親子で楽しくトレーニング!息子の表情を豊かにしてくれた一冊

ライター:たっくんママ
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発達障害の息子は、相手の表情を読み取って気持ちを想像するのが苦手だったり、自分の表情と気持ちがちぐはぐだったりしてコミュニケーションの面で困っていました。
そんな時に出会った、楽しく表情を読み取る・マネをするのにぴったりな絵本についてご紹介します。

気持ちをうまく表情にできず、コミュニケーションが苦手な息子

息子には発達障害があり、幼児期から人の気持ちなど目に見えないものを想像するのが苦手でした。

保育園に入ると、相手の表情を読み取れなかったり、息子の表情と気持ちがちぐはぐだったりで、お友達とのコミュニケーションがうまくできませんでした。

例えば、保育園とのお友達に嫌な事をされたとき。「やめて」と少し怒っていい場面でも、息子はにこにこ笑いながら「やめて」と言うため相手に全く伝わらず、喜んでいると思われてしまったこともありました。

年少で入園したとき、息子の関心は人より物が中心!年中になって、人への関心が増えてきた分、気持ちを顔に表す練習も必要だと感じました。

絵本を使って、いろんな「かお」を楽しく学ぼう

相手の表情にも興味を持ってほしい、自分の気持ちも色々あると気づいてほしいと思っていたときに出会ったのが、柳原良平さんの「かお かお どんなかお」です。

どんな絵本なのかというと…
とにかく、顔・顔・顔のオンパレード。

たのしいかお
かなしいかお
わらったかお
おこったかお

といった表情の「かお」が1ページごとにかいてあります。喜怒哀楽だけではなく、

あまーいかお
いじわるなかお
たくましいかお

など、たくさんのバリエーションがあります。
「かお かお どんなかお」 著:柳原良平
https://www.amazon.co.jp/dp/4772100903

絵本を使った親子のコミュニケーションで、息子は大成長!

息子に最初に読んだときはあまり反応を示してくれませんでしたが、少し経ってまた読んでみると、息子とコミュニケーションをとりながら絵本を楽しめるようになってきました。

読みながら「これはどんな顔~?」と息子に聞いてみたり、私が絵本の顔をマネして息子に見せたり…
慣れてきたら、「このページのおこった顔と同じ顔をしてみて!」と言って息子と顔遊びをしたりと、色々な楽しみ方があります。

息子は特に、「できない」「嫌だ」「分からない」「大変だ」などマイナスの言葉を使うのが苦手なところがあります。でも、相手に助けを求めたいときに自分のマイナスな気持ちを伝えることは大切です。

良い気持ちだけではなく、マイナスの気持ちも表現していいんだよと伝える上で、この絵本はよいヒントになりました。

幼児期からこの絵本を使ったり、少しづつ練習を重ねたことで、小学2年生の今は人の顔を見る回数も増えたり、息子の表情や表現も豊かになってきました。マイナスな感情も表現できるようになり、困ったときに助けを周りの人に求められるようになりました。

息子は自分の気持ちと相手の気持ちに目を向けることで、少しずつ周りとコミュニケーションがとれるようになったように思います。
次ページ「大切なのは、子どもが「気持ち」に関心を持てるようになること」

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