子どもの「レジリエンス」を育むカードゲームから、就労課題を明確にできるアセスメントツール、睡眠困難の研究書まで。注目の新刊3冊をご紹介!
ライター:発達ナビBOOKガイド
3月の新刊紹介コラムは、誰でも簡単に実践できる「アセスメントツール」について紹介した本や、子どものレジリエンス力(=援助希求力)を育む方法論を解説した本など計3冊をご紹介。他にも、発達障害当事者の睡眠困難について研究した専門書も!今注目の本をぜひチェックしてみてください。
障害がある人の就労スキルを評価!ーー『発達障害の人の就労アセスメントツール』
発達障害の人の就労アセスメントツール
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発達障害の人の就労アセスメントツール: ◎BWAP2〈日本語版マニュアル&質問用紙〉
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発達障害がある人は、仕事自体はできても、いわゆる「常識」と呼ばれるような生活ルールを守ったり、あるいは良好な対人関係を築くことが難しかったりすることがあり、そのせいで就労に支障をきたす場合があります。
本書のベースとなっている「就労アセスメントツール」(BWAP2)は、元々は知的障害がある人の就労課題を評価するもので、仕事のハードスキルだけではなく、ソフトスキルが把握でき、障害の程度や課題、支援ニーズを明確に見出せるツールです。
障害者職業総合センター研究員を経て、多くの障害者就労問題・課題に関わってきた梅永雄二先生が手がけた本書、『発達障害の人の就労アセスメントツール』は、誰でもできる簡易なアセスメントで、職場や作業所など多様な現場で活用でき、個々の能力・特性にあった支援を行う手助けとなる1冊です。支援に携わる人など、アセスメントについて関心がある方にぜひおすすめしたい一冊です。
本書のベースとなっている「就労アセスメントツール」(BWAP2)は、元々は知的障害がある人の就労課題を評価するもので、仕事のハードスキルだけではなく、ソフトスキルが把握でき、障害の程度や課題、支援ニーズを明確に見出せるツールです。
障害者職業総合センター研究員を経て、多くの障害者就労問題・課題に関わってきた梅永雄二先生が手がけた本書、『発達障害の人の就労アセスメントツール』は、誰でもできる簡易なアセスメントで、職場や作業所など多様な現場で活用でき、個々の能力・特性にあった支援を行う手助けとなる1冊です。支援に携わる人など、アセスメントについて関心がある方にぜひおすすめしたい一冊です。
困難に直面しても立ち直る力を育む!ーー『「たすけて!」は生きぬくための合言葉 レジリエンスが育つ たすけ合い体感ゲーム』
『「たすけて!」は生きぬくための合言葉 レジリエンスが育つ たすけ合い体感ゲーム』
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レジリエンスとは、困難に直面して落ち込んでも立ち直る心の力のことです。そんなレジリエンスについて着目した本書。著者は、小学校の教師として多くの子どもたちと関わりながら、「子どものレジリエンス研究会」の代表も務める上島博さん。
上島さんは、変化が激しい今の時代の子どもにとって、失敗してもそれを糧として成長していく、しなやかでへこたれない心の力は必要不可欠だと語ります。本書は『たすけ合い体感ゲーム』といったゲームを通じて、レジリエンスについて学べる仕組みが整えられています。
ゲームをしていくうちに、「たすけて!」と声に出すのは決してはずかしいことではないことや、困っている人をたすけられたら自分も幸せな気持ちになれること、が自然とインプットされていきます。子どもの生きやすさ、成長を考えるうえで非常に参考になる一冊です。
上島さんは、変化が激しい今の時代の子どもにとって、失敗してもそれを糧として成長していく、しなやかでへこたれない心の力は必要不可欠だと語ります。本書は『たすけ合い体感ゲーム』といったゲームを通じて、レジリエンスについて学べる仕組みが整えられています。
ゲームをしていくうちに、「たすけて!」と声に出すのは決してはずかしいことではないことや、困っている人をたすけられたら自分も幸せな気持ちになれること、が自然とインプットされていきます。子どもの生きやすさ、成長を考えるうえで非常に参考になる一冊です。
睡眠についての最新研究をご紹介ーー「発達障害当事者の睡眠困難と発達支援の研究」
発達障害当事者の睡眠困難と発達支援の研究
風間書房
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近年、子どもや若者の生活リズムの乱れや心身の不調が大きな問題となっています。その背景としてあげられるのが、睡眠時間の短縮や夜型化です。現代のこども・若者の睡眠困難に着目する中で、発達障害当事者の多くが何らかの睡眠困難を有していることがわかっています。本書は、そんな発達障害当事者が有する睡眠困難の実態や支援ニーズを解明し、発達支援の課題を明らかにすることを目的として執筆されました。
本書は国内外の論文から、最新の睡眠困難についての研究動向を紹介すると同時に、学齢期や成人期など年代ごとに起こりうる睡眠困難について研究を深め、支援方法を検討しています。子どもの睡眠困難に悩む保護者の方や、支援に携わる方に読んでいただきたい一冊です。
本書は国内外の論文から、最新の睡眠困難についての研究動向を紹介すると同時に、学齢期や成人期など年代ごとに起こりうる睡眠困難について研究を深め、支援方法を検討しています。子どもの睡眠困難に悩む保護者の方や、支援に携わる方に読んでいただきたい一冊です。
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