宿題は何のためにするの?泣くほど嫌がる長男を救った1冊の本

ライター:みくたくママ
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読み書き・計算が苦手な学習障害の長男。宿題のたびに大泣きしてパニックを起こす日々に、親子で限界を感じていました。そんなとき、私に答えを示してくれたのは、一冊の本でした。

小学生になると出される宿題。一体何のためにやるもの?

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みなさんは「宿題」と聞くとどんなイメージを抱きますか?嬉しいもの?イヤなもの?イヤだけどやらなくちゃいけない?
我が家は長男の宿題に本当に悩まされました。

嫌がる子どもに、無理に取り組ませる宿題。そのたびに子どもも親もヘトヘトになると、「一体何のためにここまでしなくてはいけないのだろう…」と思うことも。

今回は1冊の本をご紹介しながら、子どもに合った家庭学習のありかたについて、考えてみたいと思います。

現在小5の長男は、読み・書き・計算に困難さを持った「学習障害」と診断を受けています。それでも就学相談の時点では、IQが平均以上ということ、言語性が高くおしゃべりが達者だったことなどから、普通級への就学を勧められ入学しました。

学校では、音読や漢字の書き取り練習、計算の宿題が毎日出されます。読み書きと計算が苦手な長男は宿題を前にするたび大泣きし、自分の頭を自分で叩きながら取り組んでいました。

このように、私たち親子が学校生活の中で1番苦しんだのが、宿題だったのです。

親の思い込みが、子どもを追い詰めていた

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このままではいけない…と思った私はその後、就学相談や担任の先生と相談をしたり、通級学級に入級したり、宿題の量を減らしてもらったりなどの対策を取りましたが、状況は一向に変わりませんでした。

当時の私は、「宿題はみんなしなくてはいけないものなのだ。」と考えていました。

担任の先生からも「量は減らしていいので、みんなと同じものをやってください。」と言われたこともあり、

「みんなはもっとやってるんだよ、減らしてもらったのだからわがまま言わずにがんばりなさい!」

と、大泣きする長男叱り、やらせていたのです。

しかし、心の中ではずっと思っていました。

音読や漢字の書き取り・計算は本当に彼にとって、毎日しなくてはならないものなのだろうか?
もっと、彼に合ったやり方、彼に合った課題や目標でもいいんじゃないだろうか…?と。

そんなとき出会った運命の本。私たち親子を救ったその内容とは…

宿題なんかこわくない
塚本章人 (著)
かもがわ出版
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そんなとき、出会ったのが『宿題なんかこわくない』という本でした。

この世から宿題がなくなったら、親も子もどんなに楽しい時間を過ごせるだろう。宿題が引き起こす親子バトルの相談を受けるたびに思います。勉強が子どものストレスでなく、楽しいものにするために、我が子に合った方法をこの本から手に入れてください。』

(NPO法人福祉広場理事長 池添 素さん)

図書館で手に取った1冊の本。その裏表紙にあったこの一文に、理解者をやっと見つけたような救われた気持ちになりました。
次ページ「本に教わったのは「子どものための」学習のありかた」

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