不登校の子どもに親として与えるなら、不安ではなく安心を

中2の娘が語った「働きたくない」きもち。不登校児が見つめる将来とはの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250000495
私の娘にはアスペルガー症候群の診断がおりていて、小2から不登校になりました。同じような境遇の親御さんもおられることでしょう。

「この子はこのままで大丈夫だろうか?」と思う気持ちは痛いほどわかるつもりです。でも、その不安を直接お子さんにぶつけるのはやめてあげて欲しいのです。

なぜなら、不登校の子どもも「このままで将来どうなるんだろう」「自分が生きている意味はあるんだろうか」と真剣に悩んでいるからです。そして、その答えを親に求めてくることがよくあります。

そんなとき、「だから学校に行かなければならないよ」「もっと勉強しなさい」「世間は甘くないんだよ」とつい言いたくなるのが親心ですが、そうした「やらなくてはならないこと」は子ども自身が一番よくわかっているのです。それができずに悩んでいるのです。

ですから、そうした言葉は親からは決して聞きたくないと思うのです。ただただ、子どもの言葉に耳を傾け「あなたはそう思うんだね」としっかりと受け止めてあげて欲しいと思います。私も娘のつぶやきにはただ「そうか…。」と話を聞くだけに留めるようにしています。

親としては焦りや不安もあると思いますが、子どもたちの不安をまずは払拭してあげたいものです。できるだけのことはしてあげて、口は出さない。それが自立への早道になると私は考えています。
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