言語療法・言語聴覚療法とは?対象の障害、具体的な内容、子どもに対して自宅でできるトレーニングなどを紹介
ライター:医師・専門家監修|発達障害・支援のキホン
言語療法・言語聴覚療法とは、話す、聞く、食べるなどの機能に障害のある子どもや大人に対して行われるリハビリテーションのひとつです。言語聴覚士を中心に、医師や作業療法士、子どもの場合は教師なども含めたチームで実施されます。
ここでは、言語療法が対象とする障害、具体的な訓練内容、言語療法を受けることのできる施設などについて紹介します。
監修: 中嶋理香
日本福祉大学 教育心理学部 教授
発達心理学、発達臨床心理学をベースに保育士、教師、保護者と共に「子どもの生きにくさ」を考えることを基本にし、活動。コミュニケーション支援や食べる機能の発達支援を実践している。
言語療法・言語聴覚療法とは?
言語療法とは、言葉を話したり聞いたりする機能に障害がある人に対して、日常生活を円滑に送るために行われるリハビリテーションのことです。言語療法は、英語ではspeech and language therapyと表記され、しばしばSTと呼ばれています。
言語療法の対象は、言語機能の障害、話し言葉の障害ですが、食べたり飲み込んだりする嚥下(えんげ)機能の障害も対象です。聞こえに関する障害のリハビリも行われる場合には、言語聴覚療法とも呼ばれています。
言語療法の対象は、言語機能の障害、話し言葉の障害ですが、食べたり飲み込んだりする嚥下(えんげ)機能の障害も対象です。聞こえに関する障害のリハビリも行われる場合には、言語聴覚療法とも呼ばれています。
子どもの言語療法の効果は?どんなことをするの?
子どもの言語療法は、言葉だけでなく、運動やコミュニケーションなど、発達全体に働きかけるようなアプローチが行われます。子どもの社会性が育ち、日常生活で使える言葉を獲得できるよう、言葉やコミュニケーション面を楽しく伸ばしていきます。子どもの言語の発達段階に合わせて、おもちゃや絵カード、プリントなどを使用することもあります。
言語療法は言語聴覚士を中心に行われる
言語療法は、主に専門家である言語聴覚士により行われます。言語聴覚士は、文部科学省または厚生労働省が指定する養成校で学び、言語聴覚士国家試験に合格している「話す」「聞く」「食べる」のリハビリに関するスペシャリストです。英語でSpeech-Language-Hearing Therapistと表記し、こちらも略すとSTとなります。
言語聴覚士は対象者に対して、各種検査と状態の評価を行い、リハビリのための訓練メニューを組み立てていきます。言語訓練には状態によって、絵カードやプリントなどのツールが用いられるほか、最近では、スマートフォンやタブレット端末のアプリを活用した例も見られます。
また、言語療法は、言語聴覚士を中心としながらも、医師などの医療専門職、介護福祉士などの保健・福祉専門職、心理専門職、子どもの場合は教師など学校関係者などと連携し、チームで連携しつつ行われます。
言語聴覚士は対象者に対して、各種検査と状態の評価を行い、リハビリのための訓練メニューを組み立てていきます。言語訓練には状態によって、絵カードやプリントなどのツールが用いられるほか、最近では、スマートフォンやタブレット端末のアプリを活用した例も見られます。
また、言語療法は、言語聴覚士を中心としながらも、医師などの医療専門職、介護福祉士などの保健・福祉専門職、心理専門職、子どもの場合は教師など学校関係者などと連携し、チームで連携しつつ行われます。
言語聴覚士(ST)とは?役割や仕事内容、言語聴覚療法や資格の取得方法について詳しく紹介します【専門家監修】
言語療法の対象となる障害
言語療法の対象となる障害はいくつかあります。
主なものとしては、
・言語発達性遅滞(子どもの言葉の遅れ)
・吃音
・脳機能の障害による言語障害(失語症、高次脳機能障害など)
・構音障害
・音声障害
・嚥下(えんげ)、咀嚼(そしゃく)の障害
・きこえの障害(聴覚障害)
などです。言語療法ではこれらに対して検査を行いその結果から個々人にあったリハビリの計画を立てていきます。
主なものとしては、
