卒業式で垣間見えた、息子のもうひとつの「成長」

お世話になった先生に謝意を伝える
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小学校の門を出る際に、4年生の時に担任だった先生にお別れのあいさつをしました。発達障害の診断のために提出する書類作成に協力してくれた先生です。

厳しく怒るけれど、励ましてくれたり褒めてくれたりする熱血先生。何かと面倒を見てくれる先生が大好きで、4年生の頃の息子は先生にベッタリでした。一見恐く見えるけれど、息子はなぜか子猿のようになついていたのです。きっとそれは「先生は真心で怒ってくれているんだ」と、感じていたからなのかもしれません。

6年生にもなると、母親に側で見守られるのも照れ臭いだろうと思い、私は息子の様子を少し離れたところで見ていました。息子があいさつに行くと、先生の横にはやっぱり先生にベッタリな男の子がくっついていました。

それを見た息子は、「先生ありがとうございました」と泣きながらさよならを言ってお別れしました。「もう自分はベッタリできないな~」と思ったのかもしれません。

「中学生になっても、こんな風に熱血な先生にまた巡り合えるといいね」と私までホロリと涙しました。

小学生から中学生へ。それは「成長」の時期でした

中学生になり身だしなみに気を使うようになった息子
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その後、中学生になった息子。担任の先生は熱血先生!熱い指導をしてくださり、息子はその先生が大好きになりました。

身だしなみの意識の方はというと…。毎朝スプレーで寝ぐせを直して、シャツの襟を直したりと、少しは自分で整えるようになりました。

心の成長がゆっくりな息子も、小学生から中学生になったこの時期は、人の目を気にするようになり変化が見られました。自分以外の人のことを意識することができるようになったなんて、成長だわ!と思った出来事でした。
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