支援疲れで救急搬送!?それほどまでに自分を追いつめていたのは…

ライター:林真紀
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発達障害の息子を育てて6年目。遂に私は疲労が蓄積したのか、電車の中で突然倒れて救急搬送されてしまいました。そのときに医師に言われた一言で、自分を追いつめていたのは何だったのか気付いたのです。

その日はある日突然訪れた!

電車に乗っている母
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3月と4月は学年の切り替わりの時期で、変化に弱い発達障害の息子はいろいろと荒れることが多くなります。しかも、今年は小学校に入学する大きな変化の年です。私は息子の不安が高まらないようにあれやこれやと頭を巡らせ、小学校に入ってからの学習の支援のために手作りの教材などを自分で作成し、学校を訪問して先生とお話しをし、さらに自分の仕事も年度末で大忙しの時期でした。頭の中は常に To Do リストが何十個も並べられている状態でした。

その日は仕事の打ち合わせで、少し遠方まで電車で出かけていました。仕事が忙しくて少し疲れ気味だったというのもありますが、朝からなんとなく体調が良くありませんでした。それでもそれを打ち消すように、電車の中で発達障害児の支援についての本に読みふけっていました。

「ああ、もうすぐ入学だ…こんなこともやらなくちゃ、あれもまだやってないな…」と頭でパチパチと考え始めたそのときでした。
急に心臓がドクンと打ってびっくりする母
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突然心臓が「どっくん!!」と大きな音を立てて打ち始めたのです。

「あら、貧血かな??」と思い、急いで途中の駅で降りました。救護室のベッドに寝かせてもらい、落ち着くのを待っていましたが、ちっとも気分が良くなりません。それどころか、そのまま呼吸困難になり、全身が痺れ始めたのです。駅員さんが慌てて救急車を呼んでくれて、そのまま近隣の病院に救急搬送されることになりました。

あまりの苦しさに、私は「もう死ぬのかもしれない。最後に子どもたちに会いたかった。。。」と最期の覚悟までしたのを覚えています。

衝撃的だったお医者さんの一言

発作を起こし救急搬送をされた母
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病院に到着してもとにかく呼吸が苦しいのです。ところが、お医者さんは酸素マスクも注射も何もしてくれません。「苦しい!苦しいです~!!助けてください~」と私は大騒ぎしましたが、それでも何かをしてくれる気配はありません。そして、お医者さんはこう言ったのです。
何か心配事があるのかと聞く医師
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「林さん、何か心配事があるのかな?」

苦しさでのたうち回っている私には、この人はこんなときに何を言っているんだ…という感じでした。さらにお医者さんは続けます。

「今調べてみた限りでは、身体には何の異常もないんですよ。精神的なストレスが原因で電車の中で過呼吸になっちゃったんだと思います。仕事が忙しかったですか?それとも何か心配事があるんじゃないですか?」

このお医者さんの一言に、私はあっけにとられてしまいました。それと同時に、あんなに苦しかった呼吸が少しずつ落ち着いていくのを感じました。

自分を追い詰めていたのは、自分だった…。

鞄の中にたくさん専門書が入っていたことを指摘する医師
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お医者さんは保険証を探すために私の鞄の中を見たのだそうです。そこには、発達障害についての専門書がたくさん入っていました。その時の私は医療関係者が読むような本を必死に読んでは、一人で黙々と息子の支援について考え続けていたのでした。

「お仕事は医療関係なんですか?」と聞かれ、私は「いえ…息子が発達障害なので…」と答えながら、思わず赤面してしまいました。
疲れてたんですね、と声をかけられる
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お医者さんは「頑張り過ぎて、疲れてたんですね。真面目な方なんですね。」と優しく笑ってくださいましたが、私は恥ずかしさでいっぱいでした。

頑張り方のベクトルが、ちょっとズレていたかもしれない…。自分で自分をどんどん追い込んで、こんな風に倒れてしまった…。私は本当に反省しきりでした。
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教訓:一人で思いつめ過ぎない!

この日の出来事を通して決意したこと、それは「一人で思いつめ過ぎない」ということです。私は息子のことを全部一人で抱え込み、医療関係者が読むような専門書にまで手を出して、あれやこれやと考え続けていました。さらに時間があれば息子の教材を手作りし、学校の先生方には「あのお母さんはしっかりしているから大丈夫」と言われるほどになっていました。学校の先生方に迷惑をかけてはならない、私が頑張らなければ…そんな思いでがんじがらめになっていたのです。

そして、そんな私にお医者さんはこう言ったのです。

「あなたを病気にしているのは、あなた自身なんだよ。」

私は医者でもなければ学校の先生でもないのです。その役割までも、全て自分で背負い込もうとした結果、私は倒れたのだと思います。自分が専門家になろうとしても、そんな簡単になれるものではありません。今になって思えば、上手に専門家に頼りながら、自分を休ませてあげるべきだったと思います。

これ以降、「息子のことを考えない時間」を少しでも増やすよう、息子と離れる時間を意識的に取るようにしました。さらに、カウンセリングルームやセラピーなどもうまく活用しながら、息子のことを一緒に見守ってくれる人を少しずつ増やすことで、無理ない支援ができるよう心がけています。
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