「偏食なのは、育て方が下手だから?」大切なのは、娘の努力と家族の想いだと気づいて
ライター:SAKURA
広汎性発達障害の娘は、小さいころから偏食があります。
しかし、本人の頑張りもあって、少しずつ…少しずつ食べられるようになり、
小学校の給食も完食できる日が増えてきました。
安心していた私でしたが、ある食事の場で、思ってもみなかったことを言われました。
好き嫌いと食へのこだわり
広汎性発達障害の娘は、小さいころから好き嫌いが多く、離乳食も限られた食材しか食べてくれませんでした。食べない食材は、小さく刻んでわからないようにハンバーグに入れたりもしましたが、見事に娘にはバレてしまう始末…。
無理やり口に含ませても吐き出してしまい、手の込んだものを作っては捨てる羽目になる状態に、いつもイライラしていました。そんなことを繰り返しながら、娘は幼稚園に入園しました。
やっとわかった、娘の好き嫌いの法則
幼稚園に入園したころ、私は、娘の好き嫌いの法則を発見しました。
超!偏食な娘と私の奮闘記―実は娘の好き嫌いにはある法則が…?
娘は、味が濃い物や食材が混ざったものを嫌がっていたのです。野菜炒めなど、味付けをせず、食材を一つひとつ分けて盛ると、娘も食べられました。
幼稚園での給食も最初は丸残ししていましたが、食材を選んで一種類ずつ食べる方法をとるようになった娘は、少しずつ少しずつ給食を食べられるようになりました。
小学校に入学し、量の問題が発生!
幼稚園の時は、週2回だった給食。しかし、小学校は毎日あります。元々小食の娘は、量が多い給食を、なかなか完食できませんでした。小学1年生のころは、毎日毎日残して帰っていた娘。事あるごとに担任の先生から、給食のことを言われました。そのたびに娘に、食べ物の大切さについて話しました。
「給食もお外で食べるごはんも、一生懸命作っている人がいるんだよ。あーさんがごはん残しちゃったら、その人も悲しいと思うよ?それに野菜だって、心を込めて育てた人がいるよ。食べる物がなくて、お腹を空かせてる子が世界にはいるんだよ。」と。
それを十分理解してくれている娘でしたが、頑張っても頑張っても、なかなか食べきれませんでした。以前よりはいろんなものが食べられるようになりましたが、どうしても嫌いな特定の食材は、なかなか口に運ぶことができませんでした。
食べ物の大切さを話すのは大切ですが、給食を完食できない娘を責めるような言い方はちょっと違うと感じた私。娘が頑張っているのもわかっていたし、味覚が過敏な特性も理解していたので、諭すような言い方までしかできませんでした。
それを十分理解してくれている娘でしたが、頑張っても頑張っても、なかなか食べきれませんでした。以前よりはいろんなものが食べられるようになりましたが、どうしても嫌いな特定の食材は、なかなか口に運ぶことができませんでした。
食べ物の大切さを話すのは大切ですが、給食を完食できない娘を責めるような言い方はちょっと違うと感じた私。娘が頑張っているのもわかっていたし、味覚が過敏な特性も理解していたので、諭すような言い方までしかできませんでした。