【発達凸凹長男の中学校受験】いよいよ勝負の夏休みに突入!集中力とモチベーションどう保つ?やる気スイッチを入れるには…【第4話】
ライター:スガカズ
子どもに合った学校を探していた親(私)と、「中学校ではやりたいことがしたい」という子どもの希望から、私立中学受験を決めたわが家。
中学受験の基礎を学びながら模擬試験、プレテスト、過去問題集…と、本番に向けてやることは山積みです。この大量の問題を、注意散漫な長男が8ヶ月でやるのかと思うと「もしかするととんでもない決断をしてしまったのかもしれない…。」と感じたのが正直なところです。
長男が机に向かってくれる方法を模索する毎日でした。
発達障害長男の中学受験
わが家の発達凸凹の長男は、4月から大学附属の私立中学校に通っています。
中学受験に向けてスタートしたのは小学6年から!初めての経験でまさにドタバタな1年間でした。そもそもなぜわが家が長男の私立進学を考えるようになったのか、受験勉強にはどのように取り組んだのかを連載シリーズでご紹介します。今回は第4話です!
中学受験に向けてスタートしたのは小学6年から!初めての経験でまさにドタバタな1年間でした。そもそもなぜわが家が長男の私立進学を考えるようになったのか、受験勉強にはどのように取り組んだのかを連載シリーズでご紹介します。今回は第4話です!
前回のお話
【発達凸凹長男の中学受験】こだわりや集中力不足、どう乗り越える?療育の先生と勉強で目を輝かせた様子に――息子の学びにまず必要だったこととは【第3話】
長男の集中力とモチベーション、どうあげる?
受験勉強に重要なこと――それは、本人に合った環境と、モチベーションが重要ということです。それはみんな同じだと思います。ただ、発達凸凹な長男にはその状態を維持するのが難しい…。
平日は私が仕事をしているので、日中はもちろん、帰宅後もごはん、小学校の宿題、お風呂…と、慌ただしく、長男中心に支援することは難しい。その上、きょうだいが話しかけたりTVを見てしまったりもします。
夏休みなど、長期休暇の時期は特に大事な時期と言われていたので、どうすれば私の目の届かないところで長男が勉強に集中できるのかを必死で考えました。
平日は私が仕事をしているので、日中はもちろん、帰宅後もごはん、小学校の宿題、お風呂…と、慌ただしく、長男中心に支援することは難しい。その上、きょうだいが話しかけたりTVを見てしまったりもします。
夏休みなど、長期休暇の時期は特に大事な時期と言われていたので、どうすれば私の目の届かないところで長男が勉強に集中できるのかを必死で考えました。
電車通勤に同行→通学シミュレーションで気持ちを切り替え
夏休みのある日、長男を連れて会社に向かうことにしました。片道1時間で、大人でも大変な中がんばってくれました。会社といってもオフィスの中に入れるわけではなく、会社のすぐ近くの休憩スペースに長男を連れて行きました。そこでは沢山の人が休憩・飲食・デスクワークをしています。「お母さんがランチで迎えに行くまでの3時間と、ランチが終わってから1時間勉強しようね」というルールにしました。
この体験は長男にとって楽しいものになりました。とはいえ、すぐにやる気スイッチオン!となったわけではないのですけどね…。
この体験は長男にとって楽しいものになりました。とはいえ、すぐにやる気スイッチオン!となったわけではないのですけどね…。
大人に近づいた気分になって、さらに中学校に通うイメージがついた様で、本人が「明日もついて行く」と言いました。それ以降長期休暇時の日課になりました。
本人の型にはまった環境を見つけてからは、塾、外(図書館など)、家庭の3つの環境で勉強する内容など、ルールを設けることにしました。
本人の型にはまった環境を見つけてからは、塾、外(図書館など)、家庭の3つの環境で勉強する内容など、ルールを設けることにしました。
塾以外の勉強はマンツーマンです。
もともと小さいころから運筆が苦手だったり処理速度が低いことから算数で途中式が抜ける傾向がありそうだったり、「旅人算」「食塩水」の問題など、図にすると解きやすい問題を敬遠しがちだったので、本人のレベルに合わせて問題を図を交えて解いてもらいました。
直前までなかなか定着しなかったのですが、年末年始になってようやくやる気になり、解けるようになりました。
苦手なことに取り組む姿勢が変わったのは、前回のコラムで紹介した言語聴覚士さんのお陰でもあります。
もともと小さいころから運筆が苦手だったり処理速度が低いことから算数で途中式が抜ける傾向がありそうだったり、「旅人算」「食塩水」の問題など、図にすると解きやすい問題を敬遠しがちだったので、本人のレベルに合わせて問題を図を交えて解いてもらいました。
直前までなかなか定着しなかったのですが、年末年始になってようやくやる気になり、解けるようになりました。
苦手なことに取り組む姿勢が変わったのは、前回のコラムで紹介した言語聴覚士さんのお陰でもあります。
【発達凸凹長男の中学受験】こだわりや集中力不足、どう乗り越える?療育の先生と勉強で目を輝かせた様子に――息子の学びにまず必要だったこととは【第3話】
この時期は年末年始。いよいよ本番目前になりました。
これまで色々と右往左往しながらも勉強をがんばってくれている長男でしたが、家族はそれなりにストレスも抱えていました。次回は家族間で起こった受験ならではのトラブルについてお話したいと思います。
これまで色々と右往左往しながらも勉強をがんばってくれている長男でしたが、家族はそれなりにストレスも抱えていました。次回は家族間で起こった受験ならではのトラブルについてお話したいと思います。
今までのお話
【発達凸凹長男の中学受験】小6の5月からスタート!中学校は私立にする?公立にする?息子に合う学校探し【第1話】
【発達凸凹長男の中学受験】受験勉強と並行して、実は公立中選びも進行!4校の候補から選んだポイントとは…?【第2話】