・言語発達性遅滞(子どもの言葉の遅れ)
・吃音
・脳機能の障害による言語障害(失語症、高次脳機能障害など)
・構音障害
・音声障害
・嚥下(えんげ)、咀嚼(そしゃく)の障害
・きこえの障害(聴覚障害)
などです。言語療法ではこれらに対して検査を行いその結果から個々人にあったリハビリの計画を立てていきます。
言語発達遅滞(子どもの言葉の遅れ)
言語発達遅滞とは子どもの言葉の遅れを指し、生活年齢から予測される平均的な発達状態よりも、言葉の表出や理解が大幅に遅れていることをいいます。
言語発達遅滞の原因はさまざまありますが、「ことばの鎖(Speech Chain)」という「会話」に関わる一連の流れ(話し手が頭の中でメッセージを考え、声と言葉を使って相手に伝え、これを聞き手が聞き、聞き手の頭の中でメッセージを解読するという流れ)のいずれかに原因がある場合が多く、耳の聞こえに関する問題や、言葉の理解に関する問題、発達障害や知的障害(知的発達症)など認知機能に問題がある場合などが考えられます。
また、ただ言葉が出るのが遅れているだけという場合もあります。これには大きく分けて2通りあり、ひとつ目は、その子の言葉を獲得するスピードが「ゆっくりなだけ」というものです。子どもの成長のスピードは個人差が大きく、その場合、乳児期の時点では言葉が遅れていても、年齢が進むにつれて、遅れが目立たなくなることも多いと言われています。実際に乳幼児期に言葉の遅れがあっても、多くは5歳ごろには周りに追いつくという調査もあります。
もうひとつは、発達や聴覚になんらかの障害があり、その兆しとして言葉が遅れる場合です。この場合には、治療や言語療法を受けることになります。
言語発達遅滞の原因はさまざまありますが、「ことばの鎖(Speech Chain)」という「会話」に関わる一連の流れ(話し手が頭の中でメッセージを考え、声と言葉を使って相手に伝え、これを聞き手が聞き、聞き手の頭の中でメッセージを解読するという流れ)のいずれかに原因がある場合が多く、耳の聞こえに関する問題や、言葉の理解に関する問題、発達障害や知的障害(知的発達症)など認知機能に問題がある場合などが考えられます。
また、ただ言葉が出るのが遅れているだけという場合もあります。これには大きく分けて2通りあり、ひとつ目は、その子の言葉を獲得するスピードが「ゆっくりなだけ」というものです。子どもの成長のスピードは個人差が大きく、その場合、乳児期の時点では言葉が遅れていても、年齢が進むにつれて、遅れが目立たなくなることも多いと言われています。実際に乳幼児期に言葉の遅れがあっても、多くは5歳ごろには周りに追いつくという調査もあります。
もうひとつは、発達や聴覚になんらかの障害があり、その兆しとして言葉が遅れる場合です。この場合には、治療や言語療法を受けることになります。
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吃音
吃音とは同じ音を繰り返したり、言葉が円滑に出ずに詰まったりする状態を指します。例えば、「みみみみかん」と同じ音を繰り返したり、「みーかん」と音が引き延ばされたり、「……みかん」など、言う言葉がとっさに出てこず、詰まったりします。
吃音には発達性吃音と獲得性吃音の2種類があり、9割の人は発達性吃音だと言われています。発達性吃音は2歳から5歳あたりの子どもに見られることが多く、その発症率は5%程度とされています。
一方の獲得性吃音は、脳の損傷や心的ストレスなどが原因となり、10代後半以降の子どもや大人に多く見られます。
吃音には発達性吃音と獲得性吃音の2種類があり、9割の人は発達性吃音だと言われています。発達性吃音は2歳から5歳あたりの子どもに見られることが多く、その発症率は5%程度とされています。
一方の獲得性吃音は、脳の損傷や心的ストレスなどが原因となり、10代後半以降の子どもや大人に多く見られます。
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脳機能の障害による言語障害
