ASD息子の入学準備!母自身のとまどいの思い出から生まれた「授業ごっこ」とは

ライター:丸山さとこ
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もうすぐ進級進学の季節ですね。息子のコウは、次の学年で使う裁縫道具を「楽しみだなぁ」とうれしそうに眺めています。

そんなコウを見ながら思い出すのは入学準備のこと。4年前のこの時期、私自身のとある経験から、コウには”授業を受ける準備”をしてもらっていました。

3学期もあと少し!次の学年の準備で思い出した入学前のこと…

「裁縫道具、使うの楽しみだなぁ。」
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先日、我が家にコンパクトな裁縫セットが届きました。息子のコウが次の学年で使うためのものです。「3学期も残り少しだねー。これ使うの楽しみだなぁ!」とうれしそうに手に取るコウを眺めながら、私は彼が小学校に入学する前にしていた準備のことを思い出しました。

突然始まった“授業と勉強”に対するとまどい。

授業内容は分かっても、”授業という形式”が分からなかった私。
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給食袋や体操服など学校用具の準備、さんすうセットや筆記具などの細かい物への記名。色々と準備が必要になっていく入学前のこの時期、4年前の私はもうひとつの準備が気になっていました。小学校という環境の変化に対する“コウの心の準備”です。

私は小学校に入学した時、突然始まった「勉強」にとてもとまどった思い出があります。園生活で「先生の話を聞く」「一日の予定に従って動く」には慣れていましたし、“小学校には授業があって、もっと長時間着席して先生の話を聞かなければならない”ということは知識として知っていました。

ですが、授業・勉強という形式…“問に答える”ということに対して、園を卒業したばかりの私は慣れていなかったのです。

“勉強”というスタイルにふれておこう!

「コウ、クイズやる?」「やるやるー!」
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そのような経験から、コウには小学校入学前から「授業・勉強」に慣れてもらうことにしました。
“授業や勉強がスムーズにできるようになるための練習”ではなく、“授業や勉強にふれておくことで入学後の負担を減らすための体験”として行っていたので、それほど熱心に訓練していたわけではありません。

「勉強クイズ」のような形で“遊びの1つ”として取り入れることで、どこでも行える「時間つぶしの方法」にもなりました。具体的には、以下のようなことを行っていました。
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