3月26日は「てんかん」啓発キャンペーンを世界中で行う「パープルデー」。紫を身につけ理解を広めよう!
ライター:発達ナビニュース
3月26日は、てんかん啓発の日であるパープルデーです。シンボルカラーの紫の物を身につけて、てんかんの人を応援し、理解を広めるための運動が毎年世界各地で行われます。
100人に1人がてんかん患者と言われながらも、周りにそのことを打ち明けられない人は少なくありません。この記事ではパープルデーやてんかんに関するイベントも紹介します。てんかんの症状がある人を「ひとりぼっちにしない」という応援メッセージを発信しませんか。
世界中で広まる、てんかんの啓発活動
3月26日は、世界的なてんかん啓発の日である「パープルデー」です。てんかんという病気について、正しい情報を多くの人に知ってもらえるように、さまざまなイベントが企画されています。ここでは、2018年のパープルデーに関するイベントについてご紹介します。
てんかんって、どんな病気?
てんかんの発作には、突然倒れて意識を失いけいれんを起こすといったいわゆる大発作と、体の一部が勝手に動いたり、会話の途中にぼんやりしたと思ったら意識を失っていたりといった小発作などがあります。
子どもからお年寄りまでどの年齢にもみられる脳疾患です。治療によって発作をコントロールできる人も多くいますが、約2割の人は発作をコントロールできずにいます。周りに受け入れてもらえず、てんかんを打ち明けられないまま悩みを抱える人も少なくありません。
子どもからお年寄りまでどの年齢にもみられる脳疾患です。治療によって発作をコントロールできる人も多くいますが、約2割の人は発作をコントロールできずにいます。周りに受け入れてもらえず、てんかんを打ち明けられないまま悩みを抱える人も少なくありません。
てんかんとは?原因や発作の種類、発達障害との関係や支援制度について紹介します!【医師監修】
パープルデーとは?
パープルデーは、7歳でてんかんと診断されたカナダのキャシディー・メーガンさんが、9歳を迎えた2008年に周囲にてんかんを打ち明けた時の葛藤がきっかけで生まれました。てんかんによって差別や孤独を感じている人たちに「あなたは一人ではない」と伝えるために始まった活動です。今では、世界中で賛同が広がり、さまざまな活動が展開されています。
日本では、全国てんかんリハビリテーション研究会の医師を中心としたパープルデー企画実行委員会や関係団体が、啓発活動に取り組んでいます。パープルデーにちなんだライトアップも各地で同時に行われ、その規模は年々拡大しています。