ふりかけ以外断固拒否の長男…「偏食、直さなきゃ」の重圧を救ってくれた先生が神対応すぎる!
ライター:シュウママ
3歳当時、重度自閉症の長男の偏食は相当なものでした。好きな物だけ食べ、嫌いな物は食器ごとひっくり返す…。しだいに私は長男との食事の時間が苦痛になっていきました。ところがそんな日々が、給食をきっかけに変わっていったのです。
大好物のふりかけご飯以外は断固拒否!長男の偏食がストレスに…
重度自閉症の長男は幼い頃から食べ物に対するこだわりがありました。
おかずには手をつけずひたすら白米ばかりを食べ続けるのです。それもただの白米ではダメで、お気に入りのメーカーのふりかけをたっぷりとかけたものしか口にしないのです。
パンも食べず麺類も受け付けないその姿を見ていると、次第に危機感が募っていきました。
このままでは一生、他のものが食べられない!
あるとき私はふりかけを隠しておくことにしました。食卓についた長男は、ふりかけのない白ご飯を見つめると不快そうにし机をどんどん叩きます。
「ふりかけはないよ。ごはんとみそ汁を食べるんだよ」私がそう言うや否や、長男は怒りをあらわにし置いてあったみそ汁をテーブルにぶちまけました。
おかずには手をつけずひたすら白米ばかりを食べ続けるのです。それもただの白米ではダメで、お気に入りのメーカーのふりかけをたっぷりとかけたものしか口にしないのです。
パンも食べず麺類も受け付けないその姿を見ていると、次第に危機感が募っていきました。
このままでは一生、他のものが食べられない!
あるとき私はふりかけを隠しておくことにしました。食卓についた長男は、ふりかけのない白ご飯を見つめると不快そうにし机をどんどん叩きます。
「ふりかけはないよ。ごはんとみそ汁を食べるんだよ」私がそう言うや否や、長男は怒りをあらわにし置いてあったみそ汁をテーブルにぶちまけました。
「なんてことするのっ!」
思わず私が大声を出すと、長男は泣き出しました。そしてその日は夜中まで一口も食べようとしなかったのです。
根負けしてふりかけご飯を出してやると、長男は笑顔で食べ始めました。この子はずっとふりかけだけを食べ続けるんだろうか――不安が徐々に募っていったことを覚えています。
思わず私が大声を出すと、長男は泣き出しました。そしてその日は夜中まで一口も食べようとしなかったのです。
根負けしてふりかけご飯を出してやると、長男は笑顔で食べ始めました。この子はずっとふりかけだけを食べ続けるんだろうか――不安が徐々に募っていったことを覚えています。
療育施設での初給食もやっぱり食べない。どうなる長男VS.先生!?
そんな日々の中長男が療育の通所支援に通うことになりました。
私はあらかじめ長男の偏食のことを先生に話しておいたのですが、先生は笑顔で「ここに来る子は大半が偏食なんですよ。大丈夫。シュウくんの偏食は絶対直してみせますから」力強く言って下さいました。
その言葉にほっとしましたが正直『あの頑固な偏食が直るわけない』と私は心の中で思っていたのです。初給食の日、やはりというべきかトレイに置かれたごはんとおかず、スープを長男は警戒心いっぱいの目で見ています。
私はあらかじめ長男の偏食のことを先生に話しておいたのですが、先生は笑顔で「ここに来る子は大半が偏食なんですよ。大丈夫。シュウくんの偏食は絶対直してみせますから」力強く言って下さいました。
その言葉にほっとしましたが正直『あの頑固な偏食が直るわけない』と私は心の中で思っていたのです。初給食の日、やはりというべきかトレイに置かれたごはんとおかず、スープを長男は警戒心いっぱいの目で見ています。
イライラした様子の長男の背後に先生はぴたりとくっつき「シュウちゃんはどれが好きかな?」と言いスプーンにスープをのせて長男の口元へ持っていきます。長男はイヤイヤして飲もうとしません。
その姿を見ながらやっぱりダメか…そう思ったときです。
その姿を見ながらやっぱりダメか…そう思ったときです。
目からウロコ!長男が初めてスープを口にした!
先生は立ち上がり、棚からふりかけを出して長男のご飯にかけてくれました。
「ちょっとずつ慣らしていきましょうね」先生は私の方を振り返って言いました。ふりかけご飯を見て長男は目を輝かせ必死になって食べ始めました。食べている最中、先生は横からすっと自然に長男の口にスープを流しこみました。
「ちょっとずつ慣らしていきましょうね」先生は私の方を振り返って言いました。ふりかけご飯を見て長男は目を輝かせ必死になって食べ始めました。食べている最中、先生は横からすっと自然に長男の口にスープを流しこみました。
あまりに先生の動作が自然だったからでしょうか。家では嫌がるスープをごくりと飲み干す長男。思えばこれが初めてスープを口にした瞬間だったでしょうか。結局その日、長男はごはんとスープを見事完食することができたのです。