気分屋な子どもに芽生えた少しの興味、どう学びにつなげる?

ライター:多原美加
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ADHDの次男は気分屋です。やりたくない事は頑としてやらない。かと思えば、やりたい事はすぐにやりたい。子どもの「やりたい!」という様子が見られた時に、私がしていたことを紹介します。

とっても気分屋の息子。宿題をしようとすると…

我が家の次男は、とても気分屋です。

例えば学校の宿題は、やりたくないときは全く取り掛かろうとせず、一緒にやろうとしてもイライラして机に向かいません。
でも時々スイッチが入る時があります。他のことには目もくれず、一生懸命に宿題をします。今度は頑張りすぎるぐらいです。

気分のムラは0か100か、黒か白かといった感じです。

息子は学習障害もあったので、学校の勉強では自信喪失気味でした。
そのため私は、学習以外で多くの経験をさせて、少しでも自信をつけてもらいたいと思っていました。遊びの中でも「身体を使うこと」を「自分の好きなようにやってみる」ことを大切にして、息子にできるだけたくさんの経験を積ませようとしています。

昨日は「やりたい!」って言っていたのに!

しかし、勉強以外のところでもやっぱり、息子は気分屋です。

息子が珍しく、「お母さん!○○やりたい!」と言ったそのときに、私の都合が悪く「明日にしようよ。」と言って次の日まで待たせると、もうそのやる気は失せています。

私は「昨日やりたいと言ってたからお母さん準備したよ!」「やりたいと言ったじゃない?」と言っても

「オレはもうやりたくないもん。」

と言われてしまいます。いったんそうなれば今度はもう絶対にやろうとはしません。息子の「やりたい気持ち」は持続しないのです。

そんなとき、私はこの子が何か経験する機会をひとつ逃してしまったなと反省するのです。

息子の興味はくるくる変わる。だからその前に

気分屋ということは、興味が次から次へと移り変わるということです。だから、待たせている間に息子の興味は変わってしまいます。
そして何より、息子は待つことが大の苦手でした。

私は、息子の「やりたい気持ち」にできるだけ早く対応してみることにしました。
少し面倒でもすぐに材料を準備したり、やり方を教えたり、見せたりして一緒に関わったのです。

例えば、

クッキー焼いてみたい!
理科の実験してみたい!
木工道具でロボット作りたい!
この容器に穴を開けたい!

などなど…。

子どもは意外なところに興味を持ちます。
その興味を生かしてどんなことも経験させれば、子どもは充実した満足感を得て、いろんなことに対する想像力も育つのではないでしょうか。
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