大切だとはわかっていても…。マイナンバーカードすら失くしてしまう、娘の紛失力
ライター:荒木まち子
社会人になると、何かにつけて必要になる身分証明書類。運転免許証を持っていない娘は、1枚で証明書になるマイナンバーカードをつくりました。物をすぐに失くす娘、大切なマイナンバーカードはちゃんと管理できるのでしょうか?
就職に向けて、自分で銀行口座の開設をした娘
2018年4月に就職した娘。昨年の今頃は、入社に向けてさまざまな準備をしていました。
その一つが、給与振り込み用の銀行口座の開設。お年玉などを貯めておく娘名義の口座はありましたが、就職先指定の銀行には口座を持っていなかったのです。
新規口座の開設にあたり、私は「娘からヘルプを求められたら助ける」というスタンスで同行しました。
口座開設用フロアは、パーテーションで区切られた個室仕様。緊張している娘を、私は後ろで見守っていました。
口座の種類やインターネットバンキングの説明など、少し難しいかもと思う箇所もありましたが、娘は行員さんの話を聞きながら自分なりに考えて選択していました。
その一つが、給与振り込み用の銀行口座の開設。お年玉などを貯めておく娘名義の口座はありましたが、就職先指定の銀行には口座を持っていなかったのです。
新規口座の開設にあたり、私は「娘からヘルプを求められたら助ける」というスタンスで同行しました。
口座開設用フロアは、パーテーションで区切られた個室仕様。緊張している娘を、私は後ろで見守っていました。
口座の種類やインターネットバンキングの説明など、少し難しいかもと思う箇所もありましたが、娘は行員さんの話を聞きながら自分なりに考えて選択していました。
そして手続きの中で必要なのが、本人確認書類の提示。この時娘は、家にある本人確認書類をすべて持参し、並べて提示していました。
1枚で本人確認書類になる「マイナンバーカード」をつくろう!
銀行口座の新規開設に限らず、これからも「本人確認書類」が必要になることがあるでしょう。
娘は運転免許証を持っていないので、本人確認のために複数の確認書類が必要になるケースもあります。過去には障害者手帳が「本人確認書類」として使えないこともありました。
そこで今後のことを考えて、1枚で本人確認書類として使うことができる「マイナンバーカード」を作ることにしました。
現在マイナンバーカードは、街中の証明写真機やスマートフォンから交付申請することができます。娘は、自分のスマートフォンで写真を撮って申請を完了しました。
私たちが住んでいる地域の自治体では、申請から交付まで2カ月ほどかかります。交付通知書が自宅に届いたら、本人が役所に受け取りに行くのですが、月曜から金曜まで仕事をしている娘は、土曜日にしか取りに行けません。自治体のルールに従って、月2日の土曜開庁日に前もって電話予約をし、カードを取りに行きました。
娘は運転免許証を持っていないので、本人確認のために複数の確認書類が必要になるケースもあります。過去には障害者手帳が「本人確認書類」として使えないこともありました。
そこで今後のことを考えて、1枚で本人確認書類として使うことができる「マイナンバーカード」を作ることにしました。
現在マイナンバーカードは、街中の証明写真機やスマートフォンから交付申請することができます。娘は、自分のスマートフォンで写真を撮って申請を完了しました。
私たちが住んでいる地域の自治体では、申請から交付まで2カ月ほどかかります。交付通知書が自宅に届いたら、本人が役所に受け取りに行くのですが、月曜から金曜まで仕事をしている娘は、土曜日にしか取りに行けません。自治体のルールに従って、月2日の土曜開庁日に前もって電話予約をし、カードを取りに行きました。
受け取ったマイナンバーカード、どうやって保管する?
マイナンバーカードは、頻繁に使うものではありません。
物をよく失くす娘は、マイナンバーカードを持ち歩くことはせず、必要な時以外は『大切なものファイル』と命名したカードポケット付きバインダーに入れて、自分の部屋に保管しました。
物をよく失くす娘は、マイナンバーカードを持ち歩くことはせず、必要な時以外は『大切なものファイル』と命名したカードポケット付きバインダーに入れて、自分の部屋に保管しました。
娘が自分で考えた「落し物をしないためのアイデア」が何とも…
先日ある申請で、マイナンバーカードが必要になった娘。
『大切なものファイル』を開いてみると…そこにあるべきはずのマイナンバーカードがありません。部屋のあちこちを探しても見つからず、娘はついに私にヘルプを求めました。
私「カードを最後に使った時はいつ?」
娘「いつだったかなぁ…。」
私「この間、銀行に自動積立貯金の申込みに行った時じゃないの?」
娘「あ、そうだった!」
私「使った後、どこにしまったか覚えてる?」
娘「『大切なものファイル』に入れたはず…。」
私「“はず”…ありがちだよね(笑)」
その時娘の部屋はどういう状態だったかというと、相変わらず…
『大切なものファイル』を開いてみると…そこにあるべきはずのマイナンバーカードがありません。部屋のあちこちを探しても見つからず、娘はついに私にヘルプを求めました。
私「カードを最後に使った時はいつ?」
娘「いつだったかなぁ…。」
私「この間、銀行に自動積立貯金の申込みに行った時じゃないの?」
娘「あ、そうだった!」
私「使った後、どこにしまったか覚えてる?」
娘「『大切なものファイル』に入れたはず…。」
私「“はず”…ありがちだよね(笑)」
その時娘の部屋はどういう状態だったかというと、相変わらず…
カオス状態な娘の部屋で一緒に探した結果、マイナンバーカードは『大切なものファイル』付近の堆積物の中から発見されました。
『大切なものファイル』の中の物の多くは、ファイルポケットの中には入っていませんでした。娘は、バインダーの間にただ“挟んだ”だけだったのです。そのため、大切なカードも書類も、ファイルの近くの堆積物の中にうずまってしまっていたのです。
『大切なものファイル』の中の物の多くは、ファイルポケットの中には入っていませんでした。娘は、バインダーの間にただ“挟んだ”だけだったのです。そのため、大切なカードも書類も、ファイルの近くの堆積物の中にうずまってしまっていたのです。
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