ことばの語用障害について詳しく解説!『子どもの「コミュ障」』
子どもの「コミュ障」: 発達障害のもう一つの顔
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本書では、2017年3月に金沢大学を定年退職し、現在は同大学子どものこころの発達支援センターで特任教授を務める大井学さんが子どもの「語用障害」について解説をしています。
タイトルで「コミュ障」という言葉が使われていますが、著者は第1章のなかでこの「コミュ障」を「語用障害」と定義しています。統計から子どもの場合は、発達障害・言語障害のある子どもの語用障害と、障害のない子どもの語用障害が起こる範囲が重なっている部分が大きくあり、発達障害と診断はされないかもしれないグレーな子どもにも、「コミュ障」はみられると大井さんは語っています。
本書は、実際にあった事例をもとに、子どもの「コミュ障」自体を問題にするのではなく、コミュニケーションに特性がある子どもが「生きづらさ」を感じないためにどうすればいいのかという点について、周囲はどういったサポートができるのか、どういった環境をつくってあげることが望ましいかなど、詳しく説明されています。まわりとのコミュニケーションでつまずきのあるお子さんをお持ちの保護者の方にぜひとも読んでいただきたい一冊です。
タイトルで「コミュ障」という言葉が使われていますが、著者は第1章のなかでこの「コミュ障」を「語用障害」と定義しています。統計から子どもの場合は、発達障害・言語障害のある子どもの語用障害と、障害のない子どもの語用障害が起こる範囲が重なっている部分が大きくあり、発達障害と診断はされないかもしれないグレーな子どもにも、「コミュ障」はみられると大井さんは語っています。
本書は、実際にあった事例をもとに、子どもの「コミュ障」自体を問題にするのではなく、コミュニケーションに特性がある子どもが「生きづらさ」を感じないためにどうすればいいのかという点について、周囲はどういったサポートができるのか、どういった環境をつくってあげることが望ましいかなど、詳しく説明されています。まわりとのコミュニケーションでつまずきのあるお子さんをお持ちの保護者の方にぜひとも読んでいただきたい一冊です。
親子のコミュニケーションの参考に!?『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』
発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換
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本書の著者は、自身も3人の子どもを育てる傍ら、発達障害&グレーゾーン子育てのコツを発信する活動をしている「楽々かあさん」です。本の中で、著者の「楽々かあさん」は、自分も以前は子どもたちに怒ってばかりで後悔を繰り返す日々を過ごしていたと語っています。しかし、独学で子育て法の実践や軌道修正を繰り返していくなかで、怒らなくてもちゃんと伝わる声かけや工夫があることが分かったと言います。本書はそんな著者の工夫をまとめた一冊です。
構成としては、序章とエピローグは親の心の準備とケア、1章から5章はおおまかに子どもの心身の発達段階にあわせて、それぞれがStep順に読み進められるようになっています。
本書ではすべての声かけについて、子育ては「イライラするもの」、親は「つい怒ってしまうもの」ということを前提にして書かれています。著者は子育てについて、何年も何十年も、子どもが自立できる日まで続けるものだから、長期戦を前提に「無理せず続けられる」ことが重要だと語ります。
親子のコミュニケーションでお悩みを抱えている保護者の方にぜひともお読みいただきたい一冊です。
構成としては、序章とエピローグは親の心の準備とケア、1章から5章はおおまかに子どもの心身の発達段階にあわせて、それぞれがStep順に読み進められるようになっています。
本書ではすべての声かけについて、子育ては「イライラするもの」、親は「つい怒ってしまうもの」ということを前提にして書かれています。著者は子育てについて、何年も何十年も、子どもが自立できる日まで続けるものだから、長期戦を前提に「無理せず続けられる」ことが重要だと語ります。
親子のコミュニケーションでお悩みを抱えている保護者の方にぜひともお読みいただきたい一冊です。
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