療育って、いつ成果がでるの?モヤモヤが晴れた瞬間とは

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順調に成長して欲しい。親なら誰もが願うことですよね。
ましてや、わが子に発達障害があればなおさら、順調な成長を願うものです。熱心に療育をしても、中々成長が目に見えないと不安になる事もあるでしょう。今日は、あるエピソードを通して、「療育の成果」のとらえ方を一緒に考えてみたいと思います。

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落ち込んでる場合じゃない

「療育」。ー

息子は7歳の時にADHDを伴うアスペルガー症候群と診断。
以前から学校に適応できず、本当に大変な思いをしていたので、我が子の将来の助けになればとの思いで「療育」をはじめました。


落ち込んでいる場合じゃない、と熱心に励みつつも、一方で「これは何をしているのかしら?」「いつになったら成果を感じられるのかしら?」と疑問や不安と葛藤しながら続けた療育。

成果を感じたのは、療育を終えた後。それもずっと後だったのです。

通級のこの指導、一体なんのため?

「障害があるなら将来のために今出来ることを一生懸命しよう。」

そう意気込んで開始した通級での療育。
でも、お教室でやっていることは、私からするとワケの分からないことばかり。

足が1本しかない椅子に座って手遊びをしたり、トランポリンをしたり。
キックボードで線の上を正確に通る練習や、規則正しい動きから同じタイミングで止まる練習をしたり。

机上でも、なぞり絵や塗り絵など、遊びにしか見えないことをしているのです。
ボードゲームやカードゲームをしても、勝ち負けをめぐってトラブルなったりパニックを起こしたりするのですから、親としては不安を感じて当然かもしれません。

不安に耐え切れずに「やめようかな」と思ったこともあります。
ただ、私にはやめる勇気もありませんでした。やめた後の事を考えるとそれはそれで不安でしたから。

通級の先生が一言。「小学校時代の療育は…」

通級を卒業したのは5年生のとき。
結局3年半、親子で休むことなく通いきりました。

卒業するころには、少し成長も感じられ、通級が終わってしまうのが返って不安だったのを覚えています。

すると先生が一言。
「小学校時代の療育は中学で力を発揮するんですよ。」

通級最後の日にパニックを起こした息子を見ると、とても信じられませんでした。
中学に入学して2学期に入ったころです。
入学直後の慌ただしさも収まり、息子もクラスメイトも落ち着きはじめました。

息子の内面の成長は目覚しく、小学校のときから悩みの種だったクラスメートとのトラブルは激減。

様々な活動に進んで加わるようになり、入学当時は入れなかった運動部にも入部。

通級で取り組んだ様々な遊びが、ルールの理解を促し、ここにきて活きてきたのでしょう。
こんな成長を見せてくれるとは、小学校の時は思ってもいませんでした。

もちろん苦手なことは苦手なままです。机やカバンはぐちゃぐちゃ、勉強にもさほど身が入りません。
でも毎日楽しく学校に通えているだけで充分だと思っています。当たり前なことを当たり前に出来る幸せを感じています。

成果はハイジャンプのように

発達障害児の多くは、大人が思うような「階段を一段ずつ上がる成長」を見せてはくれません。
ハイジャンプのように長い助走を経て一気に飛ぶのです。

療育とは、生きるための力を身につける事。
途中で助走をやめてしまえば高く飛ぶことは出来ません。療育の成果は長い目で見ることが大切なのです。

息子が、自分のペースで生きる力を得られるよう、これからも長い目でサポートして行きたいと思っています。それが私に出来ることですから。
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