小児科医が教える、ハーブを活用した風邪対策とは?ハーブの持つ抗菌・抗炎症作用をいかした、薬だけに頼らないホームケア
ライター:発達ナビ編集部
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養命酒製造株式会社
毎年この時期に多くの方が頭を悩ませるのが、親子の風邪対策。今回はハーブを活用した風邪予防について、神奈川県にある緑蔭診療所で現代医学と漢方を併用した診療を行っている、医師の橋口先生にお話を伺いました。風邪を予防したい、家庭内でのうつし合いを防ぎたい、など、目的別にまとめています。
ハーブを活用した風邪対策
風邪が流行るこの季節。でも家事も育児も風邪をひいて休むことも難しいし…。
6月から「養命酒製造」の方々と、身近に、無理なくハーブを楽しめる暮らしのアイデアを、不定期に全4回でお届けしている本連載。
第3回目となる今回は、ハーブを活用した風邪対策についてです。
お話を伺うのは、神奈川県にある緑蔭診療所の橋口玲子先生。養命酒製造の未病ケア記事の監修もされています。
6月から「養命酒製造」の方々と、身近に、無理なくハーブを楽しめる暮らしのアイデアを、不定期に全4回でお届けしている本連載。
第3回目となる今回は、ハーブを活用した風邪対策についてです。
お話を伺うのは、神奈川県にある緑蔭診療所の橋口玲子先生。養命酒製造の未病ケア記事の監修もされています。
教えてくれたのは、橋口玲子先生
神奈川県にある緑蔭診療所で現代医学と漢方を併用した診療を行っている。循環器専門医、小児科専門医、認定内科医、医学博士。高血圧、脂質異常症、糖尿病、アレルギー性疾患、およびメンタル不調などの診療のほか、ハーブ療法やアロマセラピーを用いたセルフケアの講演、執筆活動も行っている。『医師が教えるアロマ&ハーブセラピー』(マイナビ)、『専門医が教える体にやさしいハーブ生活』(幻冬舎)などの著書、監修書がある。
神奈川県にある緑蔭診療所で現代医学と漢方を併用した診療を行っている。循環器専門医、小児科専門医、認定内科医、医学博士。高血圧、脂質異常症、糖尿病、アレルギー性疾患、およびメンタル不調などの診療のほか、ハーブ療法やアロマセラピーを用いたセルフケアの講演、執筆活動も行っている。『医師が教えるアロマ&ハーブセラピー』(マイナビ)、『専門医が教える体にやさしいハーブ生活』(幻冬舎)などの著書、監修書がある。
親子の風邪の初期症状には、ジャーマン・カモミールが効果的
橋口先生:ドイツでは風邪をひくと、よく家庭医や薬局からジャーマン・カモミールが処方されます。ジャーマン・カモミールには、炎症を抑えるほか、ウイルスを抑制する、体を温める、発汗させて熱を下げる、筋肉を緩める(風邪のひきはじめの痙攣性のコンコン咳を緩和)、胃粘膜を保護する など、風邪の諸症状に有効な成分がたくさん含まれます。また、精神を安定させる作用もあるので、リラックスしてゆっくり休むことができます。
橋口先生:ジャーマン・カモミールは子どもが飲んでも安心で、牛乳で煮出すと甘みが増して飲みやすくなるのでご家庭でも取り入れやすいと思います。『万能ハーブ』と呼ばれるほど薬効が高く、口内炎にもカモミールの抗炎症作用と粘液成分による保護の効果が期待できますよ。
【飲む量の目安】
風邪をひいたとき:1日に4〜5杯程度
風邪を予防したいとき:1日に1杯程度
風邪をひいたとき:1日に4〜5杯程度
風邪を予防したいとき:1日に1杯程度
カモミールが苦手な方は、エルダーフラワーでも1〜3は同じような効果が期待できます。
親子の風邪予防、そして家庭内のうつし合いを防ぐために
橋口先生:家族に風邪をひいている人がいるときは、ウイルスを抑制し抗菌作用があるティートリーやユーカリの精油を使った芳香浴がおすすめです。ウイルスを抑制するほか、抗菌する作用もあるので、加湿器やディフューザーに1〜2滴たらせば効果的。お皿に水をはって精油を垂らすだけでも十分に効果があります。
【精油を使った芳香浴】
方法①:朝晩、加湿器やディフューザーに1~2滴垂らす。
※30分に1回、短時間でいいので窓を開けて換気をしてください。
方法②:水をはったお皿に精油を1〜2滴垂らすだけでも効果あり。
※ お子さんが間違って飲まないような器を使いましょう。
部屋の大きさや換気の状態にもよりますが、精油は数滴でも芳香成分はかなり拡散します。
【精油を使った芳香浴】
方法①:朝晩、加湿器やディフューザーに1~2滴垂らす。
※30分に1回、短時間でいいので窓を開けて換気をしてください。
方法②:水をはったお皿に精油を1〜2滴垂らすだけでも効果あり。
※ お子さんが間違って飲まないような器を使いましょう。
部屋の大きさや換気の状態にもよりますが、精油は数滴でも芳香成分はかなり拡散します。
アロマバスもおすすめです。抗炎症作用もあるラベンダーの精油2、3滴をひとつかみの塩に垂らして混ぜたものをお湯に入れます。蒸気に成分が含まれているので吸入療法にもなります。「気合いを入れなきゃ」と緊張状態が続くと、体にストレスがかかり免疫力も低下してしまうので、ゆっくりお風呂に浸かってリラックスしましょう。
親子で安心して暮らしに取り入れられるハーブの力。この季節を元気に乗り切るためにも、風邪対策としてハーブを取り入れてみませんか?
次回記事は、2020年春頃に公開予定!
※本記事内の情報は養命酒製造のwebページ「楽しむ・学ぶ」より参照しています。
※本記事内の情報は養命酒製造のwebページ「楽しむ・学ぶ」より参照しています。
◆◆◆連載◆◆◆
※こちらの記事は、ハーブの品質や安全性について保証するものではありません。自己責任でのご使用をお願いいたします。
※妊娠中、授乳中の方や小さなお子さんがいらっしゃる方は特に、ハーブ購入の際には店員さんに正しい使い方を聞いて、但し書きをよく読んでからお飲みください。
※妊娠中、授乳中の方や小さなお子さんがいらっしゃる方は特に、ハーブ購入の際には店員さんに正しい使い方を聞いて、但し書きをよく読んでからお飲みください。
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イラスト:まゆまま