興味がないとやる気ゼロ、それでもやらなければならないときは?宿題をやらなかった私も、社会人になるとそうもいかず...試した攻略方法

ライター:凸庵(とつあん)
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私は興味がないことにはまったくやる気が出なくて集中できず、着手するのもつい遅くなって後まわしにしてしまいます。
そんな性格なので小学校のころは宿題をやったことがほとんどありませんでしたし、高専に入ってからも興味がない教科の点数はかなり悲惨なことになっていました・・・。
今回は私が興味を持てないことをやらなきゃいけないときにどう対応しているかを書いてみようと思います。

宿題をやったことがなかった小学校時代と将来のために本気で勉強した高専受験

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私には昔から、興味がないことにはまったくやる気が出てこないという特性がありました。

おそらく深くて狭い領域に興味を持つASDの特性と、自分にとって刺激的なものでないと集中できないADHDの特性がかみ合った結果なのかなと思っています。

例えば小学校のころはよく宿題が出ていたのですが、そのほとんどは提出はおろか手すらつけていませんでした...。
先生には毎回怒られ、宿題を集めるときに肩身の狭い思いもしていたので、たまに気が向いたときには誰にも読めなくてもいいからとにかく早く書いて宿題を片付けたりして、なるべく時間をかけずにこなしていた記憶があります。

そんな私でも、高専の受験は本気で取り組みました。小学生のころは不登校にもなりましたが、中学生になってようやく「将来プログラマになりたい!」と思うようになり、その第一歩が地元の高専に進学することだったからです。

それまでは宿題すらろくに取り組まなかった私でしたが、高専受験のときは家で参考書を見ながらほぼ毎日勉強をしていました。自分にとっての目的がはっきりしていれば家でしっかり勉強できることがわかり、自分でも驚きました。
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得意不得意がはっきり分かれた高専の成績

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高専進学後は、小学校高学年のころからずっと勉強しようと思っていた、プログラミングの勉強ばかりしていました。夏休みのバイトで得たバイト代のほとんどを専門書につぎ込んでいたり、晩ごはんを食べて寝る準備をしたら寝るまでずっとパソコンや専門書とにらめっこしているような状態でした。

そのおかげか、プログラミング関連の教科はいつもかなりいい点数を取ることができていました。強い興味がある教科だと、自然と集中して取り組むことができて、少ない時間でしっかり覚えることもできました。

さらに意外なことに、プログラミングに関係がありそうだなと思っていた物理などの教科についてもそれなりにいい点数をとることができていました。

まったく興味がなかった電気系の教科は、いつも赤点ギリギリのひどい状態でしたが...

とはいえ得意なプログラミングを好きなだけできていたので、とても楽しい学生生活を送ることができていました。

興味がないことでも成果を出さなければいけない...社会人生活で感じた困難

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学校を卒業してシステムエンジニアとして就職、大好きなプログラミングを仕事にすることができたのですが、仕事の中ではまったく興味がない分野のタスクもこなすことが求められます。

例えば説明用の資料作成だったり、他の人と協力してひとつのものを作り上げたり。
仕事なので期日もあり、やらないわけにはいかないのですが、どうしても集中して取り組めず、「他の人の倍以上の時間をかけてようやく人の半分くらいのものができあがる」ということがよくありました。

社会人になってすぐのころは、この「興味を持てないけれどもやらなければならないこと」へどう取り組むかがずっと自分の中での課題になっていて、数年間悩んでいました。
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それから色々と試してみて・・・

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「興味を持てないけれどもやらなければならないこと」へどう取り組むか――そのなかにはうまくいったものもあれば、まったくうまくいかなかったり、逆効果になってしまったりというものもありました。

その一部をご紹介いたします。

何とか「自分はこのタスクが好きだ!」と思いこもうとしてみた

結論から言うと、私にとってこれは全然うまくいかないどころか完全に逆効果でした。
思い込みで好きになろうとするのは、興味がないまま自分なりにやってみる以上に疲れるものでした。

ただ、数年間試行錯誤してみて『そのタスクが好きな人にどこが好きなのか聞いてみること』は自分にとって少し効果があるように感じました。自分が興味を持てないことでも、得意だったり好きだなと思っている人は誰かしらいます。そういう人に話を聞いて好きなポイントを知ることで、自分の中でそのタスクへの見方が変わり、興味を持てるようになることがありました。

他のことができない環境にしてみた

興味を持てないタスクをこなしていると、集中できず周りのいろんなことが気になり、ますます作業が進まない...という悪循環に陥ります。
そういうときには会議室を借りるなどして、”そのタスクしかできない状況”に自分を追い込んで何とかこなしていました。

興味がないことに取り組むとかなりのストレスがかかるので、終わった後には好きなものを食べるなど、ストレス発散するイベントをセットで用意しておくのもポイントかなと思っています。

ストレスが溜まる方法でしたが、とりあえず目先のタスクを何とかするためには多少効果がありました。

好きなことと関連する部分を見つけようとした

高専のときにプログラミングと関連する教科を好きになったように、興味を持てないタスクについても自分が好きだったり興味があったりする分野と関連する部分を探してみるアプローチです。うれしいことに、これは自分にはある程度効果がありました。

例えば興味がない分野の資料作成をするときには、「こういう風に表現するとプログラムの設計書を書くときにも使えそう」とか「もともとの資料のこの書き方、すごくいいな。次に技術系の資料書くときにマネしてみよう」というように、自分が興味を持っている分野に活かせそうなポイントを探しながらタスクをこなすよう意識してみました。

この方法は興味があれば集中できる私にはピッタリでした。どうしても集中できなかった仕事もちょっとだけ楽しくなって、それまでよりも集中して取り組めるようになりました。

いろいろと試行錯誤してみた結果、いまの私が心がけていること

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十数年をかけて試行錯誤し、私の場合興味がないことに対してはかなりの工夫をしないと集中して取り組めないのだということがわかりました。

いろいろと試してみましたが、興味がないことをやらなければならないときには、もともと興味を持っている分野に関連させて取り組むのが私には合っているようでした。もちろんどうしても難しいときもありますので、そういうときには他のことができない状況にして、無理やりなんとかする方法をとっています。

もし私と同じような特性のある当事者の方は、興味がないことに取り組む際にはもともと興味を持っているものと関連する部分を探してみるのはいかがでしょうか。
そしてどうしても関連するところが見つからないときには、周りの方を頼ってみると自分ひとりだけでは気づけなかった視点での発見があるかもしれません。サポートする側の方は、その方の興味に関連する部分を探す手助けをしていただけたらなと思います。

今回のお話が、発達障害当事者の方とその周りの方のご参考になれば幸いです。
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