ニガテな服薬管理を「一包化」が救う!?発達障害の娘の負担を軽減する便利なシステム

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発達障害のある娘は、毎日服薬をしています。でも、モノの管理が苦手な娘にとって、毎日欠かさず、複数の薬を飲むことは大変です。のみ忘れを防ぐために費やす作業にも時間がかかっていました。でもあるとき、かかりつけの薬局で「一包化」ができることを知って…。

「とても大切」でも「面倒」…今回は、わが家のお薬管理についてのコラムです。

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処方された薬を1回分ずつ仕分けする作業に取り組むようす
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「その作業 少しの工夫で 楽になる」が書かれたかるた
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学生時代はお薬ボックスで管理

障害のある子どものお薬管理には気を使いますよね。

発達障害がある娘は、小学生時代は薬の飲み忘れが多かったのですが、お薬ボックスの使用などで飲み忘れはだいぶなくなりました。
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セッティングが苦手

わが家の薬ボックス
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娘は小学校高学年の頃から週に一度、自分でボックスに薬をセッティングするようになったのですが、その作業は少し大変そうでした。

理由

・朝と夕でお薬の数や種類が違うので間違わないよう神経を使う
・手先が不器用なので、カプセルや錠剤のシートをハサミで切る作業が負担


などが原因でした。

社会人になった娘、お薬管理がバージョンアップ

社会人になり、学生時代に比べて「今までよりお金には余裕があるけど時間に余裕がない」状態になった娘はある行動に出ました。

2週間の投薬カレンダーを2つ購入し、それまで週に一度行っていた薬のセッティング作業を1か月分まとめてすることにしたのです。

購入した投薬カレンダー

ウォールポケットタイプのお薬カレンダー
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娘は月に1度病院を受診していて、お薬は1か月分まとめて処方されています。花粉の時期にはアレルギーの薬もプラスさせれるので1か月分の薬をセッティングするとなると結構な量になります。

娘は集中するため、それまでリビングで行っていた作業を自室で行うようになりました。

かかりつけの薬局で知った「一包化」

わが家にはかかりつけの薬局があります。そこで”娘にとって薬の管理は大変”だという話をしたところ「一包化してみたらいかがですか?」と言われました。

「薬の一包化」とは、服用時期が同じ薬や1回に何種類かの錠剤を服用する場合などに、それらをまとめて1袋にすることで、飲み間違いや錠剤の紛失がなくなります。

また、手が不自由で薬を取り出すことが難しいという方にも便利です。

注意点

一包化にはいくつかの注意点があります

・対応していない薬局がある
・医師の処方が必要
・薬の種類によって一包化できないものがある
・複数の病院で処方されたものは一包化できない
・包むのに時間がかかる
・追加料金がかかる

などです。

一包化、娘も試してみると…

実際、一包化を試してみると

・薬の数を数えなくて良い
・錠剤のシートを切る手間が省ける


など、娘の苦手を補ってくれ、ぐっと服薬管理のハードルが下がったのです!

家での作業がぐっとラクに!

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粉薬をまとめて1包、カプセル・錠剤をまとめて1包、合計2包を服薬。それぞれの包み、朝・夕など服薬のタイミングも印字してもらえて便利です。
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娘の家での作業は、一包化してもらったお薬を、投薬カレンダーのポケットに入れるだけになりました。おかげで、手間も時間もぐっと減りました。

1週間のボックス型に比べ、2週間のカレンダー型はサイズが大きく場所を取ります。またポケットが浅いのでお薬の包みをしっかり奥まで入れないと落ちやすいなど気を付けなければならない点もあります。でも一包化したことで苦手感のあった作業工程が大きく減り、娘は今の状態に満足しているようです。

薬の自己管理は継続して行わなければならない大切なことなので、本人の負担が少しでも減って良かったと思います。
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