失敗を極端に恐れるのはなぜ?長男を変えた言葉とその後の成長
ライター:みくたくママ
小5の長男はADHD・自閉症スペクトラム・学習障害と診断を受けています。小さい頃から思い込みが強く、遊びやゲームでちょっと上手くいかないと大泣き。勉強などで1問でも間違うと「もうだめだ!」…そんな極端な特性に、家族も本人も振り回されてきました。それでも少しずつラクになってきたのには理由があります。
些細な失敗ですぐ泣き崩れ、人と遊ぶことを楽しめない長男
テストで間違ったり競争で負けたりし、悔しい思いをすることは誰にでも1度はあると思います。
でも、間違うことや負けることを極端に恐れ、思い通りにならないと泣いてパニックになる子どももいます。
こうした子どもたちは、どれだけ励ましても気持ちの切り替えが難しいようです。我が家の長男も切り替えの苦手な子どもでした。
子どもが好きで教員になった私は、
「自分に子どもができたら、いっぱい遊んであげよう!テレビより、外遊びやみんなで遊ぶことの楽しさを教えてあげよう!」
と思っていました。
…ですが、長男の子育てで、それがどうにも上手くいかないことに気づいたのです。
小さい頃から、自分の気に入った遊びに1人黙々と没頭することの多かった長男。それでも諦めず、カルタやすごろくなど彼の好きなキャラクターものを揃え、遊びに誘っていました。
でも、ちょっと自分が不利になったり失敗したりすると、とたんに「もうだめだ~、負けちゃった~!!」と大泣きするのです。
「まだわからないよ、勝てるかもしれないよ!」と励ましたり、「負けても楽しめばいいんだよ」と諭したりしても、一向に聞き入れてくれません。
だんだん私も、彼の機嫌を損ねないよう気を遣いながら遊び相手をすることに疲れてしまいました。次第に、テレビに子守りをお願いすることが増え、理想の子育てとはかけ離れた現実に対し、罪悪感とイライラが募り、辛い日々が続きました。
でも、間違うことや負けることを極端に恐れ、思い通りにならないと泣いてパニックになる子どももいます。
こうした子どもたちは、どれだけ励ましても気持ちの切り替えが難しいようです。我が家の長男も切り替えの苦手な子どもでした。
子どもが好きで教員になった私は、
「自分に子どもができたら、いっぱい遊んであげよう!テレビより、外遊びやみんなで遊ぶことの楽しさを教えてあげよう!」
と思っていました。
…ですが、長男の子育てで、それがどうにも上手くいかないことに気づいたのです。
小さい頃から、自分の気に入った遊びに1人黙々と没頭することの多かった長男。それでも諦めず、カルタやすごろくなど彼の好きなキャラクターものを揃え、遊びに誘っていました。
でも、ちょっと自分が不利になったり失敗したりすると、とたんに「もうだめだ~、負けちゃった~!!」と大泣きするのです。
「まだわからないよ、勝てるかもしれないよ!」と励ましたり、「負けても楽しめばいいんだよ」と諭したりしても、一向に聞き入れてくれません。
だんだん私も、彼の機嫌を損ねないよう気を遣いながら遊び相手をすることに疲れてしまいました。次第に、テレビに子守りをお願いすることが増え、理想の子育てとはかけ離れた現実に対し、罪悪感とイライラが募り、辛い日々が続きました。
なぜこんなにも失敗を恐れるの?気になって通級の先生に相談したところ…
息子が小学校にあがると、勉強の面でも失敗による苦手意識が目立つようになりました。
テストで100点がとれなかった、平仮名が上手く書けなった…そのうち、問題を1問間違えただけで「もうだめだ~、ぼくはダメなヤツなんだ~!」と大泣きしてパニックを起こすようになりました。
そんな彼にイライラし、疲れ果てていた私は通級の先生に相談してみたのです。すると先生に、
「それは『白黒思考』の特性ですね。発達障害のお子さんには多いんですよ!」
と言われたのです。
テストで100点がとれなかった、平仮名が上手く書けなった…そのうち、問題を1問間違えただけで「もうだめだ~、ぼくはダメなヤツなんだ~!」と大泣きしてパニックを起こすようになりました。
そんな彼にイライラし、疲れ果てていた私は通級の先生に相談してみたのです。すると先生に、
「それは『白黒思考』の特性ですね。発達障害のお子さんには多いんですよ!」
と言われたのです。
4. 悉無律思考(しつむりつしこう)
別名、白黒思考といいます。物事を白か黒で判断し、グレーゾーンを認めない気質です。
(LITALICO発達ナビ「適応障害とは?ストレスで心身の不調を感じていませんか?タイプ、原因、治療法、重症化予防法を解説」より)
長男が失敗を恐れる姿を、「わがまま」「ネガティブな性格」のせいと考え、つまりは自分の子育てに問題あると思っていた私。
先生の言葉を聞いて「失敗を極端に恐れるのは発達障害の特性の1つなんだ!」と知ることができ、正直ホッとしたのでした。
それと同時に、努力ではどうしようもない特性に振り回され、1番辛いのは長男自身なのではないか…と、改めてそのことに思い至ったのです。
先生からは、
「ものごとには 白と黒だけではない、グレーもあるんだよ!ということを知ることが大切なんです。」
とアドバイスされました。
先生の言葉を聞いて「失敗を極端に恐れるのは発達障害の特性の1つなんだ!」と知ることができ、正直ホッとしたのでした。
それと同時に、努力ではどうしようもない特性に振り回され、1番辛いのは長男自身なのではないか…と、改めてそのことに思い至ったのです。
先生からは、
「ものごとには 白と黒だけではない、グレーもあるんだよ!ということを知ることが大切なんです。」
とアドバイスされました。
先生のアドバイスを元に、最初に変えたのは私の態度。次に取り組んだのは…
特性が理由だとわかった私は、早速長男への接し方を変えることにしました。
まず、1回失敗すると「もうだめだ!」と考える長男に、「失敗しても大丈夫」ということを繰り返し伝えていきました。
以前は、飲み物をこぼしたり何かをなくしたりするなど、ちょっとした失敗を目にすると、私もついつい「ムカッ!」とした態度を出していました。
それを反省し、長男が失敗しても「怒らず、慌てず」を心がけることにしたのです。
「大丈夫!こういうときは拭けばいいんだよ。」と一緒に後始末をし、探し物を一緒に見つけた後は「ほらあった!探せば見つかるね。今度は、どうしたら探さずに済むかな?」と解決策を考えさせます。
「失敗は、してもいいんだよ。失敗すれば、次から失敗しないように活かすことができるから、むしろ失敗は成長するために必要なんだよ!」ということを、生活面でも勉強面でも、繰り返し繰り返し伝えていったのです。
まず、1回失敗すると「もうだめだ!」と考える長男に、「失敗しても大丈夫」ということを繰り返し伝えていきました。
以前は、飲み物をこぼしたり何かをなくしたりするなど、ちょっとした失敗を目にすると、私もついつい「ムカッ!」とした態度を出していました。
それを反省し、長男が失敗しても「怒らず、慌てず」を心がけることにしたのです。
「大丈夫!こういうときは拭けばいいんだよ。」と一緒に後始末をし、探し物を一緒に見つけた後は「ほらあった!探せば見つかるね。今度は、どうしたら探さずに済むかな?」と解決策を考えさせます。
「失敗は、してもいいんだよ。失敗すれば、次から失敗しないように活かすことができるから、むしろ失敗は成長するために必要なんだよ!」ということを、生活面でも勉強面でも、繰り返し繰り返し伝えていったのです。