ママがお手本!言葉の成長を促す「オノマトペ」でお話し上手を目指そう

ライター:みゆき♪
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ちょっと聞き慣れない言葉「オノマトペ」をご存知ですか?子育て中の方なら、実は日常的に使っている言葉なのです。そしてこれこそ言葉の遅れが気になる発達障害児や、言葉でのやり取りを苦手とする自閉症児にとって、言語の理解を深める魔法のエッセンス。ほんの少し意識するだけで、お子さんとの関わりに嬉しい変化をもたらすかもしれません。

コミュニケーションに欠かせない、と言われている「オノマトペ」をご存知ですか?

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初めまして。二児の母兼カウンセラーをしている、みゆき♪です。
次男が3歳半で重度知的障害を伴う自閉症と診断されました。母とカウンセラーという立場から、皆様に色々な情報をご提供できれば嬉しく思います。

さて、みなさんは「オノマトペ」をご存知ですか?ちょっと聞きなれない用語かもしれませんが、子育て中の方なら、実は日常的に使っている言葉なのです。

オノマトペ(onomatopee)とはフランス語で、擬音語・擬声語・擬態語の総称のことで、「ビリビリ・ぱらぱら・ガッチャン」など物音や声を真似た擬音語及び擬声語、「キラキラ・にこにこ・ガックリ」など状態を真似た擬態語を指す言葉のことをいいます。

例えば、「頭がガンガンする」「雨でビショビショ」…私達は日常会話で擬音語を使うことがよくありますが、これらがオノマトペと呼ばれてるものです。
場面と直接に結びついたオノマトペは「臨場感」に富む表現を可能にする。

(日本語学会 日本語オノマトペの表現力より)
出典:http://www.ls-japan.org/modules/documents/index.php?content_id=269

実は身近な存在のオノマトペ。言葉の発達を促すツールとして使うことも!

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漫画コミックでも頻繁に使われれているオノマトペ。

それは、あらゆる場面を明解で直接的に伝える手段の表れだと言えます。映画の世界でも、音響は人々の心により効果的な印象を与える大役を果たしています。

言うなれば、オノマトペはコミュニケーションを柔軟にする「会話の効果音」。私たち大人でもオノマトペを加えて表現した方が圧倒的にイメージしやすいことが多いです。こんなに便利なツールを、言葉の理解が苦手な子どもたちに使わない手はないですよね!

子どもとの会話の中に、即イメージに繋がるオノマトペを多用することによって、頭の中に語彙が定着していきます。

それらが内言語(声や文字となって外に現れない心の中の言語=思考)として蓄積され、外言語(他者に向けて用いられる音声言語=伝達)に繋がり、発語が増えていくという成長過程が、使い続けることできっとおわかり頂けるかと思います。

使い方はカンタン!イメージを音にしてみよう

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では、実際にどのように使用すれば効果的なのでしょうか。

よくグルメレポーターが「モチモチした触感で、口の中にフワァ~と甘さが広がります」とレポートしているのを耳にしたことがあると思います。このような表現を聞くと、一度も食べたことのない食材でもどんなものなのか想像しやすいですよね。

皆さんも、普段お子さんと会話する時に「フワフワで気持ちいいね」「ゴッツンして痛かったね」など、無意識のうちにオノマトペを使っていると思います。それらをもっと意識的に使うことで、子どもたちは通常の話し言葉よりもイメージしやすくなります。

発達障害児、特に言葉でのコミュニケーションを苦手とする自閉症スペクトラムの子どもたちへの声かけは、「短く簡潔にすること」で伝わりやすくなります。でも、いくら短く簡潔な言葉を選んだとしても、その単語自体を子どもが理解していなければ何も伝わりません。

例えば「石鹸で手を洗ってね」と言っても「石鹸・手・洗う」という言葉の意味を理解していなければ、何度伝えても子どもは何をどうしていいのかわからないままです。

そこで「あわあわブクブクでゴシゴシしてね」と言えば、子どもの頭の中に「石鹸で手を洗う」という動作のイメージが湧きやすくなります。「うがいして」よりも「ガラガラペーッ」「ドア閉めて」よりも「バッタンして」の方が、子どもはピンときて行動に移せるかもしれません。

ここでさらにポイント。「理解できたときこそ、繰り返して定着させること」と「大いに褒めて子どもに自信を持たせてあげること」で、より子どもの成長につながります。
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