脳機能の障害による言語障害とは、発語や発声や運動器官に問題がないものの、脳の言語機能・高次の認知機能の障害が起こることにより、聞いた言葉を理解できなかったり、言いたい言葉が口から出なくなってしまう障害のことです。
■失語症
失語症とは「言葉の記憶喪失」のような状態であり、いったん獲得された言語知識が脳の損傷により失われてしまうことです。失語症では、言語中枢に障害が現れるため、話すことのほか、相手の言ったことを理解することや文字の読み書きにも障害が現れます。
■高次脳機能障害
高次脳機能障害とは、脳の記憶や知覚をつかさどる認知機能の障害のことで、脳卒中や交通事故による頭部の損傷などが原因となります。さまざまな面で影響が出てきますが、言葉においては「言いたい言葉がうまく出てこない」「聞こえているが理解ができない」などの影響があります。
■失語症
失語症とは「言葉の記憶喪失」のような状態であり、いったん獲得された言語知識が脳の損傷により失われてしまうことです。失語症では、言語中枢に障害が現れるため、話すことのほか、相手の言ったことを理解することや文字の読み書きにも障害が現れます。
■高次脳機能障害
高次脳機能障害とは、脳の記憶や知覚をつかさどる認知機能の障害のことで、脳卒中や交通事故による頭部の損傷などが原因となります。さまざまな面で影響が出てきますが、言葉においては「言いたい言葉がうまく出てこない」「聞こえているが理解ができない」などの影響があります。
構音障害
構音障害とは、身体の中の音を作る機能に障害があり、思ったように発音ができない状態のことです。器質性構音障害、運動障害性構音障害、機能性構音障害という種類があります。
■器質性構音障害
怪我や疾患などが原因で、音を作る器官の変形や欠損が起きることで発音に影響が生じることを、器質性構音障害と言います。先天性と後天性があり、先天性のものは口蓋裂など、後天性のものはがんによる手術などが原因となります。
■運動障害性構音障害
パーキンソン病や脳卒中など、発音に関する運動をつかさどる神経の疾患が原因で起こるのが、運動障害性構音障害です。口や舌の動きをコントロールできないことで、発音に影響が出てきます。
■機能性構音障害
脳や神経に異常が見られないのに発音に問題がある場合を、機能性構音障害と呼んでいます。学齢期になってもさ行やか行を正しく発音できない、赤ちゃん言葉が続く、子どものころに身につけた発音の間違いが大人になっても直らないなどの症状があります。
■器質性構音障害
怪我や疾患などが原因で、音を作る器官の変形や欠損が起きることで発音に影響が生じることを、器質性構音障害と言います。先天性と後天性があり、先天性のものは口蓋裂など、後天性のものはがんによる手術などが原因となります。
■運動障害性構音障害
パーキンソン病や脳卒中など、発音に関する運動をつかさどる神経の疾患が原因で起こるのが、運動障害性構音障害です。口や舌の動きをコントロールできないことで、発音に影響が出てきます。
■機能性構音障害
脳や神経に異常が見られないのに発音に問題がある場合を、機能性構音障害と呼んでいます。学齢期になってもさ行やか行を正しく発音できない、赤ちゃん言葉が続く、子どものころに身につけた発音の間違いが大人になっても直らないなどの症状があります。
嚥下(えんげ)、咀嚼(そしゃく)の障害
言語療法では、口腔の機能、つまり食べることに関する障害も対象となります。食べることに障害があると、食べ物が気管に入っておこる肺炎(誤嚥性肺炎)や食べ物による窒息など命にかかわる可能性があるほか、低栄養による体力・免疫力の低下が起こった結果、食べる喜びに影響することもあります。
きこえの障害(聴覚障害)
音や声が聞こえない、あるいは聞こえにくい障害です。病気や怪我などさまざまな原因があります。
大人の場合は加齢によって聞こえづらくなり、アナウンスや電話が聞こえないなど生活に支障をきたすことがあります。また、子どもが生まれつき耳のきこえが悪い場合、コミュニケーションや言葉の発達の面に遅れが生じることがあります。
言語聴覚療法では、難聴などの「聞こえ」に関する疾病や障害のリハビリも行います。
