自閉症息子も5年生に。障害のある子に「異性との距離感」どう教える?特別支援学校の先生からのアドバイス

2019/10/28 更新
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先日、長男の通う特別支援学校で保護者会がありました。その席で、あるお母さんがお子さんの困りごとについて話したとき、先生が素敵なアドバイスをくれたのです。

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保護者会の席で投げかけられた質問

保護者会では、子どもの成長したところや現在悩んでいることを、各家庭一言ずつ話していきます。どのお家でも悩みごとはたいてい「わかる~」というものなので、お互い共有しあって解決策を探っていこうという趣旨もあるのかなと思います。

そのとき、あるお母さんが話をされました。

「うちの息子はとても人懐っこい子です。ただ困っているのは、知り合いのお母さんに会ったとき、抱きついてしまうことです。やめようね、と慌てて引き離すのですが、また会ったときも同じようにしてしまいます。」
子どもが知り合いのママに抱きつく行動について、「高学年になったらやめさせるべきでしょうか?」と保護者会で質問するママ。
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ひとごとではない。共感者も多い問題

この質問を聞いて、うなずかれている方が何人かいました。我が家の長男は人懐っこいタイプではないので、あまりこういった経験はありません。

ただ私自身も、学校に行ったとき「シュウくんママ~」と言って抱きついてくるお子さんは何人か見てきました。
「シュウくんのママだ〜」と抱きついてくる子ども。
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みんなとてもニコニコ、可愛いお子さんです。でも、知っている人であれば問題ない行動でも、知らない人が相手だと驚かれてしまうこともありますし、大きくなってくると特に異性に対しては気をつける必要も出てきます。

親御さんからすれば、気になる問題だろうということはよく分かりました。

先生はどんなアドバイスをされるのだろう、とみんな返答を待っていました。

先生からのアドバイス

すると先生はこんな風にお話しされました。
「抱きつく行動を無理にやめさせると否定されたと思って子どもは傷ついてしまいます」とアドバイスする先生。
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「どうして今までは良かったのに、大きくなったらダメなのか、それもまだ理解できないかと思います。だからそんなときは、代わりの行動を教えてあげたらいいと思います。

たとえば...
「知ってるお母さんに会ったら嬉しいよね。そんなときはハイタッチするんだよ!と伝えてあげましょう」とアドバイスする先生。
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手のひらを相手に向けてタッチする。相手のお母さんにも協力してもらったらいいですね。お家で教えてあげたらいいと思います。もちろん学校でも取り組みます。

そんな風にして、違う行動に置き換えることを伝えていきましょう」

体と心の成長バランスが違うゆえに

なるほどと思いました。単にその行動はダメ!とだけ言われても、今までよかったのに...と混乱したり、関わりたい気持ちが満たされずフラストレーションがたまったりすることも考えられます。

同じ欲求が満たされて相手も嫌な気持ちにならないような、より適切な行動を教えてあげるという先生のお話は、目から鱗でした。シュウも少しずつ大きくなってきたので、場に合わせた行動などを教えていく必要が出てきたときには、今回聞いたお話を参考に考えようと思います。

発達障害の子どもは、心と体が同じ速度で成長していきません。それゆえに、親の悩みごとも増えていきます。

でも、保護者や学校、デイサービスの先生達と知恵を出し合って乗り越えていくことができるんだなと気づかされたできごとでした。
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