友達からのからかいに泣いてばかりだった娘。いつの間にかスルースキルを習得!?
ライター:SAKURA
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広汎性発達障害の娘は、友達からのいじわるや言葉に上手く対応できず、小学1年生のころから、泣いてばかりでした。しかし、4年生になってから変化がありました。
監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
いじわるが嫌で、泣いてしまう娘。1年生の頃は・・・
広汎性発達障害の娘が、小学1年生のころ、周りにされるいじわるやいたずらに、いつも泣いていました。
相手にとってはちょっとふざけたことでも、娘にとっては涙が出るほど嫌なこと...
小学生になればある程度のもめ事は仕方ないと、覚悟していた私でしたが、帰宅するたびに、「今日も泣いちゃった...」という娘の言葉に、頭を抱えていました。
相手にとってはちょっとふざけたことでも、娘にとっては涙が出るほど嫌なこと...
小学生になればある程度のもめ事は仕方ないと、覚悟していた私でしたが、帰宅するたびに、「今日も泣いちゃった...」という娘の言葉に、頭を抱えていました。
1年生のころの娘は言われっぱなしで、先生に助けを求めることができませんでした。
そのため、私が娘の話を聞き、悪質だと感じたものは事後報告として先生に連絡帳で伝えていました。
そのため、私が娘の話を聞き、悪質だと感じたものは事後報告として先生に連絡帳で伝えていました。
先生は事実確認をしてくれ、もめた子に注意はしてくれていましたが、娘に対するいじわるがなくなることはありませんでした。
娘が第一子である私にとっては、初めての経験。先生に「この時期の子は、こんな感じですよ~」と言われても納得ができず、モヤモヤしていました。
娘が第一子である私にとっては、初めての経験。先生に「この時期の子は、こんな感じですよ~」と言われても納得ができず、モヤモヤしていました。
2年生になると、先生に助けを求められるように。
2年生になるころには少しずつ先生に助けを求められるようになりましたが、冗談やふざけただけの行為で大泣きしてしまうことは変わらず、娘はちょっかいをかけてくる特定の男の子たちをとても怖がっていました。
ただ、幸運にも2年生のときの担任の先生は超体育会系の先生で、「人の嫌がることをする」「いじわるをする」ということに対して、指導がとても厳しい先生でした。
おかげで、娘のことも注意してみてくれ、娘も先生を頼るようになりました。
3年生からは、友達の言葉に嫌な思いをするように・・・
しかし3年生になると、子どもたちも知恵をつけてきます。先生のいないところで、娘にちょっかいを出したりするようになりました。
また、「バカ」「死ね」といった言葉も飛び交うようになり、冗談と本気の区別がうまくつけられない娘は、その言葉を聞くだけで泣いてしまうことがありました。
また、「バカ」「死ね」といった言葉も飛び交うようになり、冗談と本気の区別がうまくつけられない娘は、その言葉を聞くだけで泣いてしまうことがありました。
男子からのちょっかいをスルーできない小3娘。「本気の意地悪じゃない」ことを、身近なあの子の行動で説明してみたら...!?
特別支援学級の先生から、泣いてしまったという報告も多くあり、言葉や行動を繊細に感じやすい娘は、これから人よりたくさん嫌な思いをしなければならないのかと心配になりました。
私に何ができるのか、どうしたら娘が辛くないのか、考えても答えは出ず、いつも何事もなく学校から帰るのを祈っていました。
私に何ができるのか、どうしたら娘が辛くないのか、考えても答えは出ず、いつも何事もなく学校から帰るのを祈っていました。
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4年生の今、いじわるはされるけど・・・
現在4年生の娘。今は先生からのお友達とのもめ事で「泣いた」報告は、ほとんどありません。
他の子からのいじわるが、なくなったのだと思っていた私。
娘に聞いてみると...
他の子からのいじわるが、なくなったのだと思っていた私。
娘に聞いてみると...
