【発達ナビの読書週間】精神科医・斎藤環先生のオススメ本

ライター:発達ナビBOOKガイド
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読書の秋、10月27日~11月9日は読書週間!発達ナビでも様々な方に発達ナビユーザーさんへのオススメ本をご紹介いただきます! 今回はひきこもり支援の第一人者、精神科医・斎藤環先生のおすすめ本です。

斎藤環先生に聞いた、発達ナビユーザーにおすすめしたい本!

ひきこもりを長年支援してこられた精神科医の斎藤環先生。先日発達ナビが行った『ひきこもり新聞』木村ナオヒロさんとのトークショーも盛況でした。

そんな斎藤先生は批評本も書かれているほど、まんがやアニメにも造詣が深いのです。今回は専門書から話題のマンガまで、バリエーションもゆたかな本を教えてくれました!

『発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい』

『発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい』
綾屋 紗月 (著), 熊谷 晋一郎 (著)
医学書院
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「自分が自分の先生なのだ。」(斎藤環先生)
アスペルガー症候群当事者の綾屋紗月氏と小児科医・熊谷晋一郎氏による当事者研究。

発達障害のない人からは「感覚過敏」「こだわり」などの言葉でくくられてしまう特性。発達障害のある人がどのように感じているのか、その世界が綾屋さんの目を通して丁寧に語られます。

保護者や支援者など、発達障害のない人が、発達障害のある人の世界を想像し、理解しようとすることが、彼らとつながるために重要だと気づかせてくれる本です。

『夜廻り猫』

夜廻り猫
深谷 かほる (著)
講談社
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「猫は、寄り添って人を癒やす。」(斎藤環先生)
育児に疲れた時にパパ・ママに読んでほしい本は?とうかがったところ、斎藤先生が教えてくれたのは、ツイッターで話題となった8コママンガ。第21回手塚治文化賞短編賞受賞作の『夜廻り猫』です。

「泣く子はいねが~」と夜更けの街を見まわるのは、なんと猫の遠藤平蔵!涙のにおいをたどって悩んでいる人を見つけ、話を聞きます。ただ寄り添うだけで解決はしないその距離感はまさに猫。ちょっと疲れた時や悲しい時にちょうどいいあたたかさで読めるマンガです。
次ページ「『ジェーン・エア』」

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