続くの?

吃音の約7~8割くらいが自然に治ると言われています。
吃音の症状が残る人もいますが、症状があってもその人らしく生きられる環境を作ったり、特性を逆に強みとして活かしたりすることもできます。しかし、失敗体験を積み重ねて自己肯定感が下がったり、コミュニケーションそのものが嫌になったりすることを避けるために、早期に環境を整えたり、コミュニケーションの方法を学ぶことは大切です。

吃音の対応方法

吃音への対応方法をいくつか説明します。

■環境整備
吃音があっても、環境を整えることで、その特性を生かせるようになったり、スキルを獲得しやすくなったりします。環境づくりとしてはたとえば以下のようなものがあります。

・どもっていてもゆっくり待ってあげましょう

・本人のコミュニケーションをとりたいという意思を尊重しましょう

■言語トレーニング
言語トレーニングを二つご紹介します。

・発声法のトレーニング
わざと伸発のゆっくりしたペースの発声から普通のペースに徐々に変えていくという発声トレーニングです。自分の発声のリズムをつかむことができ、徐々に吃音の症状を改善していきます。

・腹式呼吸
腹式呼吸はお腹から声を出す発声方法ですが、吃音の発声トレーニングにも効果があると言われています。さらに、気もちをリラックスさせるのにも効果的だと言われています。適度な緊張感があるときが一番吃音症状が出ないと主張する人もいます。吃音症状が出たとき、もしくは発声する前に、吃音に対する過度な不安を腹式呼吸で取り除きましょう。

■薬物療法
医療機関によっては、薬物療法を実施している場合もありますが、効果のほどははっきりとはわかっていません。薬の多くは吃音を治すというよりかは、緊張をやわらげる働きをもっています。また、吃音による鬱などのいわゆる二次障害に対する薬もありますが、副作用が大きいため、多用するのはよくありません。医師とよく相談したうえで、最低限の利用量にしましょう。

まとめ

吃音は、その子の特性のひとつです。その子にあった環境をつくったり、コミュニケーションの方法を見つけることで、生きづらさを解消することができます。

しかし、吃音をからかわれたり恥ずかしい思いをしたりすることで自己肯定感が下がったり、人前で話すことが嫌になり、コミュニケーションそのものが嫌になってしまうこともあります。そのような失敗体験を重ねないためには、早期にその子に合った対応方法をすることが大切です。周りの人の理解を得たり、適切な環境があることでその子らしく生きていくことができます。
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