大人の場合は加齢によって聞こえづらくなり、アナウンスや電話が聞こえないなど生活に支障をきたすことがあります。また、子どもが生まれつき耳のきこえが悪い場合、コミュニケーションや言葉の発達の面に遅れが生じることがあります。
言語聴覚療法では、難聴などの「聞こえ」に関する疾病や障害のリハビリも行います。
言語療法の具体的な内容とやり方
言語療法の全体的なやり方として、まず言語聴覚士を中心にどのような問題が問題が起こっているか、何がその原因なのかを評価し、それぞれに合った訓練メニューを組み立てて実行していくという流れで行われます。
言語療法の種類
言語療法には多くの種類があり、障害の程度やその人の状況に合わせて言語聴覚士が訓練メニューを設定します。言語聴覚士と対象者による個別支援が多いですが、中には集団訓練として、発声やコミュニケーションの支援などを複数人で行うこともあります。
また、言語療法は病院や事業所で受けることが多いですが、最近では、Zoomなどを用いた遠隔指導も行っています。言語聴覚士により自分でもできる訓練メニューやリハビリ後の生活の工夫などの指導も行われます。
また、言語療法は病院や事業所で受けることが多いですが、最近では、Zoomなどを用いた遠隔指導も行っています。言語聴覚士により自分でもできる訓練メニューやリハビリ後の生活の工夫などの指導も行われます。
言語療法の内容とやり方
ここでは障害ごとによく行われる言語療法の具体的な内容を紹介します。
■言語発達遅滞(子どもの言葉の遅れ)
言語発達遅滞(子どもの言葉の遅れ)への具体的な言語療法については、第4章の「子どもの言語療法と自宅でできるトレーニング方法」で説明します。
■吃音
現在、吃音については確立された治療法というものがありません。 一般的には、言語聴覚士による言語訓練、カウンセリング、認知行動療法などが行われることがあります。
■構音障害
構音障害の言語療法では、正しい息の吐き出し方を練習するブローイング訓練や、舌の筋肉や運動機能を鍛える口腔筋機能療法、正しい音を身につける構音訓練法などのリハビリが行われます。
また、構音障害の原因によっては外科手術や歯科医師が発声を促す装置を装着するという場合もあります。
■嚥下障害
嚥下障害の言語療法では、食べるための筋肉を鍛えるなどの間接訓練と、実際に食べ物を使用した直接訓練があります。間接訓練では口の体操をする、ガムをかむなどで運動機能を刺激し、直接訓練では専用の食器などを使って実際に食べる練習を行います。さらに、その人の嚥下機能の状態で楽しく、おいしく食べられる物を提案してもらうこともあります。また、言語療法を通してその人に合った一口の量の把握などスムーズに食事をする方法も探っていきます。
■失語症
失語症の言語療法では、絵カードなどを用いて日常生活でよく使う言葉の理解や想起を促したり、発声したりするリハビリが行われます。絵カードとは、「リンゴ」や「座る」などのイラストと文字言葉がセットで描かれているカードで、視覚的に言葉を認識しやすくしたものです。また、言葉だけでなくジェスチャーなど言葉以外でコミュニケーションを取る練習もしていきます。
■高次脳機能障害
高次脳機能障害の言語療法では、パズルなどのプリントやゲームなどを用いた注意力向上の支援、記憶力の維持向上の支援や記憶力を補うためのプリントやアプリの使い方の練習などを行っていきます。
■言語発達遅滞(子どもの言葉の遅れ)
言語発達遅滞(子どもの言葉の遅れ)への具体的な言語療法については、第4章の「子どもの言語療法と自宅でできるトレーニング方法」で説明します。
■吃音
現在、吃音については確立された治療法というものがありません。 一般的には、言語聴覚士による言語訓練、カウンセリング、認知行動療法などが行われることがあります。
■構音障害
構音障害の言語療法では、正しい息の吐き出し方を練習するブローイング訓練や、舌の筋肉や運動機能を鍛える口腔筋機能療法、正しい音を身につける構音訓練法などのリハビリが行われます。
また、構音障害の原因によっては外科手術や歯科医師が発声を促す装置を装着するという場合もあります。
■嚥下障害
