「キュウレンジャー」シリーズが始まった朝。親子で話し合ってみた

さて、新シリーズが始まった朝。

「お姉ちゃん!キュウレンジャーを見よう!」と元気に誘う息子を睨みつけながら、「金曜日に録画しておいたドラえもんをまだ見てなかったから、そっちを見る」と最後まで抵抗を続けた娘ですが、息子の意気込みに負けて渋々キュウレンジャーを視聴しました。

私は敢えて娘の不安に気づかない振りをしながら、のろのろとテレビに向かう娘を見ていました。

そうして、息子のリクエストで2回番組を見た後には、娘はすっかり新しいヒーローを受け入れました。私に「緑色の子は、〇〇なんだよ!」「それで青色の子が〇〇で・・・」ととめどなく喋りつづけます。

少し落ち着いたところで、娘と今回の出来事について話し合いました。

・ 自分が大切に思うものを守ろうとして、他のものを拒絶すると世界が狭くなること
・ 新しいものを受け入れるかどうかは、一度体験してから考えること
・ 状況の変化が起きる時には不安な気持ちが大きくなってしまうこと
・ 今までの経験を思い返して「今は怖くても大丈夫かも知れないよ」と自分で自分を応援すること
・ なるべく好きなものや知っていることを増やして不安を小さくすること

いろいろ話していると娘も思い当たることがたくさんあったようで、

「そういえばあのときも、初めは無理だって思ってたけど、一度体験したら大好きになったんだった」
「でも、無理って思う気持ちは止められないよね?」
「自分で自分を応援するのか~。ママも一緒に応援してね!」と、少しずつ何かが浸透し始めた様子でした。

どんなときに不安を感じるのか、親子で考える時間をつくってみよう

「環境の変化に弱い」という特性が本人も気づかない間に不安を蓄積させ、心の健康を損ねてしまうこともあるということを深く考えさせられた出来事でした。

これから春を迎えるにあたって、新しい教室、新しい先生、新しい人間関係、新しい時間割…。子どもたちが不安に思う材料は盛りだくさんです。お子さんがイライラしたり、気力を失くしたりしてしまった時は、どんなことに不安を感じているのか、どんな風に自分に声をかけてあげれば楽になれるのか、一緒に考える時間を作れるといいですね。

その経験の積み重ねが、親の手を離れて生きていく時の力になると信じて、わが家もこつこつと話し合いを続けていきたいと思います。
練習が始まるとすぐに不機嫌…ピアノの練習で娘が困っていたことのタイトル画像

練習が始まるとすぐに不機嫌…ピアノの練習で娘が困っていたこと

学校へ行く朝に「足が痛い…」と訴える娘。それは本人も自覚しない"SOS"でしたのタイトル画像

学校へ行く朝に「足が痛い…」と訴える娘。それは本人も自覚しない"SOS"でした


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