母親がまず元気に!ADHD息子の子育てに凹んでばかりの私に必要だったのは、「頑張りすぎない育児」
ライター:かなしろにゃんこ。
発達障害がある子を育てるには気力と体力が必要です。育てながら何度もくじけそうになりました。
ADHDと広汎性発達障害の息子が小学生のとき、専門家から母親のメンタルの保ちかたのアドバイスを聞く機会があり、周りの人と無理して付き合わなくてもいい、子育ての前に自分を大事にして生きていいんだって気がついたのでした。
発達障害を知ろうとするほど落ち込んだ時期
息子にADHDと広汎性発達障害があると分かったのは、小4のときでした。
その後、発達障害を理解しようと専門書を読んだり、当事者のブログを読んだりして勉強すればするほど落ち込んでいく時期がありました。子どもが発達障害だと理解して受け入れるのは時間がかかります。
息子が中学生になって気のあう仲間ができ、毎日明るく過ごすようになった2年生くらいの頃でしょうか。
毎日楽しそうに過ごす息子の姿を見ているうち、「子どもが発達障害でもそうでなくてもどうでもいい!楽しく生きていければいい!」と思えるようになったのです。
それからは、だんだんと発達障害であることにあまり悩まなくなっていきました。
その後、発達障害を理解しようと専門書を読んだり、当事者のブログを読んだりして勉強すればするほど落ち込んでいく時期がありました。子どもが発達障害だと理解して受け入れるのは時間がかかります。
息子が中学生になって気のあう仲間ができ、毎日明るく過ごすようになった2年生くらいの頃でしょうか。
毎日楽しそうに過ごす息子の姿を見ているうち、「子どもが発達障害でもそうでなくてもどうでもいい!楽しく生きていければいい!」と思えるようになったのです。
それからは、だんだんと発達障害であることにあまり悩まなくなっていきました。
理解が得られず、感じた孤独...
それまでの息子は、特性が原因で周りとうまくいかないことが多くありました。
トラブルがあるたびに落ち込み、親子で苦しんでいる時期は、まだ息子の障害を受け入れることができなかったんだと思います。
受け入れられるようになってからは、同年代の子が普通にできることができなくても「仕方がないか、ははは、じゃあどうしたらできるようになるかな~?」と落ち込まないで前向きに考えていけるようになっていきました。
我が子が理想より遠く、期待することがほとんどできない!そして発達障害は治すものでも治るものでもない…。
トラブルがあるたびに落ち込み、親子で苦しんでいる時期は、まだ息子の障害を受け入れることができなかったんだと思います。
受け入れられるようになってからは、同年代の子が普通にできることができなくても「仕方がないか、ははは、じゃあどうしたらできるようになるかな~?」と落ち込まないで前向きに考えていけるようになっていきました。
我が子が理想より遠く、期待することがほとんどできない!そして発達障害は治すものでも治るものでもない…。
定型発達児のようになってほしいという思いを諦める必要があります。
一番苦しいのは受け入れるまでの過程です。問題になったできごとや失敗から一つひとつ子どもが何ができないかを知っていく過程がツライんだと思うんです。
同時に、夫に話しても両親に話してもママ友に話してもなかなか理解が得られずに、孤独になってしまうということも、ありがちです。
「考えすぎないで気楽にやりましょう!」といわれても、そのころの私には無理でした。折角向けてくれた慰めも励ましも労りも心に響かないのです。それくらいに落ち込んでしまうんですよね。
一番苦しいのは受け入れるまでの過程です。問題になったできごとや失敗から一つひとつ子どもが何ができないかを知っていく過程がツライんだと思うんです。
同時に、夫に話しても両親に話してもママ友に話してもなかなか理解が得られずに、孤独になってしまうということも、ありがちです。
「考えすぎないで気楽にやりましょう!」といわれても、そのころの私には無理でした。折角向けてくれた慰めも励ましも労りも心に響かないのです。それくらいに落ち込んでしまうんですよね。
私は子どもが発達障害の診断を受けたクリニックで実施しているペアレント・トレーニングを受けて、育てにくい子の接し方を教えてもらったことで、”子どもができないことはなんなのか、逆にできることは何か!?”を知ることや、子どもに期待しすぎないで子育てすることなどを教えてもらい、親子関係を取り戻していきました。
それでもペアレント・トレーニングを受けはじめたころはまだまだ精神状態が不安定でした。
それでもペアレント・トレーニングを受けはじめたころはまだまだ精神状態が不安定でした。
母親の心のケアが先!臨床心理士の先生の言葉に目からウロコ
そのころNPO法人えじそんくらぶ代表、臨床心理士で著書を多数ご執筆されている高山恵子先生の、発達障害の子どもの子育てについて対談をさせていただいたことがあります。
そのときに教えてもらったことが印象的でした。
・母親が鬱などになると発達障害の子の子育ては困難になってしまう、子どもの療育よりも母親自身の心と体を労わってあげて元気を取り戻すべき!
・ブログ(SNSなどでも)で日頃のストレスを吐き出すように思いを綴ってスッキリするのも良い。
母親が元気になるのが最優先事項であるとおっしゃっていました。もしPTA活動などでメンタルが弱るようなことがあるのなら、PTA活動には参加しなくてよい!というお話も出て、目からウロコでした。
私は、母親は発達障害の子どもを生んだからには自分のことは後回しに頑張って生きなきゃいけないような気がしていました。でも、母親あっての子育てです。自分のことを優先にしていいんだ!ということも驚きでした。
そのときに教えてもらったことが印象的でした。
・母親が鬱などになると発達障害の子の子育ては困難になってしまう、子どもの療育よりも母親自身の心と体を労わってあげて元気を取り戻すべき!
・ブログ(SNSなどでも)で日頃のストレスを吐き出すように思いを綴ってスッキリするのも良い。
母親が元気になるのが最優先事項であるとおっしゃっていました。もしPTA活動などでメンタルが弱るようなことがあるのなら、PTA活動には参加しなくてよい!というお話も出て、目からウロコでした。
私は、母親は発達障害の子どもを生んだからには自分のことは後回しに頑張って生きなきゃいけないような気がしていました。でも、母親あっての子育てです。自分のことを優先にしていいんだ!ということも驚きでした。
PTA活動も参加したほうが学校での子どもの様子が見られていいかな?と考えていたけれど、PTA活動の仕事が負担になって子どもとの時間が削られることもあったし、真面目に参加しなくては!と責任を感じていたこともありました。思いきってやらない!という選択もしていいんだ!と思いました。
ボランティア活動は自分に余裕があってするものですもんネ♡
私も私のことを大事にしよう!そんなふうに思えました。子どものことも大切だけれど、自分のことも大切にしていいんだって気がついたのでした♡
ボランティア活動は自分に余裕があってするものですもんネ♡
私も私のことを大事にしよう!そんなふうに思えました。子どものことも大切だけれど、自分のことも大切にしていいんだって気がついたのでした♡