教訓:一人で思いつめ過ぎない!

この日の出来事を通して決意したこと、それは「一人で思いつめ過ぎない」ということです。私は息子のことを全部一人で抱え込み、医療関係者が読むような専門書にまで手を出して、あれやこれやと考え続けていました。さらに時間があれば息子の教材を手作りし、学校の先生方には「あのお母さんはしっかりしているから大丈夫」と言われるほどになっていました。学校の先生方に迷惑をかけてはならない、私が頑張らなければ…そんな思いでがんじがらめになっていたのです。

そして、そんな私にお医者さんはこう言ったのです。

「あなたを病気にしているのは、あなた自身なんだよ。」

私は医者でもなければ学校の先生でもないのです。その役割までも、全て自分で背負い込もうとした結果、私は倒れたのだと思います。自分が専門家になろうとしても、そんな簡単になれるものではありません。今になって思えば、上手に専門家に頼りながら、自分を休ませてあげるべきだったと思います。

これ以降、「息子のことを考えない時間」を少しでも増やすよう、息子と離れる時間を意識的に取るようにしました。さらに、カウンセリングルームやセラピーなどもうまく活用しながら、息子のことを一緒に見守ってくれる人を少しずつ増やすことで、無理ない支援ができるよう心がけています。
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