母親から怒られることに対し、娘はどう思っているのだろう

母親ゆえに見落としていた“私”の気持ち-不登校の娘に気づかされたことの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10154002320
自分の気持ちを振り返った後、私は娘の正直な気持ちも確かめることにしました。

私「怒られたら怖い?」

娘「うん、そりゃ怒られるのは怖い。特にママ怒るとむちゃむちゃ怖いから。」

私「他の人に怒られるのも怖い?」

娘「怖いに決まってるやん。ママはその場では怒らないのに、後でいきなり一気に怒りをぶつけてくるからびっくりする。例えば私が掃除手伝えなかった時でも『いいよいいよ』って言ったのに、後で急に怒りだすから『え!?』ってなる。

その場で怒っているなら言ってほしいし、本当の気持ちを話してほしい。今日なら、夕飯を残したときに『悲しかった』って話し合ったときに言ったやろ。それをその時に言ってほしい。そうしたらわかるし、びっくりしないし」

そうした娘の言葉に、私のどういう行動に違和感を抱いていたのか、そしてどうして欲しいのかという気持ちが分かり、話し合って良かったと思いました。

また、娘の言葉のおかげで自分のキレ方の癖に気づくことができたのです。

イライラすることは誰にでもある。だからこそ、大切にしたいのは…

娘のおかげで自分のキレ方に気づいた私は、「とにかく我慢しないように心がけよう」と決めました。

ちょっとムッとしたとき、「あれ、私怒ってる?それとも疲れてる?」と自分に問いかけるようにしたのです。

そして、無理している自分に気づいたらできるだけ休むようにしました。合わせて、娘に正直に「いま機嫌が悪い」と申告するように。そうすると、娘もいろいろと推測して胸を傷めることが減ったようです。

こうして私がキレることも、少しずつですが減っていきました。

もしキレてしまっても、後で必ず娘に謝るようにしました。
すると娘も、「ママも人間だもんね。しょうがないね」と許してくれるようになっていったのです。

しんどい子育てをしていると、自分の感情を後回しにし、疲れを溜め込むことが多いと思います。

ときには自分の気持ちに目を向け、自分に優しくしてあげる時間を持てたらいいですね。
中2の娘が語った「働きたくない」きもち。不登校児が見つめる将来とはのタイトル画像

中2の娘が語った「働きたくない」きもち。不登校児が見つめる将来とは

性のハナシ、大人からどうやって教わりたい?不登校の娘の答えは…のタイトル画像

性のハナシ、大人からどうやって教わりたい?不登校の娘の答えは…

療育支援探しバナー

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。