発語も学校の準備も!発達障害の娘をサポートしたいーー母の手作り療育グッズ

発語も学校の準備も!発達障害の娘をサポートしたいーー母の手作り療育グッズのタイトル画像

広汎性発達障害の娘は、現在小学3年生。2歳半の時に発育の遅れがわかりました。
娘らしい成長を応援するために…それから、私が作ってきた療育グッズの数々。その中から、今振り返って「作って良かったな」と特に思える、いくつかをご紹介します。

SAKURAのアイコン
SAKURA
32523 View

何かできないか…その想いが療育グッズ製作の始まり

2歳半の時、発育の遅れを指摘された娘は、すぐ、言語訓練に通い始めました。しかし、言語訓練は予約がいっぱいで、1か月に1回しか受けることができませんでした。
当時娘は、ほとんど発語がありませんでした。少しでも発達を促すことができたらと思っていた私は、言語訓練に通うことができない状況に焦りました。少しでも娘の発語を促すため、何かしなければと考え続ける日々…。

そこで、言語訓練で使っていたカード訓練をヒントに、自宅で真似してカードを作りました。
療育施設での言語訓練は月に1回しかできないと言われてしまう。
Upload By SAKURA
自作の言語訓練カード
Upload By SAKURA
自作の言語訓練カード
Upload By SAKURA
最初は、無関心だった娘でしたが…。
数日経ってから言語訓練カードに興味を持つ娘
Upload By SAKURA
全く興味を示さない娘に、繰り返しカードを見せ、ほぼ独り言のような状態で、カードに描いてある絵の名前を読み上げ続けると…娘はだんだんと、カードに目を向けるようになりました。そして、少しずつ私の読み上げる言葉に反応を示し始め…。数日後には、カードを自主的に持ってくるようになりました。

このカードは、私たちの療育の始まりでもあります。私が初めて作った思い出深いカードです。この後、さらに制作したカードと一緒に、今も大切にしまってあります。
改良を重ねた言語訓練自作カード
Upload By SAKURA
現在、カードはおもちゃ箱に保管されていて、娘は(小学3年生になった)今も時々、出して遊んでいます。
成長してすっかり言葉が増えた娘
Upload By SAKURA
その光景を見るたび、なかなかしゃべらなかったあのころを思い出し、スラスラと話す今の娘を見ながら、成長を感じ、嬉しくなります。

小学校に向けて「自分で」の準備

娘が幼稚園の年長になり、「ついに来年は小学生!」というころ…。私は、娘の小学校入学にいくつか不安がありました。そのうちの一つが、「(学校の)準備が一人で、できないこと」でした。

そこで、小学校入学にむけて、「準備」を練習することにしたのですが…。
学校の準備が苦手な娘
Upload By SAKURA
一緒に取り組んでも、娘は心ここにあらず。何とかやる気を出してもらおうと、明日の持ち物準備のチェックリストを作りました。
自作の持ち物チェックリスト
Upload By SAKURA
このチェックリストにしてから自主的に、準備に取り組むようになった娘。準備を視覚化することで、「明日の準備」は娘が主体的にできる日課になりました。
主体的に準備ができるようになった娘
Upload By SAKURA
小学生になった現在、スムーズに「明日の準備」ができているのは、このチェックリストが少なからず影響を与えたのだと、私は思っています。

朝、言われなくても動けるようにするために

小学校に入学した娘。朝起きるのがとても遅く…支度にも時間がかかり…いつも出発はギリギリでした。「早くして~!」「遅刻する~!」とイライラしながら声をかける日々を毎日繰り返し、私は精神的にいっぱいいっぱいでした。
小学校の準備で、次の行動に移るのに時間がかかってしまう娘
Upload By SAKURA
何とかしなければと娘の様子を観察していると、あることに気がつきました。娘は、次の行動にうつる前に必ず、止まって固まっていたのです。次に自分が何をしたらいいかわからないんだ…と気づいた私は、あるものを作りました。
支度や準備を絵で描いた自作カードで自分から準備ができるようになった娘
Upload By SAKURA
作ったのは、朝、娘がしなければならない支度や準備を、すべて描いたカード。娘には、終わったカードを裏返してもらいます。そうすることで、あとは何が残っているかはっきりわかり、全体の見通しも立ちやすくなることが狙いでした。

カードを使い始めてから、全部クリアしようとゲーム感覚で楽しく準備してくれるようになり、朝のイライラは激減しました。そして、私が何も言わなくても、カードを自分で出してきて、自主的に身支度を始めるようになったのです。

カードを使った支度は、小学1年生から2年生までの半年ほど続き、小学3年生になった今は、声かけをしなくても、出発の時間までテレビを見たり、ゲームをして過ごすことができるほど、余裕をもって支度を終えられています。
出発20分前に準備を終えることができるようになった娘
Upload By SAKURA

大切なのは完成度よりも、親の想い

私はこれまで、娘に何か課題が発生するたびに、娘の手助けになれば…と、いろいろ作ってきました。その中には、全く娘に響かなかった失敗作も、たくさんありました。

しかし、大事なのは、我が子を観察し、どうすれば過ごしやすくなるか、「考えること」ではないでしょうか。子どものために、一生懸命作ったものなら、絵がうまくいかなくても、コピーして切って貼ったものでも、子どもにとっては特別なのです。親の愛情が含まれてこそ、効果があると思います。

親が子どものために、試行錯誤してやることに不正解はない。すべて正解だと私は思っています。
「気持ち見える化」がキーワード。親子同じ目線で取り組む、わが家の療育のタイトル画像

関連記事

「気持ち見える化」がキーワード。親子同じ目線で取り組む、わが家の療育

今できなくてもいい。発達障害の娘と「いつかできる将来」を見据えてのタイトル画像

関連記事

今できなくてもいい。発達障害の娘と「いつかできる将来」を見据えて

当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
あわせて読みたい関連記事

あわせて読みたい関連記事

発達障害のキホンを知る

発達障害のキホンを知る

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。