嚥下障害の言語療法では、食べるための筋肉を鍛えるなどの間接訓練と、実際に食べ物を使用した直接訓練があります。間接訓練では口の体操をする、ガムをかむなどで運動機能を刺激し、直接訓練では専用の食器などを使って実際に食べる練習を行います。さらに、その人の嚥下機能の状態で楽しく、おいしく食べられる物を提案してもらうこともあります。また、言語療法を通してその人に合った一口の量の把握などスムーズに食事をする方法も探っていきます。
■失語症
失語症の言語療法では、絵カードなどを用いて日常生活でよく使う言葉の理解や想起を促したり、発声したりするリハビリが行われます。絵カードとは、「リンゴ」や「座る」などのイラストと文字言葉がセットで描かれているカードで、視覚的に言葉を認識しやすくしたものです。また、言葉だけでなくジェスチャーなど言葉以外でコミュニケーションを取る練習もしていきます。
■高次脳機能障害
高次脳機能障害の言語療法では、パズルなどのプリントやゲームなどを用いた注意力向上の支援、記憶力の維持向上の支援や記憶力を補うためのプリントやアプリの使い方の練習などを行っていきます。
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子どもの言語療法と自宅でできるトレーニング方法
ここからは、子どもの言語療法・言語聴覚療法について解説していきます。
前述したように、子どもの言葉の遅れには、年月を経るごとに自然と言葉が追いついてくる場合と、発達障害や聴覚障害の兆しとして言葉が遅れているという2つの場合があります。子どもが幼い段階ではその違いに判別がつきにくいことが多いですが、言語療法のトレーニングを受ける中で、原因がはっきりすることが多いと言えます。
子どもの言語療法では、言葉に対してだけではなく、運動やコミュニケーションなどその子どもの発達全体に働きかけるようなトレーニングが行われます。
子どもへの言語療法の流れは、以下のようになります。
前述したように、子どもの言葉の遅れには、年月を経るごとに自然と言葉が追いついてくる場合と、発達障害や聴覚障害の兆しとして言葉が遅れているという2つの場合があります。子どもが幼い段階ではその違いに判別がつきにくいことが多いですが、言語療法のトレーニングを受ける中で、原因がはっきりすることが多いと言えます。
子どもの言語療法では、言葉に対してだけではなく、運動やコミュニケーションなどその子どもの発達全体に働きかけるようなトレーニングが行われます。
子どもへの言語療法の流れは、以下のようになります。
検査
子どもの場合もまずはどのような原因でどのような困りごとが起きているかを評価します。言語聴覚士や医師による問診、聴力検査、発達検査などを実施し、言葉の遅れなどの状態を確認し、その結果をもとに子ども一人一人に合わせた目標や訓練メニューなどの計画を立てていきます。
子どもの場合は遊んでいる様子を見て評価することもあり、訓練メニューも発達段階を考慮しながら組み立てていきます。
子どもの場合は遊んでいる様子を見て評価することもあり、訓練メニューも発達段階を考慮しながら組み立てていきます。
支援、トレーニング
子どもの言語療法の支援は、個人へのアプローチ、環境へのアプローチ、家族へのアプローチの3つの観点から行われます。
■個人に対して
子どもが楽しみながら社会性を伸ばし、日常生活で使える言葉を獲得することを目指して、個別、または集団で遊びを取り入れたトレーニングが提供されます。
言葉が育つ土台をしっかりと作るためにおもちゃ等を用いた認知訓練から始まり、言葉が出てくると子どもの言語の発達段階に合わせて、絵カードやプリントなどを使用し、聞く、読む、話す、書くことという言葉全般に働きかけてトレーニングを行っていきます。その他には、コミュニケーションの面を伸ばす内容も含まれます。
子どもの言語療法の特徴としては、遊びを通して子どもが楽しみながら自発的に取り組めるようにするということがあります。こういったトレーニングは、保護者が付き添うこともあれば、保護者とは離れて言語聴覚士と子どもだけで行うこともあります。
■環境に対して
発達段階や本人の状況に合わせて、トレーニングに集中して取り組むことのできるように、環境にも配慮を行います。例えば、部屋の中に集中を妨げる刺激物を最小限にし、スケジュールを黒板に書いて視覚的に伝え時間に見通しを持たせることで、子どもが過ごしやすい環境をつくるなどです。
