「発達障害なのは私だけ?」繰り返し聞く小3娘、その心境は――母は「障害」という言葉に葛藤を感じて...【わが子に話した発達障害Vol.3】
ライター:SAKURA
自分の発達障害について、知った娘。娘が発達障害を自分で受け入れようとしている中、私は発達障害についての説明の中に出てくる矛盾と葛藤していました。
発達障害のことを話してから1週間...何度も聞かれる同じ質問。
娘に発達障害のことを話してから、1週間。
「いつ分かったの?それって病気?」娘が知りたいことは何でも話す覚悟でも、「あの子も発達障害?」の質問には…【わが子に話した発達障害Vol.2】
それまで娘から『発達障害』について聞かれることは、全くなかったのですが…1週間を過ぎたころから、娘は3日に1回ぐらいのペースで私に「発達障害って…この家で私だけ?」と聞くようになりました。
その度に私は同じ説明をしました。
その度に私は同じ説明をしました。
娘は毎回、私の話を聞いたあとはそのまま去って行きます。私は、その表情から娘の気持ちを読み取ってあげることができず、ただ聞いているだけなのか、それとも何か不安を抱えているのかわかりませんでした。
娘は『発達障害』をどう思った?
このやり取りが何度か続いたため、私は娘が何を思って聞いているのか知りたいと思いました。
そこで娘に聞いてみることにしました。
そこで娘に聞いてみることにしました。
娘は、『発達障害』があることが「心配」と感じていました。
私が思った以上に、娘は表面上だけではなく、深いところまで考え始めていました。
私が思った以上に、娘は表面上だけではなく、深いところまで考え始めていました。
困ったのは『障害』という言葉。
今回、娘に説明をしていて私が一番困ったのは…
なぜこれが『障害』という言葉なのか、ということ。『障害』という言葉は、子どもにはとても説明しにくいのです。
「発達障害」ではない別の言葉ならよかったと、この時ほど感じたことはありませんでした。
(発達障害ではなく、個性強め型とか、〇〇タイプとか、「障害」がつかない呼び名にしてほしいと思いました。)
恥じるべきことではないのに、人に使ってはいけないという矛盾を上手く説明できない葛藤もありました。
「発達障害」ではない別の言葉ならよかったと、この時ほど感じたことはありませんでした。
(発達障害ではなく、個性強め型とか、〇〇タイプとか、「障害」がつかない呼び名にしてほしいと思いました。)
恥じるべきことではないのに、人に使ってはいけないという矛盾を上手く説明できない葛藤もありました。
最初の説明は、きっとその後の価値観の土台になっていく…。
自分の言葉一つひとつの重みを認識するたび、その大きな責任感に身が引き締まる思いでした。
自分の言葉一つひとつの重みを認識するたび、その大きな責任感に身が引き締まる思いでした。