赤ちゃん言葉だった娘の会話がレベルアップ!必要だったのは言語訓練じゃなくて「自他との区別」

2017/12/20 更新
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広汎性発達障害の娘は、4歳の頃まで、赤ちゃん言葉を使っていました。
お友達の中で浮いてしまうその姿を見て、何とかしなきゃ…と思っていた時、
医師からもらったアドバイスに衝撃を受けました。

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「浮いている…」通じない言葉のまま一人でしゃべりつづける娘に危機感

広汎性発達障害の娘は、幼稚園年中(4歳)の頃まで赤ちゃん言葉を使っていました。

お友達のことは大好きで、遊ぼうと寄っていくのですが…
娘の話す言葉は赤ちゃん言葉。話の構成もできず、意味をもたない言葉の羅列ばかり。

もちろんお友達は理解できず、ポカーンとしてしまいます。
しかし娘は、そんな様子もおかまいなし。
時には、途中で友達がいなくなっても、一人でしゃべり続けることもありました。
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どうやら娘は、言葉が他人に伝わらなくても、そもそも相手がいなくても気にならないようなのです。

私は、いつまでも他人に通じない言葉を話し、一人浮いている娘を見ながら、この状況を、どうにかしたいと考えていました。

問題は言葉の訓練よりも「自他との区別」だった?

そんな私に、発達外来の主治医の先生はこう言いました。

「娘さんに必要なのは『自他との区別』です。
言語能力をあげることも大事ですが、
『私は〇〇だけど、お友達は〇〇かもしれない。』というように、
他人の気持ちを推理する力をつけることが、
言語・コミュニケーション能力を上げていく
ことにつながっていくんです。」

自他との区別、それは他人は自分とは、考えることも感じることも違う存在 であるとの理解のことです。

そもそも、他人を意識しない娘。

娘の課題は、
「自分以外の他人を意識させ、『自分の感じることと、他人が感じることは同じではない』と教えること」
「今、自分がしゃべっている言葉は、『相手に通じていないかも』と思ってもらうこと」
だったのです。
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「自分と相手の気持ちは違う」ことを理解してもらうトレーニング

私は、主治医の先生の話を聞いて、さっそく家庭でのトレーニングをスタートさせました。
目的は、娘に『自分の気持ちと、相手の気持ちが違う』と思ってもらうこと。

そして、旦那に訓練の協力を頼みました。

たとえば、娘がふざけて旦那に体当たりをしたとき…
トレーニングのチャンス到来です!
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自分の気持ちと人の気持ちが違うことを、具体的な出来事で丁寧に伝えます。

基本的な方法は、4つのステップ。

1. まず、本人の気持ちを代弁します。これが気持ちの同調です。

2. 相手の気持ちを想定したことを言い、指摘をします。

3. そのうえで、相手に「どうだった?」と聞き気持ちを言ってもらいます。

4. それから、本人に向かって「ほら、こう言っているよ!」と、他人の気持ちを意識させる橋渡しの役割を担います。

繰り返すうちに、相手の気持ちを気にして行動できるようになってきた!

そんなことを繰り返すうちに、娘は、
何かした後に、毎回、相手の気持ちを気にかけるようになりました。

そして回数を重ねるうちに、
ふざける前に、考えるようになり、
気付けば…「○○やってもいいですか?」と聞くようになりました。
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他人に伝えたい気持ちも育ってきた

家庭内でのみ行っていた、このちょっとしたトレーニングでしたが、
外での娘の様子にも、少しずつ変化がありました。

同時に行っていた言語訓練で、語力も少し上がり、
赤ちゃん言葉が減ってきた頃…

お友達に話しかけた後、「わかった?」と聞くようになったのです。

自分の話を、他人に伝えたいという気持ちが芽生えたようでした。
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今では、相手の様子を見て補足して説明できるように

娘は、そこから少しずつ少しずつ成長を見せてくれました。

小学1年生になった現在は、
自分の話が、相手に伝わっていない時は、言い換えたり、説明を足したりするようになりました。

人とのコミュニケーションにおいても、その人がちゃんと笑っているか、
嫌じゃなかったかを、確認するようになりました。
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コミュニケーションに大事なのは言葉だけじゃない。人の気持ちを考えられる子に

この『自他との区別』、コミュニケーション能力の向上が目的でしたが、
元々、お友達が大好きで、優しい娘には、とても合っていたようでした。

テレビを見たり、本を読んだり、人の話を聞いたりした時、その後ろ側の気持ちを考えたり、必ず相手の気持ちを思いやり、
以前にも増して、心優しい子になってくれました。

コミュニケーション能力を鍛えるためには言語が一番だと思っていた私。

しかし主治医の先生に教えてもらった『自他との区別』が娘を変えてくれました。
今の娘を見ると、「気持ちを代弁することを、続けて良かったな~」と、私は思うのです。
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