最後の大舞台、卒園式!発達障害むっくんの成長した姿に思わず先生方も涙!?
ライター:ウチノコ
こんにちは、ADHDと自閉スペクトラム症の診断を持つ小学1年生、むっくんの母ウチノコです。もうすぐ春、別れの季節、卒園式です!行事がとても苦手なむっくんの卒園式はドキドキハラハラ、そして涙となかなか感慨深いものでした。今回はむっくん保育園生活最後の大舞台のお話をお届けします。
むっくんと行事
むっくんは行事の練習がとても苦手です。行事の時期になるととても不安定になり、保育園時代も運動会、発表会など練習は不参加、本番だけ参加するスタイルを貫いてきました。卒園式も例外ではなく、練習には参加せずにみんなが練習するなか、端の方で自分の好きなことをしながら過ごしていました。
練習しない理由
練習に参加しない理由は色々あります。まず、人がたくさんいる場所は音なども多く、感覚過敏があるむっくんにとってつらい空間になります。そのためいつも以上に疲れてしまい、ただでさえ苦手な「周囲のペースに合わせて行動すること」がいっそう難しくなります。特に合唱などは、周りの人の歌声をうるさく感じてしまいその場にいることすら耐えられないようです。
また、色んな人の会話を同時に聞き取ってしまうむっくんは、先生の子ども達への個別の注意を全て自分に言われていると感じてしまうようで、その場にいるだけでたくさん注意を受けていると思い込み、とてもしんどくなってしまうようです。
保育園の対応
保育園ではむっくんが練習不参加を貫く理由を理解してくださっており、参加を強いることなく練習時間は別の部屋で過ごせるような配慮もしていただいていました。しかしむっくんは、参加はしなくても練習の場に留まることを望むことが多かった様子。それは練習の様子を離れた場所からでも見聞きして、行事の流れや自分の役割を把握するためです。むっくんは練習に参加はせずとも自分なりに関心を持ち、できる範囲で行事に関わろうとしていたのだと思います。
園の先生方は「むっくんは練習しなくてもしっかり聞いて理解しようと頑張っているんです!」と、むっくんの行動の裏にある思いを汲み取り、本人のペースを尊重し見守ってくださいました。だから本番だけはいつも頑張ることが出来たのかなと私は思っています。
園の先生方は「むっくんは練習しなくてもしっかり聞いて理解しようと頑張っているんです!」と、むっくんの行動の裏にある思いを汲み取り、本人のペースを尊重し見守ってくださいました。だから本番だけはいつも頑張ることが出来たのかなと私は思っています。