子どもの積極性に驚き!さまざまな作品が入り乱れるブース出展

出展ブースの様子
Upload By 伊藤このみ
エキシビションホールでは3タームに分かれてブース出展を行っていました。総勢126名もの子どもたちが、自分の作品とプレゼンボードを机に並べ、来場者・審査員に積極的にアピールしていました。

作品はどれも独創的なものばかり。ホワイトボードマーカーで描いた線を消してくれる「お掃除ロボット」や、ゼロからプログラミングした完全オリジナルの「宝探しゲーム」など、ロボットやゲーム、3Dの映像など作品の幅もさまざまでした。

ブース出展の会場では、音楽が流れると「アピールタイム」の合図。自分の作品についてマイクを通して、アピールしたい子ども達が「はい! はい!」と飛び跳ねている姿が印象的で、子どもたちの情熱と自信が感じられました。

また、その積極性はそれぞれのブースでももちろん健在。ブースの前を通りかかった人々に、「遊んでいきませんか?」「試していきませんか?」と声がけを行う子がたくさんいて、活気があふれていました。

出展者によってはプレゼンボードのほかに、自分の名刺や自作のチラシを用意している子も。作品を作るだけでなく、「自分の作品をどう見せるか、そのためには何が必要か」という部分までしっかり考えていることがよく伝わってきました。

第3部の表彰では、電動義手HACKberryの開発者であるMission ARM Japanの近藤玄大さんが、義手ロボットを作った男の子に審査員賞を送りました。

この男の子が作った義手ロボット「A-arm」は超音波センサーによってモノのサイズを認識し、ペットボトルなどを自動で握ることができるというもの。1メートルほどある木材も簡単に持ち上げることができる頑丈なつくりでした。
義手ロボット「A-arm」の写真
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近藤さんは「僕らはオープンソースで世界に向けて発信しているので、ぜひ自分の得意なところを活かして、開発も発信も頑張って欲しいという思いを込めて表彰させてもらいました」とメッセージを送って下さいました。

義肢装具(義足や義手)などは特に、生み出すだけでなく、それを必要としている人に届ける必要がある、と発信の重要性について考えさせられるお話でした。

受賞した男の子は景品の義手を自ら作った義手で受け取り、「嬉しいです。本当に嬉しいです」とその喜びを伝えました。

ワクワクが詰まった体験コーナー&ワークショップ!

ワークショップの様子
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プレイグラウンドではIT×ものづくり体験ワークショップが開かれていました。当日は普段教室に通っていない一般来場の初心者の方も、プログラミングでロボットを動かしたり、ゲームやアニメーションを作ったりすることが体験でき、たくさんの子どもたちで賑わっていました。

テクノロジーゾーンでは、企業や個人クリエイターによる最新のITツールやガジェットに触れられるとあって、子どもだけでなく大人も興味津々の様子。

中でも、3Dプリンターで実際にグッズを作る過程を紹介するブースには常に子どもが張り付き、その制作過程を熱心に眺めていました。また、企業の方から聞いた説明を子どもたちがそのまま、その後来た人々に説明しており、子ども達の吸収力の高さが感じられました。

モノづくりは年齢をも超える!

学校説明体験ブースの様子
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お昼頃にはゲーム作りやプログラミングを専門的に学べる学校や通信制の学校による学校説明、体験ブースが賑わいを見せました。

ある高等学校のブースでは「宇宙エレベーター」という大会に過去出品した作品を持参しており、参加した子どもたちは嬉々として作品に触れていました。

出展した学校の先生は「今日はうちの生徒も来ているのですが、どうやら子ども達と共鳴する部分があるみたいで、一緒になって、ここで新たな機体を作ってしまったりと、影響を受けているようです。」と話してくださいました。

子どもたちの自由な発想が、大きな可能性を秘めていることに改めて気づかされます。
作品の写真
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大盛況のうちに幕を閉じた「ワンダーメイクフェス4」。子どもたちにとって実際に活躍する大人たちからのフィードバックを受けることができる貴重な場となったことでしょう。

そして、大人にとっても、子どもたちの作品のレベルの高さ、そして大きな成長の可能性を改めて感じることができる有意義なイベントでした。

可愛らしさあふれるゲームから、本格的な3Dゲーム、義手ロボットまで、大人顔負けの作品が数多く並び、見る人を大いに驚かせる作品を作った子どもたち。

幼い頃から育んだ創造力や多感な感性が、この先どんな花を咲かせ、世の中にどんな影響を与えてくれるのか楽しみですね。
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