マイナスなイメージに悩んだ末…我が家が療育手帳を取得した理由

ライター:OKASURFER
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長男が診断ありの自閉症、次男は診断名特になしの発達遅滞。二人とも療育手帳を取得しました。「療育手帳」への抵抗が無かったとは言えませんが、取得に至った過程と心境を少しお話しします。

療育手帳の取得に悩む…

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療育手帳の取得、みなさんはどうお考えですか?
「言わなければ(いざとなるまでは)わからない」タイプの子を持つ親御さんにとっては、悩みの1つだと思います。

我が家も療育手帳の取得については、何度も家族会議を重ねたものです。療育手帳のもつマイナスなイメージが心のどこかで払拭できず、とても悩みました。

ただ、最終的には、転居をきっかけに、転居しても切れ目なく療育を受けるための印籠として取得に踏みきったのです。

社会からみたイメージを知って

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療育手帳に対して、そもそも私たち夫婦は当初から抵抗はありませんでした。

ですが、インターネットで「成長過程で手帳を返したが、就職の際に不当な扱いを受けた」という話を見て驚きました。

周りからは「障害者のレッテルを貼ることになる」と言われ、憤慨。

何が一番子どものためになるのだろう、そう考えて模索する中で、療育手帳が本来の役割と異なったマイナスイメージを抱えていることに気がつきました。

療育手帳を取ることで「我が子の経歴に取り返しのつかない傷がつく」そう感じている方が多いこと、その背後には障害があるということを「傷」だと考えている人々が、まだまだ世の中に多いのだということも強く実感しました。

子どもの将来に選択肢を

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そんな話を聞いていると、抵抗は無かったものの、不安になる瞬間もありました。

しかし私は将来のことを考えると、やはり手帳の取得が必要だと判断しました。

将来というのは子どもの就職についてです。

万が一、障害のない人と同じ条件で就職するのが難しくなった場合、障害者雇用で仕事に就けるようにしておきたかったのです。

成長を経て、息子の障害の判断がより複雑になる前に取得しておこう、そうすれば万が一の策はとれる。もし成長を経て、療育手帳が要らない生活になった時にはお返しすればいい、そう考えました。
次ページ「診断なしの次男も取得へ」

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