知ってよかった!頭の良さや覚え方に関係する「認知特性」の話

2016/09/01 更新
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発達障害と診断された我が子を少しでも理解したい。模索する日々の中で出会い、今でも一番役立っているのが「人によって認知特性が違う」というお話しでした。

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言葉を認知する方法は、十人十色

「空」と聞いた時に、あなたは何を思い浮かべますか?

まだ子どもが生まれる前に、家族で話をしてみると、
青々と広がる空の絵を思い浮かべる人、そこに流れる雲や飛行機が飛んでいく様子まで映像で思い浮かべる人。色々な人がいることがわかりました。

そんな話をするまで、「空」と言われたら他人も自分を同じものを思い浮かべているばかり思っていました。そして、言葉の認識がそれぞれで違うことが原因で、行き違いが起きることがあると分かりました。

ちなみに私は「空」と言われると、「空」という漢字を思い浮かべます。背景は白、明朝体で、墨で書いたようなどっしりとした字です。残念ながら空の映像を思い浮かべる事はできません。

その頃は、「人それぞれで面白いね!」で終わっていたお話ですが、これは発達障害の子どもたちを育てる上で、とても大きな意味があったのです。

『医師のつくった「頭のよさ」テスト』とは?

子どもに発達障害の診断が下り、障害について学ぶようになってすぐに出会ったのが、この『医師のつくった「頭のよさ」テスト』という本です。ちょっと誤解が生まれそうなタイトルですが、サブタイトルは「認知特性から見た6つのパターン」となっており、こちらの方が本書の内容を的確に表していると思います。

認知特性とは、情報を頭の中で理解・整理・記憶・表現する方法のことで、この本では以下の6つのタイプに分類されています。

① 視覚優位者(写真・カメラアイタイプ)
② 視覚優位者(三次元映像タイプ)
③ 言語優位者(言語映像タイプ)
④ 言語優位者(言語抽象タイプ)
⑤ 聴覚優位者(聴覚言語タイプ)
⑥ 聴覚優位者(聴覚&音タイプ)

人にはそれぞれ生まれ持った認知特性があります。すべての認知能力をバランスよく平均的に持ち合わせている人もいれば、いずれかの認知特性だけが特に強く、他の認知特性が弱い人などがいます。同じ物事を見ても、インプットする方法も違えば、アウトプットする方法も違う。

発達障害児に限らず、子育てをしていくうえで子どもがどのように物事を処理するタイプの人間なのかを知っていると、親子の衝突がずいぶんと減るのではないかと思います。

視覚優位タイプの息子は、耳で聞いた情報を処理するのが苦手で…

さて、我が家の6歳になる息子は、視覚優位のタイプです。目で見た情報を覚えるのは非常に得意ですが、耳から入った情報を処理する能力はとても弱く、会話をしていて何度も同じことを聞きかえしたり、言い間違えがとても多いのです。

「ママ、また今度ポテトナルドに行こうね!」
「うん、それ多分マクドナルドだよ!」

「ママ、チキンマートの角を曲がる道を通ろう!」
「うん、ファミリーマートね。OK!」

耳で聞いたことしかないお店の名前、お姉ちゃんと話していて知った言葉など、一度も文字で目にしていない言葉はかなりの確率で間違って覚えています。マクドナルドは大好きなポテトのイメージに、ファミリーマートは最近知ったファミチキの味に引っ張られて、なんとなく雰囲気で言葉を当てているようです。

私や娘からするとこんな間違い方があることが信じられないのですが、これを理由に息子をバカにしたり、息子の能力を嘆いたりしているわけではありません。これは、認知の方法の個人差にすぎないのです。

息子に正確な言葉を耳から入る音声言語で教えても、それをインプットするまでにはとても時間がかかります。ならば、得意な視覚を使えばいい。チラシの裏に「マクドナルド」「ファミリーマート」と書いて見せてあげさえすれば、息子の脳にはきちんと正確な情報が入るのです。

「伝え方」を変えるだけで、親子ゲンカが減るかも?

この本に出会うまでは、私は息子に「どうして何度言ってもわからないの!?」と問いただすことが多々ありました。

こんなに丁寧に説明しているのに分からないのは、頭が悪いから?
何度同じことを言ってもまた同じ質問をするのは、適当に聞き流しているから?

そんな風に感じていたのです。

もし今、同じようなお悩みを抱えていらっしゃる人がいたら、ぜひ一度この本を手に取ってみて下さい。
お子さまと保護者の方の認知特性が異なる場合、伝え方を変えるだけで改善されるかも知れません。
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