感覚過敏も多動もOK!自閉症の女の子が主人公の映画『500ページの夢の束』の、すごい取り組みを取材!
ライター:発達ナビニュース
現在公開中の映画『500ページの夢の束』は、自閉症がある女の子が主人公。その上、感覚過敏がある人に配慮した”センサリーフレンドリー”での上映も行われると聞きつけて、マンガライターのかなしろにゃんこ。が取材してきちゃいました!
自閉症のある女の子のドキドキの冒険劇はもちろん気になるけど、さらに「大きな音が苦手でも、光が苦手でも楽しめる映画」ってどんな感じ!?をルポします。
取材・文・イラスト/かなしろにゃんこ。
音や光に過敏のある人も楽しめる映画って?かなしろにゃんこ。が渾身ルポ!
9月に、自閉症がある女の子が主人公の映画『500ページの夢の束』が公開される!その上、感覚過敏がある人に配慮した"センサリーフレンドリー"上映での試写会が催される!という情報を、発達ナビ編集部の方から教えてもらいました。
「かなしろさん、取材してみない?」と誘われ、「もちろん!」と即答。映画や試写会について、ルポしたいと思います!
「かなしろさん、取材してみない?」と誘われ、「もちろん!」と即答。映画や試写会について、ルポしたいと思います!
センサリーフレンドリー上映って?音や光に過敏な人も無理なく映画が楽しめる!?
光や音に過敏さがあると、映画のスクリーンから放たれる映像は眩しく感じたり、大きな音を痛く感じたり、突然の大きな音にとてもびっくりしてしまうことがあります。感覚の過敏さがある人にとって、映画館は必ずしも楽しめる場所とは限りません。でも、迫力あるスクリーンで映画を観たい!という思いはある…。
センサリーフレンドリー上映では、大きな音や高い音などを上映前に細やかに調整。全体的に音量を下げたり、金切り声やサイレンの音など75~80デシベルを超える音は65デシベル程度に下げるなど、配慮が必要なシーンごとに丁寧に行うスタッフの姿がありました。
感覚過敏についての研究を行う、国立精神・神経医療研究センターの高橋秀俊先生が、事前に視聴して気になるシーンを、実際上映する会場の客席に座り、音量を測りながら細かくチェック!
光に過敏性がある人のためにも、照明への配慮が。真っ暗な客席だと、スクリーンの光がまぶしく感じられて、ずっと見ていることがツラい…という人が多いそう。そこで、客席が暗くなりすぎないよう、後方の席はダウンライトを点けて上映していました。
それに”上映中でも話しても動き回ってもOKで出入りも自由”だと、入口の扉にドーンと貼り紙が!ロビーには、ツラくなったらクールダウンできるスペースも用意されています。その上、クールダウンスペースには、吸音布がかけられていて、できるだけ静かなスペースになるよう工夫がされていましたよ。
ロビーから客席ホールやトイレに向かう順路も、目線の高さに合わせて分かりやすく大きい文字で書かれた案内があるから、迷子にもなりません。
大きな音や光を気にせず、そのうえ出入り自由!気張らずに映画を楽しめるなんて、なんて素敵なんでしょう~。感覚過敏や多動性がある子どもの親も、こんなやさしい上映なら子連れで映画に行きやすいですよね。
センサリーフレンドリー上映では、大きな音や高い音などを上映前に細やかに調整。全体的に音量を下げたり、金切り声やサイレンの音など75~80デシベルを超える音は65デシベル程度に下げるなど、配慮が必要なシーンごとに丁寧に行うスタッフの姿がありました。
感覚過敏についての研究を行う、国立精神・神経医療研究センターの高橋秀俊先生が、事前に視聴して気になるシーンを、実際上映する会場の客席に座り、音量を測りながら細かくチェック!
光に過敏性がある人のためにも、照明への配慮が。真っ暗な客席だと、スクリーンの光がまぶしく感じられて、ずっと見ていることがツラい…という人が多いそう。そこで、客席が暗くなりすぎないよう、後方の席はダウンライトを点けて上映していました。
それに”上映中でも話しても動き回ってもOKで出入りも自由”だと、入口の扉にドーンと貼り紙が!ロビーには、ツラくなったらクールダウンできるスペースも用意されています。その上、クールダウンスペースには、吸音布がかけられていて、できるだけ静かなスペースになるよう工夫がされていましたよ。
ロビーから客席ホールやトイレに向かう順路も、目線の高さに合わせて分かりやすく大きい文字で書かれた案内があるから、迷子にもなりません。
大きな音や光を気にせず、そのうえ出入り自由!気張らずに映画を楽しめるなんて、なんて素敵なんでしょう~。感覚過敏や多動性がある子どもの親も、こんなやさしい上映なら子連れで映画に行きやすいですよね。
自閉症のある女の子の冒険が描かれる『500ページの夢の束』
さて、肝心な映画のお話にまいりましょう!自閉症のある主人公ウェンディは『スター・トレック』が大好きな女の子。
家族と離れて自立支援ホームで暮らしながら、社会に参加する学びの途中です。悲しいことや思い通りにならないことがあるとパニックになったりもします。スケジュール通りに生活できないと混乱したり、自分の気持ちがうまく伝えられなかったりも。そんなウェンディですが、とっておきの才能があるのです。
SF映画『スター・トレック』へのアツい思いがほとばしりすぎて、大事件が起きるのです。おっとこれ以上は言えません。この続きは映画館で!手に汗握りながらウェンディを応援したくなるストーリーと感動が待っていますからネ!
家族と離れて自立支援ホームで暮らしながら、社会に参加する学びの途中です。悲しいことや思い通りにならないことがあるとパニックになったりもします。スケジュール通りに生活できないと混乱したり、自分の気持ちがうまく伝えられなかったりも。そんなウェンディですが、とっておきの才能があるのです。
SF映画『スター・トレック』へのアツい思いがほとばしりすぎて、大事件が起きるのです。おっとこれ以上は言えません。この続きは映画館で!手に汗握りながらウェンディを応援したくなるストーリーと感動が待っていますからネ!