2人の育児でクッタクタ…。泣き声が苦手な聴覚過敏の娘がかけてくれた言葉は?

ライター:SAKURA
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弟の泣き声が苦手だった、広汎性発達障害の娘。赤ちゃんのお世話に疲れ果ててしまった私。
あることをきっかけに、その娘に大きな変化がありました!

弟は大好き、でも苦手な泣き声は…

広汎性発達障害の娘(6歳)は、5歳の時に弟が産まれ、お姉ちゃんになりました。

娘は弟の誕生をとても喜び、産まれたばかりの赤ちゃんに興味津々。しかし同時に娘は、苦手とする赤ちゃんの泣き声に苦しんでいました。
弟が誕生し、生まれたばかりの赤ちゃんの存在を喜び可愛がっているが、聴覚過敏があり、泣き声に耐えられない広汎性発達障害の娘
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聴覚過敏の娘、赤ちゃんの泣き声が大キライ!弟が生まれ、考えた解決策は…

娘にストレスを与えないよう、試行錯誤するも…

赤ちゃんを全く泣かせないことなんて不可能です。娘にはとにかく慣れてもらうしかありません。

息子が泣いた時「泣き止ませて」と言ってくる娘に、「赤ちゃんが泣くのは仕方ないことなんだよ~」と、説明し続けました。

娘が限界に達しているという時は、自分の部屋に行ってもらい、ゲームをして過ごしてもらったり…。

私が息子を抱っこして、家の外に出たりして、出来る限り娘にストレスを与えないように気を付けました。
赤ちゃんが泣くと泣き止ませるように母に要求する広汎性発達障害の娘。母は、娘にゲームをさせて気を紛らわせたり、赤ちゃんを外に連れて出たりする
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そんな日々を過ごしていたのですが、息子も自己主張が激しくなり、オムツを替えても、ミルクをあげても、抱っこをしても泣き止まないことが増えてきました。

息子を泣かせたくはない、聴覚過敏の娘にストレスも与えたくない…。頭ではそう思っていても、私の体力は限界に達しました。

ある日泣く息子を置いた状態で、脱力してしまったのです。
泣き止まない息子に疲れ果て、うずくまる母。案じる娘に、母は「赤ちゃんを泣かせないようにしたいけど、抱っこに疲れてしまった」と率直に打ち明けると、娘は「いいよ!私は大丈夫」と言ってくれた。
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座り込む私を見た娘は、「どうしたの?」と声をかけてくれました。

気持ちに余裕がなかった私は、
「ごめんね。あーさん耳痛いよね。きーさん(息子)を泣かせたくないんだけどね、ママ、抱っこ疲れちゃってね…ちょっとだけ、きーさん泣いててもいいかな?」と正直な気持ちを話しました。

すると、娘は「いいよ!だいじょうぶ!」と言ったのです。

疲れ果てた私を見た、娘は…

そこから、娘は変わりました。今まで息子が泣いたら、ただ「うるさい」「泣き止ませて」と言っていた娘が、「泣いてるね」「私は大丈夫よ」と言ってくれるようになりました。

そして、私がすぐ行けない時は、「待っててね!ママすぐ来るからね!」と息子に声をかけるようになったのです。
赤ちゃんが泣くと「泣いてるね」「私は大丈夫よ」と言ってくれるようになった娘。母がそばに来れない時は「待っててね!ママすぐ来るからね!」と声をかけるようになった。
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