以前は一つひとつを真剣に捉えて大泣きしていた娘でしたが、その対応は、なんというか...いい意味で冷めていました。
1、2、3年生のころの娘からは、全く想像できない姿でした。
家での様子にも変化が・・・
確かに娘は4年生になってから、家でも少し変わり、弟のからかいをとても冷静に返すようになっていました。
以前なら弟の言葉に大泣きしていた娘ですが、ちゃんと指摘したり、相手にしなかったりして、うまく対応できるようになっていました。
どうして変わった?思い出した主治医の言葉。
正直、どうしてこういう変化を遂げたか、私にもさっぱりわかりません。
娘が成長した...そういうことなのだろうか...と思ったとき、私は、以前主治医の先生に発達の定期健診のときに言われた「娘さんはずーっとこのままではありません。少しずつ変わっていきます」という言葉を思い出しました。
その言葉通り、私が慌てたり、心配したりしている間に娘は変わっていき、私の心配から抜け出していたようでした。
娘が成長した...そういうことなのだろうか...と思ったとき、私は、以前主治医の先生に発達の定期健診のときに言われた「娘さんはずーっとこのままではありません。少しずつ変わっていきます」という言葉を思い出しました。
その言葉通り、私が慌てたり、心配したりしている間に娘は変わっていき、私の心配から抜け出していたようでした。
小学校に入ると、本当にいろんな心配事が増えます。泣いてしまうこと、人より時間がかかってしまうこと、パニックを起こしてしまうこと...しかし、1年生の娘と、4年生の娘は、全く違います。
1年生のときに大騒ぎしていたことが、今はすんなりできています。「ずっとこのままではない」という主治医の先生の言葉が、とても身に染みる結果となりました。
これから先、中学生、高校生と成長していく上で、最初は壁にぶつかったり、できないことで頭を悩ませるかもしれません。
しかし、「ずっとそのままではない」ということを忘れずに、娘と一緒に成長していきたいと思っています。
1年生のときに大騒ぎしていたことが、今はすんなりできています。「ずっとこのままではない」という主治医の先生の言葉が、とても身に染みる結果となりました。
これから先、中学生、高校生と成長していく上で、最初は壁にぶつかったり、できないことで頭を悩ませるかもしれません。
しかし、「ずっとそのままではない」ということを忘れずに、娘と一緒に成長していきたいと思っています。
専門家コメント(公認心理師 井上雅彦先生)
相手は気軽な気持ちで「いじり」や「からかい」をしていたとしても、本人にとっては繊細に受け止めてしまったり、その裏に込められた意図を理解しにくかったりするなど、さまざまなギャップがあるのだと思います。低学年の人間関係の中で、大きないじめや深い傷つきに発展しなかったことは、本当によかったと思います。
学校で「いじめられた」「泣いた」などの話を家で聞くと、親としてはとてもつらくなりますし、学校に行かせること自体にも不安を感じてしまいます。
学校での出来事について、親としてできることには限りがあります。そのため、今回のさくらさんのように、先生の理解や協力を得られることがとても重要になります。日頃から担任の先生と本人の特性について話ができる関係を作っておくこと、またそれが難しい場合には、他の先生にも間に入ってもらいながら、学校での困難に気づいてもらいやすい体制を作っていくことが大切だと思います。(監修:公認心理師 井上雅彦先生)
学校で「いじめられた」「泣いた」などの話を家で聞くと、親としてはとてもつらくなりますし、学校に行かせること自体にも不安を感じてしまいます。
学校での出来事について、親としてできることには限りがあります。そのため、今回のさくらさんのように、先生の理解や協力を得られることがとても重要になります。日頃から担任の先生と本人の特性について話ができる関係を作っておくこと、またそれが難しい場合には、他の先生にも間に入ってもらいながら、学校での困難に気づいてもらいやすい体制を作っていくことが大切だと思います。(監修:公認心理師 井上雅彦先生)
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