すべては偶然のタイミング

その時、学校には先生がいました。

電話を受けた先生は私に、

「お母さん、少し待って。」
「連絡が取れるか分からないけれど、誰か話をしたい先生はいますか?」

と言いました。

私は、娘がよく悩みを相談していた高校1年の時の担任の先生の名前を伝えました。
イジメっ子との再会。そのとき娘は自分自身の変化を振り返り…のタイトル画像

イジメっ子との再会。そのとき娘は自分自身の変化を振り返り…

暫くするとその先生から電話がありました。その時自分が何を話したのか、詳しくは覚えていませんが「とても辛い」と伝えた記憶があります。

先生と話をして踏みとどまれた

先生は私に言いました。

「お母さん、電話してきてくれてありがとう。」

〝前年度の担任なのに。
 有難いのは私のほうなのに。”

先生と話をし、私は警察に電話をするのを踏みとどまることができました。

後にも先にもこの時だけ

その後も娘が荒れることはありましたが、私が警察に電話をしようと思ったのはこの一度だけでした。
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