子どもの成長に涙…!不登校の娘のつぶやきに見る、嬉しい変化

ライター:ヨーコ
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子どもが語ってくれる何気ない言葉。私は家計簿をつけるついでに記録し続けてきました。教育相談の先生に話し続けていたら、「あれ、うちの子変わってないように思っていたけど成長してる!」と気づくことができたのです。

不登校児の親がぶつかる壁。それは、子どもの成長が実感できないこと

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皆さんが子どもの成長を実感するのは、どんなときでしょうか?
私の娘は小2から不登校のまま中学生になり、その間学校の勉強はほとんどしてきませんでした。

このため、子どもの成長を実感する機会が、他のご家庭より少なかったのではないかと思います。そんなとき、あることをきっかけに娘の成長を実感することとなりました。

今回は、ちょっと視点を変えることで実感できる、子どもの成長についてご紹介したいと思います。

娘は、不登校になってから2年間ほどは、「家にいても休んだ気がしない」「ママが怒るのが怖い」と言うばかりで、学校にも行かずに家にこもり、何を考えているのかよくわかりませんでした。

その後何年たっても、勉強は一切せず、平仮名は鏡文字、お金の概念もわかっていない、これでは社会に出るどころか日常生活も無理ではないかと思うと不安で仕方ありません。

不登校児は何を考えているの?講演会に参加し、気づいたのは

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不登校について勉強し、不安を解消したかった私は不登校の講演会に参加することに。そのとき講師を担当されたのは、私が娘のことで教育相談をお願いし、ずっとお世話になっていた先生でした。

講演会では、これまでに先生が関わってきたご家庭の様々な手記や、子どもたちの言葉を紹介しながら、「家族との関係づくり」について語られました。このとき、娘の言葉も事例として紹介されました。

先生:「さて続いては、小学生で不登校になったお子さんです。小さいからといって子どもが何も考えていないわけではありません。その子は小2から不登校です。4年生の9月『このままだとネットゲーム廃人になる』、5年生の5月『私だって働きたい』…」

先生を通じ、改めて娘の言葉を聞いた私は涙が出そうになりました。次々と時系列に紡がれる言葉が、娘の心の葛藤、成長を生き生きと伝えていたからです。

子どもから無理に言葉を引き出さない。傾聴することで現れた娘の変化

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娘の紹介事例は続きます。

先生:「その子は『東大に行きたい』って母親に言ったんです。普通だったら『あんた、学校にも行ってないのに何言ってるの』ってなるでしょう?でもそのお母さんは黙って聞いているんです。これは親の立場では、なかなかできません。」

そう、私は娘がどんなことを言ってきても言い返したりせず、傾聴してきました。

その理由は、私が長い間カウンセリングを受けてきた影響です。
カウンセラーは私に言いました。「僕をテープレコーダーだと思って好きなことを話してください。僕はテープレコーダーだから何も言わないし、誰にも話さないから。」この言葉にとても安心しました。

どの先生も、私が言うことに黙って真剣に耳を傾け、認知が歪んで生活に影響を及ぼしているときだけ、さりげなくものの見方を教えてくれました。それが本当に心地よく、心を支えてくれるものだったから、私も娘に対し、そうありたいと思うようになったのです。
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どうやらそれが、娘には合っていたみたいです。

娘の言葉をジャッジすることなく聞くうち、だんだんと「あの時はこんなことが嫌だった」と学校であったこと、家であったことなど、素直に自分の気持ちを話してくれるようになっていきました。

不登校児というのは、学校に行けないことで悩み苦しんでいます。
それはときに、自己否定に繋がることも。すると、自分を客観視することができずに、どんどん内に引きこもっていきます。娘がこうして自分のことを話せるようになったのは、大きな成長の1つだと私は思っています。

このときの講演会に参加したことで、自分が取り組んできたことやそれまでの子育てに対し、自信が持てた気がします。
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