「僕は脳に病気がある」小5長男、クラスメイトの前で障害公表!?親はひやっとしたけれど…【長男の障害告知 中編】
ライター:スガカズ
障害告知をするときに肯定的な説明をすると本人が受け入れ易いと聞きます。そのためには、日頃から行動を褒めるのが大事だろうし心掛けてきたつもりでした。
長男は小5で自分の障害について知りましたが、その後も落ち込まずいつも通りに過ごしていました。
しかし、本人が肯定的に受け止めたために、クラスメイトに障害を公表してしまった様です。しかもクラス全員の前で…。
本人の様子に変化はない様だけど…
発達障害の長男が、クラス全員の前で障害告知をした…!?
私はその情報を長男のクラスメイトのママ友から聞き、驚きました。
学校から帰ってきた長男に「(ママ友からの情報だと)脳に病気があるってクラスのみんなに言ったの?」と聞くと、「うん。(話の流れで)仕方なかったんだよ。」と答えました。
長男が言うには、授業中にインタビューがあったので答える形で言ったのだそう。このとき私は、「障害の説明は人への伝え方が難しいから、今はお母さんと長男の2人だけの秘密だよと伝えておけばよかった」と後悔をしました。
私はその情報を長男のクラスメイトのママ友から聞き、驚きました。
学校から帰ってきた長男に「(ママ友からの情報だと)脳に病気があるってクラスのみんなに言ったの?」と聞くと、「うん。(話の流れで)仕方なかったんだよ。」と答えました。
長男が言うには、授業中にインタビューがあったので答える形で言ったのだそう。このとき私は、「障害の説明は人への伝え方が難しいから、今はお母さんと長男の2人だけの秘密だよと伝えておけばよかった」と後悔をしました。
傷ついている訳ではなさそうですが、周りの反応などもっと詳しく知る必要があると思い担任の先生に電話することにしました。
電話口の先生に電話した理由を説明すると、「ああ、あのときのことですね」と起こったことを話してくれました。
電話口の先生に電話した理由を説明すると、「ああ、あのときのことですね」と起こったことを話してくれました。
ルールを守って正直に答えた「脳に病気がある」
道徳で「隣同士でインタビューし合ってクラスのみんなの前で発表する」という時間がありました。
そこで隣の子に「何で長男くんは工作が上手なの?」と質問された様です。
インタビューのルールはと言うと…
・質問される人は正直に話す
・質問する人は、される人が嫌がる質問をしない
そこで隣の子に「何で長男くんは工作が上手なの?」と質問された様です。
インタビューのルールはと言うと…
・質問される人は正直に話す
・質問する人は、される人が嫌がる質問をしない
長男は「ADHDだから工作が好き」という考えから「ボク、脳に病気があるんだ」と答えた様です。質問される人(長男)は正直に話したし、内容が嫌だと感じなかった(障害に対して肯定的だった)のだから、インタビューのルールを守ったということになります。
「脳に病気がある」という少し過激な言葉に私は冷や汗をかきましたが…。
「脳に病気がある」という少し過激な言葉に私は冷や汗をかきましたが…。
発表の日、「目の力が周りの人より強い」、「工作が好きで気になってすぐに次の行動にうつれない」、他にも「工作をすると頭がスッキリして先生の話が頭に入りやすい。だから、遊んでいる様に見えるけど実は自分なりの勉強方法」だと説明しました。
クラスメイトは長男の説明を真面目に聞いてくれていた様です。
クラスメイトは長男の説明を真面目に聞いてくれていた様です。
発表後の学校での様子にクラスメイトのやさしさや本人の成長を感じ…
私は先生の話を聞いて、「発表という授業の一環で公表したから、良かったのかもしれないな」と思いました。
続けて先生は発表した後の様子についても教えてくれました。
・クラスメイトは長男をからかったりしなかった
・クラスメイトは長男の行動(授業中の工作)の理由を知って納得してくれた
・発表の後、長男からクラスメイトに話しかける回数が増えた
・おまけに授業中に工作をする回数が減った
これには非常に驚きました。今まで人に話しかけることが本当に少なくて、授業中の工作もなかなかやめられなかったのに…。
自分の言葉でクラスメイトに説明したという経験が、成功体験につながったのです。
続けて先生は発表した後の様子についても教えてくれました。
・クラスメイトは長男をからかったりしなかった
・クラスメイトは長男の行動(授業中の工作)の理由を知って納得してくれた
・発表の後、長男からクラスメイトに話しかける回数が増えた
・おまけに授業中に工作をする回数が減った
これには非常に驚きました。今まで人に話しかけることが本当に少なくて、授業中の工作もなかなかやめられなかったのに…。
自分の言葉でクラスメイトに説明したという経験が、成功体験につながったのです。