食べ方にも個性がある?娘が食事に3時間かける理由

ライター:ヨーコ
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授乳中も、離乳食も、普通の食事でも、なかなか食べきれない娘。一度の食事が2,3時間に及ぶことも。一体どうしてだろうと思っていたある日、こんな文献をみつけたのです。

飲まない、食べない子ども時代。

娘がまだ赤ちゃんのころ。

授乳を始めると、うまく吸うことができず、なかなか体重も増えませんでした。
ミルクも足しても、病院で売っている病弱児のための乳首をつけても、一度に30ccくらいしか飲めません。そして2時間もすればお腹が空いたと泣くのです。

低体重出生児(2460g)として生まれたことや、産後のトラブルが関係するのかと思っていたのですがどうやら違う様子。

離乳食も、少し食べたらやめてしまう。一度受け付けなかったものは二度と食べてくれない、と独特のクセが目立つのです。
普通の食事になっても、一度に食べようとせず、少し食べてはやめ、しばらく遊んでからまた食べるという癖が。食事時間は1回で3時間にも及ぶことがありました。 

食事が嫌いなワケではないのに

ある日、保育園の先生に相談したところ、「お母さん、そんな食べ方を許していたらダメですよ!少しずつよそって、30分たったら片付けてしまって下さい。」と。

さっそく実行してみたのですが、娘の食べ方は変わらず、後からお腹が空いたとグズグズいうのです。しつけのためだけに何時間も時間をかけるわけにはいかず、私が甘すぎるのだろうかと悩む日々が続きました。
小学校、中学校に入っても、家での食べ方は相変わらず。
不登校になってからも給食の献立表だけは楽しみに見るくらい、給食は好きな様子。どうやら「食事が嫌い」なわけではないのです。

こんなところにも発達障害の特性が?

発達障害本人の場合には、食べ物そのものへの苦手さだけではなく、「色々な食べ物のにおいが混ざっている環境」「グループで食べること」「比較的短い限られた時間内で食べること」「慣れない食器で食べること」など、様々な部分に苦手さや苦痛を感じている。
出典:http://www.u-gakugei.ac.jp/~graduate/rengou/kyouin/news/data_kouiki_h25/...
納得できることばかりで驚きました。

娘はご飯の食感にとても拘りがあり、よそったご飯は「すぐ」食べてしまわなければ気が済みません。
冷めたご飯やおにぎりも嫌がり、出来合いのお総菜も「変な味がする」と言い、食べないのです。

祖父母の家では、一度できちんと食べることを求められます。
娘も相当頑張って取り組んでいましたが「行きたくない」と言うようになっていました。

食感や味覚、臭覚がとても敏感で、それゆえに娘は困っていたんだと気づきました。
次ページ「食べ方にも個性がある」

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