大変すぎる毎日を一人で頑張っているあなたへ

大変すぎる毎日を一人で頑張っているあなたへのタイトル画像

強いこだわりやパニックがある発達障害児の子育て。なかなかうまくいかない日々を、一人で頑張り続けていませんか?
実は私がそうでした。「もう限界、だけど他人に頼るなんて申し訳ないし絶対無理!」
そう思っていた私の『助けられ体験』をご紹介します。

かず
41548 View

こだわりだらけの毎日

自閉症スぺクトラムの子どもには、強く物事にこだわる傾向があるといいます。現在小5の息子にも、幼児期にはそんなこだわりが多々ありました。

外出先で工事現場を見つけると、必ず立ち止まって見学しなければならない。

外出先から帰った時は、すぐに家に入らず、家の周りを2~3周してからでないと入れない。

入浴後、からだを拭いたタオルをもう一度浴槽に戻って濡らす。

服を着る順序は決まっていて、着せる私が間違うと全部脱いでやり直し。

息子のこだわりを叶えられないときには、決まって長いパニックが待っていました。私は毎日毎日、物事がスムーズに進んでいかないイライラに押しつぶされそうでした。

どうしても、頼れない…

大変すぎる毎日を一人で頑張っているあなたへの画像
Upload By かず
息子のめんどうなこだわりを聞くか、一時間近く大パニックに付き合うか。

当時の私の選択肢はそれしかありませんでした。疲弊していた私を見かねて、その頃通っていた児童デイサービスの先生は「大変だったら夜でもいいから携帯に電話してね」と、声をかけてくれました。

その言葉をありがたく思いながらも、先生に頼ることができませんでした。

「自分のことは自分でやって当たり前」人に迷惑をかけるのは良くないことだと思って生きてきました。そんな私が、子どものことで夜にまで先生に助けを求めるのは「絶対無理…!」な話でした。

もう限界…息子が夜中に飛び出した

しかしある夜、息子が玄関の鍵をあけて外に飛び出して行ってしまったのです。

「もう限界…」と、私は思わず先生に電話をかけていました。

先生は、「わかった、すぐ行くから」と言って、本当に10分くらいで駆けつけてくれました。

日中、急に降ってきた雨のため行きたかった公園をあきらめた息子。あきらめたように見えたけれど、きっと残念な気持ちをうまく処理できていなかったのでしょう。すぐに「公園だ!」と気づいて追いかけたので、幸い大事にはいたりませんでしたが、ひどいパニック状態でした。

息子の気持ちを聞いたあと、先生はきっぱりこう言いました。

「また外へ行くなら、危険だからお家にはいられないよ。施設に泊まってもらうよ。」

息子は、先生が来てくれた安心感と、先生の本気の言葉に何かを感じたのか、泣き叫んでいたのが嘘のように落ち着きました。そして「もう外には行かない」と約束しました。

私は息子の変化に驚きました。一人で何でもやってきたように思っていたけれど「私一人では息子を守れない」と痛感した出来事でした。

誰かに頼る姿を見せるのも、大切。

それからというもの、大変なときには無理して一人で解決しようとせず、人の手を借りるようになりました。デイサービスの先生には何度も助けられましたし、同じ施設に通う保護者同士でも、協力し合って子育てをしてきました。

息子も、泣きながら「先生に電話して!」と自分から頼んでくるようになりました。パニックのときは本人も苦しいのでしょうね。

こうして私は一番大変だった息子の3、4、5歳を乗り切ることが出来ました。現在5年生になった息子は、もうパニックになっても暴れたり飛び出したりはせず、時間を置いて話し合いで落ち着くことができるようになりました。

今大変な思いをしているお父さん、お母さん。ぜひ勇気を出して、周囲の人に助けを求めてみてください。たくさんの人に頼り、頼られて子どもは元気に育っていくことが出来ます。

子育てにはたくさんの目と手が必要です。お父さんお母さんが、上手に人に頼っていると、子ども本人も人を頼れるようになるとおみます。

「人に頼る」、悪いことではありません。家族みんなが、生きるのが楽になりますよ。
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
あわせて読みたい関連記事

あわせて読みたい関連記事

発達障害のキホンを知る

発達障害のキホンを知る

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。