■ご家族に対して
子どもの発達について理解ができるように、検査の結果から子どもの発達段階について説明をしたり、トレーニングを経たことによる子どもの言葉の変化について説明を行います。また、言葉の発達を促すために必要な環境への配慮など、子どもの発達を促す工夫を教えてくれます。
また、子育てや、子どもの学校生活について家族の抱えている悩みや心配事を相談することもできます。
■個人に対して
子どもが楽しみながら社会性を伸ばし、日常生活で使える言葉を獲得することを目指して、個別、または集団で遊びを取り入れたトレーニングが提供されます。
言葉が育つ土台をしっかりと作るためにおもちゃ等を用いた認知訓練から始まり、言葉が出てくると子どもの言語の発達段階に合わせて、絵カードやプリントなどを使用し、聞く、読む、話す、書くことという言葉全般に働きかけてトレーニングを行っていきます。その他には、コミュニケーションの面を伸ばす内容も含まれます。
子どもの言語療法の特徴としては、遊びを通して子どもが楽しみながら自発的に取り組めるようにするということがあります。こういったトレーニングは、保護者が付き添うこともあれば、保護者とは離れて言語聴覚士と子どもだけで行うこともあります。
■環境に対して
発達段階や本人の状況に合わせて、トレーニングに集中して取り組むことのできるように、環境にも配慮を行います。例えば、部屋の中に集中を妨げる刺激物を最小限にし、スケジュールを黒板に書いて視覚的に伝え時間に見通しを持たせることで、子どもが過ごしやすい環境をつくるなどです。
■ご家族に対して
子どもの発達について理解ができるように、検査の結果から子どもの発達段階について説明をしたり、トレーニングを経たことによる子どもの言葉の変化について説明を行います。また、言葉の発達を促すために必要な環境への配慮など、子どもの発達を促す工夫を教えてくれます。
また、子育てや、子どもの学校生活について家族の抱えている悩みや心配事を相談することもできます。
自宅でできるトレーニング方法
子どもの言語療法では、自宅でできるトレーニング方法や関わり方も言語聴覚士から教えてもらうことができます。
例えば言葉に遅れがある子どもには以下のような方法があります。
・子どもに分かりやすい言葉で話しかける
・子どもの表現を受け止める
・子どもの好きなものに共感する
具体的な内容は子どもの発達段階や障害の種類によって変わってきます。自宅学習用のプリントやアプリなどもあるので、言語聴覚士と相談しながら子どもに合ったトレーニング方法を探していきましょう。
例えば言葉に遅れがある子どもには以下のような方法があります。
・子どもに分かりやすい言葉で話しかける
・子どもの表現を受け止める
・子どもの好きなものに共感する
具体的な内容は子どもの発達段階や障害の種類によって変わってきます。自宅学習用のプリントやアプリなどもあるので、言語聴覚士と相談しながら子どもに合ったトレーニング方法を探していきましょう。
言語療法を受けるためには?
言語療法はどこで受けることができるの?
言語療法を受けるためには、医師による診断が必要です。その診断をもとに言語聴覚療法が処方されます。。まず、かかりつけの病院で症状や困りごとなどを相談した上で、言語療法が必要かどうか判断しましょう。
日本言語聴覚士協会のホームページから、全国の施設検索が可能です。所在地や施設名や障害の種類で詳しく検索できるので、お住まいの近くの言語療法が受けられる施設を調べてみてはいかがでしょうか?
また、自治体によっては言語聴覚士による療育や在宅訪問サービスなどを行っていることもありますので、福祉などの担当窓口で相談してみるとよいでしょう。
以下のHPから、言語療法を行う専門家である言語聴覚士のいる施設を検索することができます。
日本言語聴覚士協会のホームページから、全国の施設検索が可能です。所在地や施設名や障害の種類で詳しく検索できるので、お住まいの近くの言語療法が受けられる施設を調べてみてはいかがでしょうか?
