偏食っぽくない偏食!?お子さまプレートが食べられなかったASDコウ。成長とともに変化が?
ライター:丸山さとこ
感覚過敏によるものなのか、”絶対に食べられない物”がいくつかあるコウです。
一般的に子どもが好むとされるハンバーグやエビフライ、からあげやウインナーなどが苦手なため、お子さまプレートが出てくると『ふりかけご飯とポテトしか食べられない』という状態になることもしばしばでした。
”お子さまプレート”が食べられない子どもだったコウ
感覚過敏があるためなのか、コウには”絶対に食べられないもの”がいくつかあります。
主に、肉・甘味の強いもの・エビなどが駄目なので、冠婚葬祭の席などでお子さまプレートが出てくると『食べられるのはふりかけご飯とポテトか…』という状態になったりしていました。
その一方で”一般的に子どもが嫌がるもの”は大体食べられるため、一見すると問題はないように見えたりもしていました。
主に、肉・甘味の強いもの・エビなどが駄目なので、冠婚葬祭の席などでお子さまプレートが出てくると『食べられるのはふりかけご飯とポテトか…』という状態になったりしていました。
その一方で”一般的に子どもが嫌がるもの”は大体食べられるため、一見すると問題はないように見えたりもしていました。
偏食っぽくない偏食?
野菜全般が食べられると、”偏食”っぽくは見えないようで…
ニンジン・ピーマン・ホウレンソウ・レタス・ブロッコリーなど野菜全般が好きなコウは「偏食あるの?野菜大好きだよね?」「健康的でいいじゃない!」と言われることが多く、『気にしなくて大丈夫』と励まされることもしばしばでした。
ところが、コウの”食べられない”は徹底したもので、多くの人が想像する「お肉が苦手なんだね」という状況とは違っていました。
小指の爪ほどの豚コマもそぼろの1かけらも発見する探知能力は「大したものだな…」と関心するほどの精度を誇り、成長期に必要なタンパク質は満たせそうもありませんでした。
小指の爪ほどの豚コマもそぼろの1かけらも発見する探知能力は「大したものだな…」と関心するほどの精度を誇り、成長期に必要なタンパク質は満たせそうもありませんでした。
タンパク質がとれればよいのでは?ということで
幸い、卵・チーズ・ヨーグルトは口にできたため、それらの食品をとるとともに、小学生になってからは麦芽飲料やジュニアプロテインをとるようにしていました。
実際に栄養を補う効果がどの程度あったのかは分かりませんが、ココア味の飲料はコウにとってもおいしく飲めるものだったので、小学5年生になった現在でも飲み続けています。
無理のない範囲で、たまに挑戦しつつ…
キャンプで食べたお肉をきっかけに!?
学校の給食でも「お肉はちょっと食べられなかった…」と言って帰ってくることがほとんどな彼でしたが、4年生のときに小さな転機が訪れました。
キャンプで炭火焼肉を食べたことをきっかけに、”オーブンやグリルで調理された(一部の)お肉は少し食べられるようになったのです。
また、からあげやミートボールやウインナーなどの既製品のおかず(弁当・冷凍食品)も何品か食べるようになってくれたため、疲れた日の食事の用意がぐっと楽になりました!
また、からあげやミートボールやウインナーなどの既製品のおかず(弁当・冷凍食品)も何品か食べるようになってくれたため、疲れた日の食事の用意がぐっと楽になりました!
”食べられるもの”が右肩上がりに増えるわけではないけれど
相変わらず「このお店のハンバーグはOK」「この冷凍からあげは食べられない」などの細かい指定があるコウです。
その上、ときには「最近これ食べられなくなった…」と”食べられない肉料理”が増えることもあったりするので、今のところはまだ「お肉を克服してよかったね」という感じではありません。
その上、ときには「最近これ食べられなくなった…」と”食べられない肉料理”が増えることもあったりするので、今のところはまだ「お肉を克服してよかったね」という感じではありません。
「まぁ…肉を”薬食い”と言って食べていた時代の日本人よりは食べているだろう」くらいの長い目(?)で見ながら、今後もコウの食の変遷を見守っていきたいなと思います。
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