ようやく向かった3歳児健診…でも、大暴れで診察を受けられず
3歳児健診に行こう。そして、発達についての意見書を書いてもらおう。そう考え向かった3歳児健診。ところが…いつもとは違う私の緊張感を察知したのか、息子は逃げ回ったり、大暴れしてしまったのです。
診察ができない状態のまま
結局、診察もままならず、受診不可に…。私は、「あぁ、この子には本当に療育が必要だ」と強く思いました。そして力尽き、その場で涙してしまいました。
先生は、(大暴れしたため診察も難しかったという)そのときの状況を意見書に書いてくださいました。
先生は、(大暴れしたため診察も難しかったという)そのときの状況を意見書に書いてくださいました。
興奮してイキのいいマグロのような状態の息子を抱えるようにして病院を後にしました。そして「このままじゃダメだ」と、その足で息子を保育園に預け、お医者さまに書いていただいた意見書を手に役所に向かいました。
役所で知ったのは、行政の療育施設経由の受給者証申請だと希望者が多く半年はかかるということ。そこで、すぐに手続きが完了するセルフプラン(※)で申請することにしました。
窓口の担当者の方にも発達障害傾向のお子さんがいるということで意気投合し、丁寧にセルフプランの描き方を教えてくださったおかげで、1時間程度で手続きも終了。翌週には通所受給者証を手にすることができました。
※障害福祉サービスを利用するには、指定特定相談支援事業者・障害児相談支援事業者が作成するサービス等利用計画等が必要になります。相談支援事業者に代わり利用者や家族、支援者が「セルフプラン」を作成することもできます
役所で知ったのは、行政の療育施設経由の受給者証申請だと希望者が多く半年はかかるということ。そこで、すぐに手続きが完了するセルフプラン(※)で申請することにしました。
窓口の担当者の方にも発達障害傾向のお子さんがいるということで意気投合し、丁寧にセルフプランの描き方を教えてくださったおかげで、1時間程度で手続きも終了。翌週には通所受給者証を手にすることができました。
※障害福祉サービスを利用するには、指定特定相談支援事業者・障害児相談支援事業者が作成するサービス等利用計画等が必要になります。相談支援事業者に代わり利用者や家族、支援者が「セルフプラン」を作成することもできます
現在、療育施設に通い始めて2か月。療育の効果は少しずつ感じることができています。結局受診不可だった3歳児健診には再訪できておらず、はっきりした診断名がついたわけではありません。でも、息子に必要なことを積極的にできている今は、以前のような漠然とした不安はなくなりました。
あのマグロ事件も、私の背中を押すための息子の作戦だったのでは――そんな風にも感じています。
エピソード提供:TSさん(3歳の男の子のママ)
イラスト:ひらたともみ
あのマグロ事件も、私の背中を押すための息子の作戦だったのでは――そんな風にも感じています。
エピソード提供:TSさん(3歳の男の子のママ)
イラスト:ひらたともみ
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