自閉症長男を預けてラクしていいの?放課後等デイが母に教えてくれた「前向きな理由」

ライター:シュウママ
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障害児のためのデイサービス――。みなさんはその存在を知っていますか?私は恥ずかしながらそういった施設があることを、息子の発達障害が分かるまで全く知りませんでした。今回は自閉症長男との日々に限界を感じていたとき、手をさし伸べてくれた「放課後等デイサービス」のことを書いてみたいと思います。

デイサービスって知ってる?利用し始めたきっかけ

「うち、デイサービスを利用してるよ」。そう教えてくれたのは、長男が6歳まで通っていた療育施設のママ友でした。
放デイを使っている友だちの言葉
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自閉症の長男と過ごす日々は楽しいこともありますが正直辛いことも多いです。

イライラして物を投げたりする長男と接するとき、親である私も冷静ではいられません。そんなこともあり、小学校入学を控えた3月ごろに私はママ友が紹介してくれたデイサービスに藁をもすがる思いで向かったのです。

週3回の利用。それは大きな変化でした

対応してくださった先生はとても優しく、てきぱきと話を進めてくださり、4月から早速入所することが決まりました。
面談の様子
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ちょうど小学校に通い始めるタイミングです。平日週2回の利用から始まり、少しずつ週3回の利用を増やしながら、定着していけるように移行していきました。

デイサービスの連絡帳を見ると、子どもたちはみんなでダンスをしたり、竹馬をしたり、晴れた日は公園に行ったりととても充実した時間を過ごしているようでした。そのころ、単語が少しずつ増えていた長男は「〇〇ちゃん」と一緒に遊んだお友達の名前を教えてくれ、とても楽しそうにしていました。

また、息子がデイサービスを利用する日は、午後6時に帰宅するので、私自身も時間に余裕が生まれて、ゆっくりと夕食の支度をすることができるようになりました。
時間の余裕が生まれた母
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心のゆとりもできて、まさにデイサービスの存在は「救世主」。本当にありがたかったです。

デイサービスの先生がかけてくれた言葉

次第に私は、できれば週5回、利用をお願いできないかと思うようになっていきました。

けれど、やはりどこかで長男に対して申し訳ない気持ちもありました。「ちょっとラクしすぎではないだろうか…」「親としてもっと子どもと過ごす時間を持つべきではないだろうか…」。けれどそんなとき、デイサービスの先生から声をかけていただいたのです。

「シュウくん、もしよかったら週5回、ときどきは土曜日もデイを利用しませんか?」

私が驚いた顔をしていたからでしょう。先生は続けて
放デイの先生からの言葉
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「お友達とも関わりが持てるようになって集団遊びも身についてきています。学校からデイという1日の過ごし方の流れを組み込んであげた方が、シュウくんにはプラスだと思うんです」。
次ページ「他人に頼ることも、ときには必要」

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