また、自治体によっては言語聴覚士による療育や在宅訪問サービスなどを行っていることもありますので、福祉などの担当窓口で相談してみるとよいでしょう。
以下のHPから、言語療法を行う専門家である言語聴覚士のいる施設を検索することができます。
言語療法の実施場所は?
■医療機関
病気やけがの治療やリハビリが目的の場合、担当医から紹介・指示を受けることになります。この場合、健康保険が適用となります。また、子どもの場合も医師の診断・指示があれば医療機関で言語聴覚士の指導を受け、健康保険が適用となることもあります。病院のリハビリテーション科を訪れてみましょう。
■教育・療育のサービス
子どもの場合、「ことばの教室」「きこえの教室」といった小学校などの通級制度、特別支援学校、療育施設で言語療法を受けられる場合もあります。検討している方は子どもの通っている園や学校に相談したり、自治体に問い合わせてみるとよいでしょう。
■福祉施設
施設・地域によって異なりますので、各施設や自治体の定める手続きをとります。訪問リハビリテーションなど介護保険の適用になる場合もありますので、福祉窓口、ケースワーカーや民生委員に相談してもよいでしょう。
■民間施設
民間が行っている言語に関する指導を行う教室です。内容や費用などは施設によって変わってきます。利用を検討している場合や見学したい場合には、施設に直接申し込みを行います。
病気やけがの治療やリハビリが目的の場合、担当医から紹介・指示を受けることになります。この場合、健康保険が適用となります。また、子どもの場合も医師の診断・指示があれば医療機関で言語聴覚士の指導を受け、健康保険が適用となることもあります。病院のリハビリテーション科を訪れてみましょう。
■教育・療育のサービス
子どもの場合、「ことばの教室」「きこえの教室」といった小学校などの通級制度、特別支援学校、療育施設で言語療法を受けられる場合もあります。検討している方は子どもの通っている園や学校に相談したり、自治体に問い合わせてみるとよいでしょう。
■福祉施設
施設・地域によって異なりますので、各施設や自治体の定める手続きをとります。訪問リハビリテーションなど介護保険の適用になる場合もありますので、福祉窓口、ケースワーカーや民生委員に相談してもよいでしょう。
■民間施設
民間が行っている言語に関する指導を行う教室です。内容や費用などは施設によって変わってきます。利用を検討している場合や見学したい場合には、施設に直接申し込みを行います。
言語療法にかかる費用は?
■医療機関
医療機関で治療・リハビリの一環として言語療法を受ける場合、費用は治療内容などによっても異なりますが、健康保険が適用されます。
■教育機関
学校や療育センターなどで言語療法を受ける場合、無料から有料まで、自治体や施設により異なります。年会費などが別途必要になる場合もありますので、各施設のWebサイトなどでご確認ください。
医療機関で治療・リハビリの一環として言語療法を受ける場合、費用は治療内容などによっても異なりますが、健康保険が適用されます。
■教育機関
学校や療育センターなどで言語療法を受ける場合、無料から有料まで、自治体や施設により異なります。年会費などが別途必要になる場合もありますので、各施設のWebサイトなどでご確認ください。
まとめ
言語療法とは、日常生活を送る上で欠かせない言葉や聞こえ、嚥下(えんげ)に障害のある子どもや大人に対して行われるリハビリテーションのひとつです。
言語療法の対象となるのは、言葉の遅れがある子どもや、失語症、構音障害、高次脳機能障害などです。それぞれ困りごとや原因が異なるため、言語療法ではまず各種検査などを通して評価を行い、一人ひとりに合った訓練メニューを組み立てていきます。
実施場所も医療機関から民間の施設まで年齢や障害に応じてさまざまです。言語療法を検討している方は、医師や自治体の障害福祉窓口に相談してみるといいでしょう。
言語療法の対象となるのは、言葉の遅れがある子どもや、失語症、構音障害、高次脳機能障害などです。それぞれ困りごとや原因が異なるため、言語療法ではまず各種検査などを通して評価を行い、一人ひとりに合った訓練メニューを組み立てていきます。
実施場所も医療機関から民間の施設まで年齢や障害に応じてさまざまです。言語療法を検討している方は、医師や自治体の障害福祉窓口に相談してみるといいでしょう。
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