【発達凸凹長男の中学受験】こだわりや集中力不足、どう乗り越える?療育の先生と勉強で目を輝かせた様子に――息子の学びにまず必要だったこととは【第3話】
ライター:スガカズ
6月から受験勉強をスタートしたわが家の長男は、学習面以外での課題にぶち当たってしまいました。受験をする上で外せないのは、志望校の得点配分や出題傾向を本人が理解すること。制限時間内に問題を解くスピード、何時間もテストを受け続ける集中力も必要。ですが長男の「こだわり」や「見通し不安」「注意散漫」「集中力が持続しない」「スピード感がない」といった課題が浮き彫りになってきたのです。本人らしく成長してもらうための進路選択とはいえ、進学のために必要な受験勉強で、自分の苦手を乗り越えなければいけないのです。
発達障害長男の中学受験
わが家の発達凸凹の長男は、4月から大学附属の私立中学校に通うことになりました。初めての経験でまさにドタバタな1年間でした。そもそもなぜわが家が長男の私立進学を考えるようになったのか、受験勉強にはどのように取り組んだのかを連載シリーズでご紹介します。今回は第3話です!
【発達凸凹長男の中学受験】小6の5月からスタート!中学校は私立にする?公立にする?息子に合う学校探し【第1話】
【発達凸凹長男の中学受験】受験勉強と並行して、実は公立中選びも進行!4校の候補から選んだポイントとは…?【第2話】
塾での学習はゆっくり。本人に合ってはいるけど…
長男が通っていた個別指導の塾は、週3コマで1コマ(科目)あたり80分。マイペースな長男に合ったペースで学習できましたし、塾の先生方には長男のモチベーションがあがらない時でも根気よく接していただけました。そのお陰で長男は一度も「塾に行きたくない」とは言いませんでした。
ただ、本番まで時間が少ないのと、日によって注意散漫だったり時間の概念があまりない長男に対して「出題傾向に合わせた対策」や「苦手に特化した対策」までお願いすることは難しそうでした。
ただ、本番まで時間が少ないのと、日によって注意散漫だったり時間の概念があまりない長男に対して「出題傾向に合わせた対策」や「苦手に特化した対策」までお願いすることは難しそうでした。
模擬試験で判明した長男の「こだわり」
テストの感覚を肌で感じてもらうために模擬試験は毎月受けていました。結果はビックリするほど下の方。始めたのが遅かったので当たり前のことなのですが、それにしても本来解けるはずの問題の解答欄が真っ白でした。
長男は、先頭から順番に解いていくというこだわりがありました。小学校のテストでは気づけなかったこだわりでした。私が「まず、はじめにテストの内容を見て、解けそうな問題から解くといいよ」と説明しても、本人は「それだとスッキリしない」と、納得しませんでした。本人をどうやったら納得させることができるのかと私は悩んでいました。
長男はまったく気にしていない様子…。
長男は、先頭から順番に解いていくというこだわりがありました。小学校のテストでは気づけなかったこだわりでした。私が「まず、はじめにテストの内容を見て、解けそうな問題から解くといいよ」と説明しても、本人は「それだとスッキリしない」と、納得しませんでした。本人をどうやったら納得させることができるのかと私は悩んでいました。
長男はまったく気にしていない様子…。
そんな中、療育センターで言語の指導を受ける機会をいただけました。
これが長男や私にとってありがたい経験になりました。
これが長男や私にとってありがたい経験になりました。