赤ちゃんが笑わない!? そんな時に考えられる原因、赤ちゃんの笑顔を引き出すコツとは?

ライター:発達障害のキホン

赤ちゃんは生まれた直後から笑っているような表情を見せ、生後3ヶ月ころには、声を出して笑うようにもなると言われています。そんな赤ちゃんがあまり笑わないと発達が遅れているの?と不安になるパパ・ママもいると思います。この記事では赤ちゃんが笑わない時の原因や笑顔の発達の順番、笑顔を引き出す方法などをご紹介します。

目次

赤ちゃんが笑わない?

赤ちゃんの笑顔を見たり、あやした時に「キャッキャッ」と出す笑い声を聞いたりすると、自然に笑顔になってしまったり、疲れが吹き飛ぶような気持ちになるパパ・ママも多いのではないでしょうか?赤ちゃんの笑顔には周りの大人を癒し、幸せにするパワーが秘められています。

それだけに、自分の赤ちゃんに笑顔があまり見られない、無表情であることが多いと不安に思う人も多いかもしれません。また、何か病気や発達障害の前兆かもしれないの?と心配になる方もいると思います。

この記事では、赤ちゃんが笑わないときの原因や、どうしたら笑顔を引き出すことができるのかを詳しくご紹介していきます。

赤ちゃんが笑わないとき、まず考えられる原因は?

赤ちゃんが笑わない原因には何があるのでしょうか。赤ちゃんがあまり笑っていないかも?と思った時、まず確かめてみるべきことは親子のコミュニケーションが十分かどうか、ということです。

赤ちゃんは、まだ自分で言葉を使ってパパ・ママとやりとりすることができません。ですが、赤ちゃんは抱っこなどのスキンシップや、パパ・ママからの声かけなどをきちんと感じ取っています。そしてこのような関わり一つひとつが、赤ちゃんの表情や感情表現の発達に結び付いています。

そのため、パパ・ママが赤ちゃんのお世話をする時に不安そうな顔をしたり、イライラした状態のままであったり、ただ無言で赤ちゃんを抱っこしたりすることが続いてしまうと、赤ちゃんの笑顔は次第に少なくなってしまいます。

また、赤ちゃんが笑わない原因として、病気や発達障害などの可能性があるのでは?と思うパパ・ママも少なくないと思います。赤ちゃんの笑顔と病気・発達障害の関係性については、後ほど詳しくご説明します。
参考書籍:今井 和子/監『0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画 』(教育技術新幼児と保育MOOK) 2014年/小学館
https://www.amazon.co.jp/dp/4091067816

赤ちゃんの笑顔はどう発達していくの?

そもそも、赤ちゃんの笑顔はどのように発達し、豊かな表情につながっていくのでしょうか。赤ちゃんの時に見られる笑顔は、生後間もなくの新生児微笑から始まり、社会的微笑、社会的・選択的微笑の3つの段階を経て発達していきます。

以下、それぞれがどのような笑い方で、いつごろ見ることができるのかご紹介します。

本能的な微笑み!?新生児微笑

新生児微笑は、生まれた直後から生後1~2ヶ月ころまで見られます。「微笑」という名が付いていますが、正確には赤ちゃんが微笑んでいるようにみえる現象です。つまり、赤ちゃんが「嬉しい」「楽しい」などと感じているから微笑んでいるという訳ではありません。単に神経の反射として顔の筋肉を引きつらせている様子が笑顔のように見えるのです。

ですが、周りの大人が新生児微笑を目の当たりにすると、「赤ちゃんが笑った!」と赤ちゃんへの愛おしさが増したり、もっと笑ってほしいからたくさんあやしたくなったりします。新生児微笑は生理的なものであるとはいえ、周りの大人を赤ちゃんに惹きつけるパワーがあるのです。
参考書籍:汐見稔幸/著『0~3歳 能力を育てる 好奇心を引き出す 』2016年/主婦の友社
https://www.amazon.co.jp/dp/B01LXDTP2L
参考:公益財団法人母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」
http://www.mcfh.or.jp/

にこにこ笑い始める!社会的微笑(3ヶ月微笑)

生後3ヶ月ころになると、赤ちゃんは抱っこなどをされると微笑みを返すようになります。これを社会的微笑、または3ヶ月微笑と言います。人の顔によく反応しますが、この時期の社会的微笑はパパ・ママのような身近な大人だけでなく、比較的誰に対しても微笑みを向けます。

また、母子健康手帳にも生後3~4ヶ月頃の項目に「あやすとよく笑いますか」とあるように、社会的微笑の出現は発達状況の目安にもなります。
参考:厚生労働省-母子健康手帳について(省令様式)
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/01/dl/s0115-2a2.pdf

自分の意思で笑いかける!社会的・選択的微笑

それまであまり区別せず色々な人に笑顔を見せていた赤ちゃんが、生後6ヶ月ほどになると、笑顔を見せる人を自分の意思で選択していくようになります。

つまり、パパ・ママなどいつも身近にいてあやしてくれたりお世話してくれたりする人を認識し、その人に対してはよく笑いかけてくれるようになります。一方で、初対面の人やたまにしか会わない人に対しては、ただじっと見つめたり、緊張したような表情を見せたりすることもあります。

また、生後6ヶ月ころになると、多くの赤ちゃんは首の据わりが安定してくると思います。首の据わりがしっかりすると、声の通りもよくなります。そのため、よりはっきりとした笑い声を聞くことができるようにもなります。
参考書籍:河原紀子監/『0歳~6歳子どもの発達と保育の本』2011年/Gakken保育Books
https://www.amazon.co.jp/dp/4054048919
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