読み書きLD次男が音読好きに!?苦行だった宿題を変えた救世主とは

2020/11/03 更新
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わが家の次男はADHDとLD(学習障害)があり、本人自身勉強をあまりしたくない様です。親としては毎日の宿題を習慣づけてほしいところですが、そもそも宿題をやってもらうまでが大変で、1つつまずくと情緒不安定になったり脱線してしまったりと、その後の起動修正が難しいと痛感しています。
そんな中、あるツールを利用することで音読に対する本人の行動が変化したのです。

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読み書きに困難あり。毎日の宿題は親子で我慢くらべ

LD次男が宿題に苦難している様子
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次男は読み書きに対して特に困難があります。また、勉強に限らず本人が嫌だと思ったことへは基本的にしたくない性分です。

小学校に入学して始めの頃は、私が次男に音読に取り組んでもらうタイミングを見計らったり、1行目は私が読むなどして何とかきっかけを作れていました。ですがいつまでも私が関わり続けるのも限界があるし、自主的に行動する機会をつくれていないと感じていました。

小3になる頃、音読に関してこの様な困難さがありました。

・自ら教科書を開く気分にならない
・国語の教科書は単元ごとに、音読する量が違う
・読み間違い、読み飛ばししがち
・勉強した内容(特に漢字)が定着しづらい


他にも、学校で配られる音読カードのチェック欄で「自分を(△〇◎などで)評価される」のを嫌っているといった理由もあります。
頑張ったのだから全部〇という風にすると、「こんなもんでいいんだ」と本人が思う様になりそうだと感じる場面が多く、「今日は声がネズミさん(5段階でいうと1段階)だから、声の大きさは△」といった風に正直に書いていたので、次男はいい気がしなかったと思います。(読み間違いや読み飛ばしに関しては特性なので○にしていました。)

ママ友に教えてもらった「デイジー」という支援ツール

ママ友にデイジーと言うツールについて教えてもらった様子
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特別支援教室のママ友とランチをしていたときに、「マルチメディアデイジー教科書」というツールを教えてもらいました。公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会から提供されている、パソコンやタブレット端末で利用できる図書の一つです。

子どもが通う学校の教科書(出版社)のデジタルデータ(保護者が申請して承認を得てからダウンロードが可能)にルビ振りや音声読み上げ、さらには読み上げている部分が色分けされているなど、かなり配慮されたツールです。

もともと視覚障害者向けにつくられた様なのですが、発達障害のお子さんにも有効であると言われています。

実際に利用してみると、次男の行動に変化が!

デイジーを使うと音読がスムーズになっている様子
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「マルチメディアデイジー教科書」をネットに紹介されている手順に従ってダウンロード。本人に使い方を簡単に説明しました。

普段は自ら教科書を開く気分にならない次男ですが、タブレットに目を輝かせながら音読していました。
紙の教科書より使いやすいとよろこぶ次男
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利用するうちにたくさんの効果を感じました。
・楽しく音読(読書)ができる
・音声の情報で記憶力が鍛えられる
・褒めるきっかけになる


タブレットなどの身近なデバイスで、さらに目や耳の情報が入りやすく読みへの困難さが軽くなっていることを実感しました。「やらせる音読」から、「すすんでやる音読」に変わりました。
学校の授業の内容を家庭でも積極的に話すようになった次男
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さらに利用していくことで、
・授業に関する親子の会話が増える
という利点も感じました。

音読をしているとき、あるいはする前に、自分が授業で学んだ知識を共有してくれることも。今までは、勉強が苦手な次男に授業の内容を聞いてもあまり良い反応はなかったのですが、自然に学校での授業の様子を話してくれるので、親子の会話の幅が広がったと感じました。

現在はLDはあるものの、自ら教科書を開くことが多いため、困ったときに利用させていただいている状態です。これも「マルチメディアデイジー教科書」を利用した効果なのかもしれません。国語に限らず小学生だと算数、理科、社会にも対応しているので、家庭学習で、授業の振り返りをしやすいと感じています。
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