「やるべきことに取りかかれない」「忘れ物が多い」――ADHD(注意欠如多動症)のお子さんが抱えがちな困りごと、原因は?またどう対策すればいい?
さまざまな要因が考えられますが、一般的には、まず環境調整を主体とした支援を考えてみましょう。例えば、やるべきことやスケジュールを見やすい場所に提示する、加えて時間がくればアラートで知らせる、必要なものの置き場所を目立たせる、場所が分かる電子タグをつけるなどです。
なにかをやろうとしていて、他の用事ができると前のことがおろそかになる場合は、他の用事に切り替える前に何をやろうとしていたかを簡単にメモしておく、考え事をしていると想像の世界に入ってしまい時間が過ぎてしまう場合には、かなしろさんの事例のように特定の切り替え動作をするかアラームなどで次の活動を知らせるようにしておくことも考えられます。
お子さんといろいろ試してみて、一人ひとりにあった方法を見つけ出せるとよいでしょう。
なにかをやろうとしていて、他の用事ができると前のことがおろそかになる場合は、他の用事に切り替える前に何をやろうとしていたかを簡単にメモしておく、考え事をしていると想像の世界に入ってしまい時間が過ぎてしまう場合には、かなしろさんの事例のように特定の切り替え動作をするかアラームなどで次の活動を知らせるようにしておくことも考えられます。
お子さんといろいろ試してみて、一人ひとりにあった方法を見つけ出せるとよいでしょう。
(監修:井上先生より)
大人になって自分の幼い頃の困難を言語化できるようになると、改めて有効な対策を一緒に考えることができると思います。本人が自分で考えた対処法が理にかなっていることもあれば、非効率な場合もあるかもしれません。改めて一緒に考えていくことで、本人の強みや弱みに関する自己理解につながっていくのではと思います。その中で自分にあった方法を会得したり、バージョンアップできると生活の質が高まってくると思います。
大人になって自分の幼い頃の困難を言語化できるようになると、改めて有効な対策を一緒に考えることができると思います。本人が自分で考えた対処法が理にかなっていることもあれば、非効率な場合もあるかもしれません。改めて一緒に考えていくことで、本人の強みや弱みに関する自己理解につながっていくのではと思います。その中で自分にあった方法を会得したり、バージョンアップできると生活の質が高まってくると思います。
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